過酷な冒険のエピソードを披露 世界五大山脈を走破した瀬戸圭祐さんが講演

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 アドベンチャーサイクリスト、瀬戸圭祐さんの講演「世界五大山脈を自転車での走破に賭けた日々」が8月12日、東京・代々木の国立オリンピック記念青少年総合センターで開催され、旅や冒険に関心が深い約40人のサイクリストらが熱心に耳を傾けた。

講演する瀬戸圭祐さん講演する瀬戸圭祐さん

 瀬戸さんは中学1年で初めて泊りがけのサイクリングを経験し、高校時代には日本各地の山岳を走破。大学に入ると世界の山岳への挑戦を目指し、1980年に北米大陸のロッキー山脈5000kmを縦断、81年にはスカンジナビア山脈、アルプス山脈、ヒンドゥークシュ山脈、カラコルム山脈を走破した。当時、自転車雑誌で3年以上に渡り冒険談を連載していた。

アルプスでは、自転車と共にピークハンティングに向かったが…(瀬戸さん提供)アルプスでは、自転車と共にピークハンティングに向かったが…(瀬戸さん提供)
ヒンドゥークシュ山脈では、ガレ場のような道をひたすら走った(瀬戸さん提供)ヒンドゥークシュ山脈では、ガレ場のような道をひたすら走った(瀬戸さん提供)

 講演では、アメリカでの冒険を走り始めた際にいきなりブレーキ台座が割れ、自分で補修したことや、ロッキー山脈でクマを避けるためトイレで眠ったエピソード、高山病での搬送と入院など、過酷なアドベンチャーの経験談が次々に披露された。一方で、アメリカのキャンプ場では、日本から持参した味噌汁の粉末をおすそ分けし、ステーキなど豪華な食料を分けてもらうことも多かったとか。

 アルプス山脈では地元ガイドの反対を押し切り自転車を担いで高山へ登り、クレバスへ転落しそうになったことも。ヒンドゥークシュ山脈ではガレ場の山道走行や、文明が未発達な村での宿泊に苦労したという。

 極限のサイクリングを成し遂げた瀬戸さんだが、「自転車は日常的に楽しめるもの。私は40年もその楽しさにハマっている。皆さんにも本当に楽しんでもらいたい」と呼びかけた。

瀬戸圭祐さん瀬戸圭祐さん

 瀬戸さんは現在、NPO自転車活用推進研究会の理事などを務め、自転車の選び方や楽しみ方を伝える活動をライフワークにしている。この日の講演会は、シルクロードの研究や旅を志す「シルクロード雑学大学」が主催した。同団体は、「歴史の道を、調べて、学び、旅して、記録して、伝える」ことを志して約100人が活動する市民サークル。20年計画でシルクロードを走る自転車旅にも取り組んでいるという。
「シルクロード雑学大学」公式HP

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