ツール・ド・熊野2014 第3ステージ最終ステージは再びウィッパート勝利、ドラパックがワン・ツー マンセボが個人総合優勝

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 ツール・ド・熊野は6月1日、最終の第3ステージが和歌山県太地町で行われ、ワウテル・ウィッパート(オランダ、ドラパック プロフェッショナル)が25人のゴールスプリントを制して、第1ステージに続く勝利を収めた。4日間を通しての総合成績では、フランシスコ・マンセボ(スペイン、スカイダイブ ドバイ プロサイクリング)が手堅い走りでこのステージも4位に入り、個人総合優勝を飾った。

ワウテル・ウィッパート(ドラパックプロフェッショナルサイクリング)が今大会2勝目を挙げる。2位に入ってワン・ツーを決めたクラークがガッツポーズ(高木秀彰撮影)ワウテル・ウィッパート(ドラパックプロフェッショナルサイクリング)が今大会2勝目を挙げる。2位に入ってワン・ツーを決めたクラークがガッツポーズ(高木秀彰撮影)
UCIレースの選手たちを前に、子どもたちがストライダー競走(高木秀彰撮影)UCIレースの選手たちを前に、子どもたちがストライダー競走(高木秀彰撮影)
各賞ジャージ、左からポイント賞、山岳賞、個人総合、U23賞(高木秀彰撮影)各賞ジャージ、左からポイント賞、山岳賞、個人総合、U23賞(高木秀彰撮影)

 最終日は、捕鯨で知られる太地半島を巡る10kmの周回コースを10周する100kmのロードレース。切り立った丘と入り組んだ道を生かしたテクニカルコースだ。上りはわずか500mだが、真横に海を望みながら一気に駆け上がる。また漁港付近は狭い道と直角コーナーが連続し、下りも狭く急カーブが続くなど、ただ集団で走るだけでも消耗させられるコースだ。

スカイダイブドバイを中心にレースは展開(高木秀彰撮影)スカイダイブドバイを中心にレースは展開(高木秀彰撮影)

 総合争いが10位まで30秒以内と僅差のため、前半から総合逆転を狙う動きが見られた。エリック・シェパード(オーストラリア、OCBCシンガポール)、リカルド・ガルシア(スペイン、チームUKYO)、ダミアン・モニエ(フランス、ブリヂストンアンカー)ら、総合で1分差以内に付ける選手の逃げも形成されたが、総合首位のマンセボを擁するスカイダイブドバイがメーン集団を手堅くコントロール。逃げ切りを許さない展開となった。

 集団後方では落車や細かいトラブルが頻発。全体に厳しいコースレイアウトとなっているツール・ド・熊野だが、この日も10人以上がリタイアに追い込まれ、初日スタートした114人のうち、最終的に完走を果たしたのはわずか58人にとどまった。

太地港から山岳賞ポイントにかけては絶景が広がる(高木秀彰撮影)太地港から山岳賞ポイントにかけては絶景が広がる(高木秀彰撮影)

 終盤、ステージ優勝を狙う清水都貴(ブリヂストンアンカー)の動きが目立ったものの、最終回を前にメーン集団が吸収。25人に絞られた集団でのゴールスプリントは、ドラパック勢が完璧な動きを見せ、エーススプリンターのウィッパートが先頭を取った。

個人総合優勝はフランシスコ・マンセボ(スカイダイブドバイプロサイクリングチーム)(高木秀彰撮影)個人総合優勝はフランシスコ・マンセボ(スカイダイブドバイプロサイクリングチーム)(高木秀彰撮影)

 2位は同じくドラパックのクラークが取り、第1ステージに続くワン・ツーフィニッシュを決めてガッツポーズ。ドラパックはプロローグのクラークと合わせ、区間3勝を挙げる活躍を見せた。3位には吉田隼人(シマノレーシング)が入り、日本人選手では今大会唯一、ステージ3位以内の表彰台に立った。

 個人総合はマンセボが秒差の首位を守りきり、総合優勝を果たした。9年前のジャパンカップ以来となる2度目の来日だが、変わらぬ実力を日本のファンに披露した。

 総合ポイント賞はウィッパートが逆転して獲得、山岳賞はオスカル・プジョル(スペイン、スカイダイブドバイ)、U23賞は清水太己がそれぞれ守った。チーム総合はOCBCシンガポールが獲得した。

(レポート 池田新二/写真 高木秀彰)

第3ステージ上位3人の表彰。吉田隼人(シマノレーシング)が3位に入り、最終ステージでようやく日本人がステージの表彰に立った(高木秀彰撮影)第3ステージ上位3人の表彰。吉田隼人(シマノレーシング)が3位に入り、最終ステージでようやく日本人がステージの表彰に立った(高木秀彰撮影)
個人総合U23賞は清水太己(ジャパンナショナルチーム)(高木秀彰撮影)個人総合U23賞は清水太己(ジャパンナショナルチーム)(高木秀彰撮影)
個人総合ポイント賞はワウテル・ウィッパート(ドラパックプロフェッショナルサイクリング)(高木秀彰撮影)個人総合ポイント賞はワウテル・ウィッパート(ドラパックプロフェッショナルサイクリング)(高木秀彰撮影)
個人総合山岳賞はオスカル・プジョル(スカイダイブドバイプロサイクリングチーム)(高木秀彰撮影)個人総合山岳賞はオスカル・プジョル(スカイダイブドバイプロサイクリングチーム)(高木秀彰撮影)
チーム総合優勝はOCBCシンガポールコンチネンタルサイクリングチーム。2位チームUKYO、3位ブリヂストンアンカーサイクリングチーム(高木秀彰撮影)チーム総合優勝はOCBCシンガポールコンチネンタルサイクリングチーム。2位チームUKYO、3位ブリヂストンアンカーサイクリングチーム(高木秀彰撮影)

第3ステージ結果
1 ワウテル・ウィッパート(オランダ、ドラパック プロフェッショナル) 2時間27分48秒
2 ウィリアム・クラーク(オーストラリア、ドラパック プロフェッショナル) +0秒
3 吉田隼人(シマノレーシング)
4 フランシスコ・マンセボ(スペイン、スカイダイブ ドバイ プロサイクリング)
5 ホセビセンテ・トリビオ(スペイン、チームUKYO)
6 中根英登(愛三工業レーシングチーム)
7 エリック・シェパード(オーストラリア、OCBCシンガポール コンチネンタルサイクリング)
8 入部正太朗(シマノレーシング)
9 畑中勇介(シマノレーシング)
10 鈴木譲(宇都宮ブリッツェン)

個人総合
1 フランシスコ・マンセボ(スペイン、スカイダイブ ドバイ プロサイクリング) 8時間04分59秒
2 ホセビセンテ・トリビオ(スペイン、チームUKYO) +6秒
3 キャメロン・ベイリー(オーストラリア、OCBCシンガポール コンチネンタルサイクリング) +8秒
4 中根英登(愛三工業レーシングチーム) +10秒
7 エリック・シェパード(オーストラリア、OCBCシンガポール コンチネンタルサイクリング) +11秒
5 ラクラン・ノリス(オーストラリア、ドラパック プロフェッショナル) +12秒
6 ジャイ・クロフォード(オーストラリア、ドラパック プロフェッショナル) +12秒
8 トマ・ルバ(フランス、ブリヂストンアンカー サイクリングチーム) +14秒
9 リカルド・ガルシア(スペイン、チームUKYO) +22秒
10 増田成幸(宇都宮ブリッツェン) +26秒

ポイント賞
1 ワウテル・ウィッパート(オランダ、ドラパック プロフェッショナル) 18pts

山岳賞
1 オスカル・プジョル(スペイン、スカイダイブ ドバイ プロサイクリング) 18pts

U23総合
1 清水太己(ジャパンナショナルチーム) 5時間41分4秒

チーム総合
1 OCBCシンガポール コンチネンタルサイクリングチーム 24時間19分12秒
2 チームUKYO +11秒
3 ブリヂストンアンカー サイクリングチーム +2分53秒

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