【Teamユキヤ通信】ジロ・デ・イタリア2014 第17ステージ新城幸也が3度目の落車で再び尾てい骨を強打 「あと4ステージなのに…」と悔しさにじませる

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集団の中でチームメイトは固まって走行。エースのピエールを守る(Photo: Miwa IIJIMA)集団の中でチームメイトは固まって走行。エースのピエールを守る(Photo: Miwa IIJIMA)

 ジロ・デ・イタリア第17ステージ、新城幸也(チーム ヨーロッパカー)はメーン集団でゴールし、147位でレースを終えた。

 この日、スタート前に一波乱。前日の山岳ステージで、悪天候の中の下り区間をニュートラル(レースには関係ない猶予区間)にとするという主催者からの指示があったというチームと、それが伝わっていなかったというチームとの意見がぶつかり、さらにそんなことは言っていないという主催者側とが三つ巴の議論を繰り広げた。

 一部では第17ステージはストライキされるという噂も流れたものの、各チームの監督たちによる長い話し合いの末、レースは通常通りスタートした。逃げ切り勝ちを狙う選手にとって、この日は残り少ない活躍の場。序盤の下り基調からアタック合戦が始まった。

 60kmにも及んだハイスピードのアタック合戦は、26人の選手がエスケープしたところで終了。ヨーロッパカーからは、この日のコースが出身地を通るダビデ・マラカルネ(イタリア)が、地元の大声援に応える形で逃げの集団に入った。

 この逃げ集団には総合を脅かす選手がおらず、ほぼ全チームの選手が含まれているということもあり、メーン集団からの追い上げもないままそのまま終盤戦へ。最後は逃げ集団から抜け出した5人による勝負をステファノ・ピラッツィ(イタリア、バルディアーニ・CSF)が制し、ステージ優勝した。

逃げの集団でホームタウンを通過するダビデ・マラカルネ(Photo: Miwa IIJIMA​)逃げの集団でホームタウンを通過するダビデ・マラカルネ(Photo: Miwa IIJIMA )
ステージ優勝はバルディアーニ・CSFのピラッツィステージ優勝はバルディアーニ・CSFのピラッツィ

 新城は無難に後続集団でゴールしたかと思われたが、実はレース中、突然の雨でウィンドブレーカーを取りにチームカーまで下がった際に、まさかの落車を喫していた。新城の前を他チームのチームカーが2台並走し、監督が雑談しながらロータリーに入った際に、道幅が狭くなって一方のチームカーが急ブレーキ。すぐ後ろを走っていた新城はこれを避けきれず、今大会3度目の落車で再び尾てい骨を強打してしまった。

納得いかない表情で、落車の様子を語る新城(Photo: Miwa IIJIMA)納得いかない表情で、落車の様子を語る新城(Photo: Miwa IIJIMA)

 新城はこのチームカーに対し、すぐに抗議の意思を示したものの、チームカーからの謝罪はなく、逆に新城が責め立てられてしまうという後味の悪い結果になってしまった。

 新城はメーン集団でゴールしたものの、ゴール後は「また、落車…」と、痛みと悔しさに耐えるように声を絞り出した。落車の状況を説明して、「また同じところを打った。あと4ステージなのに…」と語り、チームバスへと戻った。

 翌第18ステージは1級、2級、そして、1級の山頂ゴールと、再び山岳ステージ。新城は総合4位のピエール・ローランのアシストとして、できる限りのことをするのみのステージとなる。

(レポート 飯島美和)

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