国内生産にこだわる「サカイサイクル」直販店が出店高架下のスペースに自転車店と工具店がオープン 駅間をつなぐ南海電鉄のプロジェクト

  • 一覧

 南海電鉄は、難波界隈(かいわい)の高架下の空いたスペースを活用し、個性的な店を誘致する「なんばEKIKAN(駅間)プロジェクト」を進めている。「趣味性」などを重視して店を誘致し、第1期として、自転車と工具を販売する2店がオープンした。6月にはバーベキューレストランもオープンする予定で、駅と駅をつなぐ「EKIKAN」空間の活性化を目指す。(産経新聞大阪社会部 西山保子)

周辺への騒音気にならず

南海電鉄が個性的な店を誘致している難波界隈の高架下南海電鉄が個性的な店を誘致している難波界隈の高架下

 プロジェクトの第1期は平成24年、難波―天下茶屋駅間(約3km)の高架下の一部区間(約100m)を対象に始めた。

 昭和20年代以降、運送会社の倉庫や事務所として長年使われてきたが、ここ数年は空きスペースとなっていたため、趣味性や個性を重視して入居する店を募集した。

 誘致スペースは約890平方メートル。高架下の特徴を生かし、天井部分などには、あえて高架を支えるコンクリート製の柱をむきだしのまま残した。

 今回出店したのは、自転車の生産が盛んな堺市で誕生し、国内生産にこだわる「サカイサイクル」の直販店「サイクルヒーロー」と、大阪市生野区で工具をインターネット販売している「DIY-Tool.com」の「DIYファクトリーオオサカ」。

 高架下は通常、電車の騒音や振動が入居する店に敬遠されがちだが、今回の2店は、いずれも自転車を修理したり工具を実演販売したりする際に騒音が出るため、誘致の障害にはならなかったという。

 DIYファクトリーオオサカの白浜匠太郎店長(25)は「実演販売などの際に、むしろ周辺への騒音などを気にせず、思い切って工具を使える」と高架下の環境を歓迎する。

個性的な店でにぎわい

 一方、6月にオープン予定のバーベキューレストランにはオープンテラスがあり、100人規模のパーティーも可能。プロジェクトの第2期として来春、新たに2、3店がオープンする予定で、一帯の集客力が向上しそうだ。

 難波界隈は近年、新たに若者向けのライブハウスができたほか、阪神高速道路の高架下にも飲食店街がオープンするなど個性的な店でにぎわいをみせており、通称「なんミナエリア」とも呼ばれている。

 南海流通営業本部企画部の座古達郎主任(29)は「高架下の店をきっかけに、新たな街のエリアが形成されて連鎖的につながり、活性化につながれば」と期待している。 

MSN産経ニュースwestより)

  • 一覧

新着ニュース

もっと見る

ピックアップ

e-BIKE最新特集

スペシャル

自転車協会バナー

ソーシャルランキング

インプレッション

インプレッション一覧へ

連載