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子育て満点バイク in アジア<5>インドネシア・バリ島を家族で楽しむ自転車旅行へ サイクリング後はおいしい食事とオイルマッサージ

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 インドネシアのバリ島へ家族で自転車旅行に行ってきました。私ひとりでは、5年前にも走ったことがあります。その時の1周約400km、3泊4日の道のりでは、青い海と空、深い緑のココナッツの森やライステラス、街角でふと耳にするガムランの音色、あちこちに祀られた神様やお祈りをする人の姿などとても美しい風景が印象に残っていて、ここなら「家族で走れるだろう」と今回バリ島を選びました。

夕方からサイクリングへ。宿へ戻るとチャリオットの中で子どもたちは寝ていました夕方からサイクリングへ。宿へ戻るとチャリオットの中で子どもたちは寝ていました

想定外のサバイバル・ロード

 持参する荷物は自転車2台、ふたり乗り用チャリオット1台、スーツケース1つに夫と私それぞれのリュックです。そして2歳半と4カ月の息子たち。大荷物でシンガポールを発ち、2時間半のフライトでバリに到着しました。

大荷物! 自宅から空港へはタクシーで移動しました大荷物! 自宅から空港へはタクシーで移動しました
トラック、バス、乗用車、モーターバイクが狭い道をものすごいスピードで走るトラック、バス、乗用車、モーターバイクが狭い道をものすごいスピードで走る

 翌日の夕方、交通量が多くストレスフルな都市を避けるため、中心部のクタから交通量の少なくなる町外れまではタクシーで移動しました。さぁ楽しいサイクリングのはじまり!…のはずが、おかしい。どこまで走っても交通量が減らないのです。トラック、高速バス、モーターバイクが灰色の煙を吐き出しながらスピードを出して走っています。見通しの悪い道で反対車線にはみ出し無理やり追い越し、さらには側道を逆走してくるバイクまでいました。

 あれ、バリって自転車の楽園じゃなかったっけ? タクシーを降りてから気づいたのですが、どうやらタクシードライバーにだいぶ手前で降ろされてしまったようです。ありえないくらい値切ったので仕方ないのですが(笑)。この日の走行距離は25km程度だったはずが、40km走ることになってしまいました。

子連れ旅では宿はすべて事前予約

暗くなったのでサイクリング終了。小さな商店で宿の迎えを待つ間、我が家の息子は子どもたちと犬と仲良く遊んでいました暗くなったのでサイクリング終了。小さな商店で宿の迎えを待つ間、我が家の息子は子どもたちと犬と仲良く遊んでいました

 ものすごい交通量の中を走ること2時間、「あぁそろそろ日が暮れてきたなぁ」と思って間もなく一気に夜になり、あたりは真っ暗に。道端には事故の残骸があったばかりでなく、救急車も数台目にしました。これは危険だと判断をして、走るのをやめて宿の人に迎えに来てもらうことにしました。

 私ひとりの時は1日100kmを目安に目的地を定め、そこにホテルがあることを確認しておくだけで予約を入れたことはなかったのですが、今回はあらかじめインターネットで宿を探しすべて予約をしていきました。子ども連れて宿を探し回るのは大変です。また、宿が決まっていると必ずそこまでたどり着かなくてはならないデメリットがあるものの、迎えに来てもらえるというメリットもあります。

 道路脇の小さな商店に自転車を止めて宿に電話をかけ、商店の人に代わってもらい現在地の住所を説明してもらいました。「すぐ行くから!」とマイクロバスが来たのは2時間後。おかげで商店の子どもたちや犬と、息子たちが仲良くなって楽しく遊ぶことができましたよ。

インドネシア料理後はバリマッサージ

 真っ暗な夜に到着した翌朝、太陽が昇り部屋の外に出てみると目の前に白い砂浜そして真っ青な海が広がっていました。部屋は屋根が高く広々としたコテージ、庭には色とりどりの美しい花、ココナッツの木にはハンモックがかけられています。あまりに居心地がいい宿だったのでまずはゆっくりと過ごし、夕方出発のサイクリングをすることにしました。

ココナッツの木にかかったハンモック。ここでゆっくり本でも読みたいですねココナッツの木にかかったハンモック。ここでゆっくり本でも読みたいですね

 暑くて走ることができない昼間はゆっくり、またはサーフィンに出かけ、朝か夕方の涼しい時に一気に走る、というのが熱帯の旅のスタイルです。

 サイクリング中は、道端で売られるドリアンにつられてまさかの“ドリアン休憩”。ドリアンを冷蔵庫に水のボトルと一緒に入れておくと、水がみごとドリアンの味になるという破壊力です! 40kmほど走り宿に戻ったら、シャワーを浴びてナシゴレンやサテ、ガドガドなどおいしいインドネシア料理を満喫しました。そして締めはマッサージです。

お花はバリのおもてなしですお花はバリのおもてなしです
道端のドリアン屋でまさかの“ドリアン休憩”道端のドリアン屋でまさかの“ドリアン休憩”

 バリマッサージでは、オイルを使いながらゆっくり身体をほぐしていきます。町のあちこちにマッサージ屋があり、1時間500円から1000円で受けられます。私は脚、特に太ももを重点的にお願いしていたのですが、マッサージが終わると張っていた脚も軽くなるなどサイクリストにとっては最高でした。さぁ、明日は早起きして走るぞ!

山田美緒山田美緒(やまだ・みお)

サイクリストとして世界中を旅した経験から一般社団法人コグウェイを設立し、「四国ディスカバリーライド」「コグウェイin台湾」などを主催。著書に、アフリカ大陸縦断記をまとめた『マンゴーと丸坊主』、女性サイクリストたちとの旅や交流の体験記『満点バイク』がある。2014年3月よりシンガポール在住。ブログURL(http://mantem.exblog.jp/

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