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ツアー・オブ・ジャパン2014 アフターパーティーランプレ・メリダの選手が本音トーク 東京ステージ優勝のボニファジオは「最後までひたすらガマン」

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TOJ後のパーティーでファンとゲームなどで交流するランプレ・メリダ=東京都港区TOJ後のパーティーでファンとゲームなどで交流するランプレ・メリダ=東京都港区

 25日に開催されたツアー・オブ・ジャパン(TOJ)最終日の第6ステージ(東京ステージ)をニッコロ・ボニファジオのスプリント勝利で飾ったイタリアの強豪チーム、ランプレ・メリダが同夜、東京プリンスホテルでアフターパーティーを開いた。会場にはボニファジオをはじめ、世界的な強豪選手として知られ日本でもファンが多いフィリッポ・ポッツァートらが顔を揃え、ファンとの交流やレース後の食事を楽しんだ。

2年越しの勝利で有終の美 「失敗したら殺されていたよ」

質疑応答で舞台に立つニッコロ・ボニファジオ質疑応答で舞台に立つニッコロ・ボニファジオ

 チーム最年少で20歳のボニファジオは、少し緊張気味に会場へ姿を現した。この日、TOJ参戦2年目のチームに待望のステージ勝利をもたらしたことに加え、18日には第1ステージ(堺ステージ)に先立って行われたエキシビジョン「堺国際クリテリウム」を制し、チームの勢いと好調さをアピールした。

 24日の第5ステージ(伊豆ステージ)でチームメートのポッツァートを含め多数の選手が失格になったことにより、東京ステージは出走者が41人と人数が減り、平均時速47.5kmとハイスピードなレース展開になった。ボニファジオは、「逃げることは不可能だったので、最後までひたすらガマンのステージだった。ラスト200mまではチームメート(アンドレア・パリーニ)に耐えてもらい、その後は自分の脚でがんばった」と勝利を振り返った。

 ただし、第2ステージ(美濃ステージ)ではスプリント勝負でドラパック プロフェッショナルサイクリングの選手に競り負けるシーンもあった。ボニファジオは、「美濃ではコースを甘くみていて失敗したが、逆にちゃんとやれば自分にも勝てるチャンスがあることが分かった。東京でまた失敗したらチームメートに殺されていたと思うよ」と話し、会場の笑いを誘っていた。

質問者は元宇都宮ブリッツェンの中村誠さんで通訳はマルコ・ファヴァロさん。各選手に合わせたするどい質問が飛んだ質問者は元宇都宮ブリッツェンの中村誠さんで通訳はマルコ・ファヴァロさん。各選手に合わせたするどい質問が飛んだ
チームメートの質疑応答をリラックスして聞くメンバーチームメートの質疑応答をリラックスして聞くメンバー
Cyclistのゴール写真(米山一輝撮影)にサインを入れてプレゼントに。アンドレア・パリーニは「ぼくの顔は隠れちゃってるけどね!」Cyclistのゴール写真(米山一輝撮影)にサインを入れてプレゼントに。アンドレア・パリーニは「ぼくの顔は隠れちゃってるけどね!」

 初来日で参戦したTOJは、「移動時間・距離が長くて体を休めることができず、こたえた」と話し、また距離146.4kmで獲得標高が4000mに及ぶ伊豆ステージについては、「今回、最も過酷なステージだった。走り切ることができたのは自分でも不思議なくらい」と振り返った。このあと来月のレースまで、体を休ませながら調整していくという。

 ボニファジオのアシストとして最終ステージで活躍をしたパリーニは、昨年から2年連続でTOJに出場した。今年のレースについて、「去年よりコンディションがよかったし、どのステージがつらいかなど把握できていたのでうまく走ることができた」と笑顔でコメントした。

 一方、伊豆ステージの話題になると「オーガナイザーと選手たちの間で(足切りとなるタイムや走行状況といった点で)うまく連携が取れていなかったのではないか」と、大勢の失格者が出た事態に戸惑いを隠せない様子だった。

「朝食を食べたきりなのでお腹ペコペコ」と食事を楽しんでいたマッサージャーのマッシミリアーノ・ナポリターノ(右)とメカニックのモリス・ポッソーニ「朝食を食べたきりなのでお腹ペコペコ」と食事を楽しんでいたマッサージャーのマッシミリアーノ・ナポリターノ(右)とメカニックのモリス・ポッソーニ
食事をしながら、TOJ東京ステージのレース動画に目が釘付けなフィリッポ・ポッツァートらランプレ・メリダの選手食事をしながら、TOJ東京ステージのレース動画に目が釘付けなフィリッポ・ポッツァートらランプレ・メリダの選手
パスタの取り分けの申し出を断るヴァレ­リオ・コンティ(奥)。「だってソースをいっぱい取りたいんだ」パスタの取り分けの申し出を断るヴァレ­リオ・コンティ(奥)。「だってソースをいっぱい取りたいんだ」
メリダの国内販売を担当するミヤタサイクルから、各選手のカタカナ名の刺繍入り火消しはっぴが贈られた。中央がミヤタサイクルの高谷信一郎社長メリダの国内販売を担当するミヤタサイクルから、各選手のカタカナ名の刺繍入り火消しはっぴが贈られた。中央がミヤタサイクルの高谷信一郎社長

悔しさと喜びを表したポッツァート

「東京ステージは自分の脚で走りたかった」とフィリッポ・ポッツァート「東京ステージは自分の脚で走りたかった」とフィリッポ・ポッツァート

 2000年の「ツール・ド・おきなわ」以来2度目の来日となったポッツァートは、TOJ参戦について「いい経験となった」と前向きに話した。同じ時期に行われている「ジロ・デ・イタリア」を見送っての来日となったが、「リフレッシュすることができた」とコンディション調整に成果があった点を強調した。

 失格扱いとされた伊豆ステージに触れ、「ふつうは考えられないようなハードなコース設計で、(第4の)富士山ステージよりも断然きつかった。東京ステージの周回は自分の脚で走りたいと心から思った」と悔しさをにじませながらも、「ボニファジオが勝ってくれて救われた」とチームメートの勝利を喜んだ。

Cyclist連載「201cmのサイクリスト」でもおなじみの元バレーボール選手、山本隆弘さんと並んだフィリッポ・ポッツァートCyclist連載「201cmのサイクリスト」でもおなじみの元バレーボール選手、山本隆弘さんと並んだフィリッポ・ポッツァート
じゃんけんでプレゼントを獲得し、フィリッポ・ポッツァートのキスを受ける女性じゃんけんでプレゼントを獲得し、フィリッポ・ポッツァートのキスを受ける女性
メリダの国内販売を担当するミヤタサイクルから、各選手のカタカナ名の刺繍入り火消しはっぴが贈られ喜ぶブルーノ・ヴィッチーノ監督(左)とフィリッポ・ポッツァートメリダの国内販売を担当するミヤタサイクルから、各選手のカタカナ名の刺繍入り火消しはっぴが贈られ喜ぶブルーノ・ヴィッチーノ監督(左)とフィリッポ・ポッツァート

 日本では、スポンサーのパーティーや交流ライドなどのファンサービス、ステージ間の移動などで多忙な日々を過ごしたポッツァート。「すべてのスケジュールを終えたら、ファッサ・ボルトロ時代の仲間、中野(喜文さん)と会う予定」とリラックスした表情で話した。

パーティーを楽しんだ選手たち

 パーティー会場で、寿司を箸を使って上手に取ったり、インタビューに応じたりするランプレ・メリダの選手の様子を動画でご覧ください。

文・写真 柄沢亜希、動画 マルコ・ファヴァロ

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