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ツアー・オブ・ジャパン2014TOJをきっかけにマイヨ・アルカンシエル獲得を フィリッポ・ポッツァート独占インタビュー

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 5月18~25日の日程で開催されているツアー・オブ・ジャパン2014(TOJ)に出場している欧州のトップ・プロ選手、フィリッポ・ポッツァート(イタリア、ランプレ・メリダ)が22日、Cyclistの単独インタビューに応じ、イタリアから遠い日本で復帰戦を迎えた意義や自身の役割、TOJの特徴などについて語った。そして、今回のTOJ出場を、世界チャンピオンの証であるマイヨ・アルカンシエル獲得につなげたいと意気込んだ。(レポート 福光俊介)

若い選手が学び、経験を積めるよう後押ししたい

自身のブランド「pippoPozzato」のTシャツをアピールするフィリッポ・ポッツァート。彼のブランドへは、日本からの注文も多く寄せられているとか。この日は本人の希望で、ベッドでのインタビューとなった (福光俊介撮影)自身のブランド「pippoPozzato」のTシャツをアピールするフィリッポ・ポッツァート。彼のブランドへは、日本からの注文も多く寄せられているとか。この日は本人の希望で、ベッドでのインタビューとなった (福光俊介撮影)

 23日のTOJ第4ステージ(富士山ステージ)を控え、22日は富士山麓の静岡県小山町へ移動したランプレ・メリダの選手たち。ポッツァートは到着後、テレビインタビューの収録に臨み、その後はレースコースの試走へと出かけた。試走そのものは短めで、チームメートより先に宿舎へ戻り、念入りにマッサージを受けた。

 インタビューは、マッサージを終えたあと、夕食までのリラックスタイムに行った。

――TOJ第3ステージまでを終えて、自身の走りはいかがですか

 「1カ月間の休養を経てのレースなので、自らの成績よりも、若い選手が学び、経験を積めるよう後押しできればと思って走っている。また、グランツールに向けた準備のレースとして臨んでいる」

ツアー・オブ・ジャパンの第3ステージ(南信州ステージ)で、若いチームメイトを引き連れて集団を牽引するフィリッポ・ポッツァート(先頭) (5月21日、福光俊介撮影)ツアー・オブ・ジャパンの第3ステージ(南信州ステージ)で、若いチームメイトを引き連れて集団を牽引するフィリッポ・ポッツァート(先頭) (5月21日、福光俊介撮影)

9月の世界選手権のコースは試走済み

――あなたのTOJ出場を、日本のファンは大きな驚きをもって迎えた。来日を決意した理由は?

 「スポンサーの意向による部分がまず1つ。続いて、私自身が日本へ行きたいと思っていたこと。何より、スポンサー企業が根付いている国で、自分たちの走りを披露できる機会があることをとても光栄に思っている」

トレーニングを終えて、マッサージを受けているときが至福の時間だという(福光俊介撮影)トレーニングを終えて、マッサージを受けているときが至福の時間だという(福光俊介撮影)

――TOJやジャパンカップといった日本の大きなレースに出場した選手は、その後、世界で活躍すると日本のファンの間で囁かれている

 「おぉ、それは初めて聞いた! 私もTOJをきっかけに今後大きな結果を残していきたい」

――TOJ以降のスケジュールと目標レースは?

 「6月末のイタリア選手権に出場し、その後ツール・ド・フランスに臨む予定だ。そして、9月の世界選手権(スペイン・ポンフェラーダ)のイタリア代表入りを目指している。世界選手権のコースはすでに試走済み。とても良いコースで、手応えをつかんでいる」

※ロードイタリア代表のダヴィデ・カッサーニ新監督は、チーム構想の一環としてロングリスト(候補選手)をインタビューなどでたびたび明らかにしており、その中にポッツァートの名も含まれている。

週に1回は日本食を食べている

――TOJ第2ステージでは繰り上げでブルーのポイント賞ジャージを着た。以前はイタリアチャンピオンジャージも手にした。あなたにはスペシャルジャージがお似合いだ

 「ハハハ…じゃあ9月には新たなスペシャルジャージ(世界選優勝者が着るマイヨ・アルカンシエル)を手に入れなければ!」

マッサージ中に観ていたテレビ番組は大相撲中継。「リアルタイムで相撲を観るのは初めて」とのこと(福光俊介撮影)マッサージ中に観ていたテレビ番組は大相撲中継。「リアルタイムで相撲を観るのは初めて」とのこと(福光俊介撮影)

――TOJは1週間程度のステージレースですが、2日間の移動日が設けられる。TOJのスタイルはどう映りますか?

 「確かにわれわれから見れば特殊なレースだ。休みが2日間あるというだけでなく、レース後の移動距離が長いとも感じている。そうした意味で、レース距離自体は短めとはいえ、全体を通してハードな大会だ。一方で、ステージ数が少ない分、体力面ではやりやすく、私のような休養明けの選手にとっては無理なく臨めるメリットもある。その点も、今回出場を決めた一因に挙げられる」

――親日家といわれています。日本の何が一番好き?

 「日本文化全般が好きだが、一番を挙げるなら寿司。イタリアでの生活では、1週間に1回は必ず日本食を食べているよ」

フィリッポ・ポッツァートフィリッポ・ポッツァート

イタリア・ヴェネト州ヴィチェンツァ県出身。ジュニア時代はロードとトラックを並行し、ジュニア世界選手権で4つのメダル(銀メダル2、銅メダル2)を獲得。2000年のプロデビュー以降も、数多くのレースで勝利を収めている、イタリアを代表するライダーの1人。2006年にミラノ~サンレモ優勝。2009年にはイタリア選手権ロードでも制した。ツール・ド・フランスでは2004年と2007年に、ジロ・デ・イタリアでは2010年にステージ優勝。2013年シーズンからランプレ・メリダに所属。1981年9月10日生まれの32歳。

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