Cyclist編集部が体験取材シャワーや専用ロッカー完備で安心の“じてつう” 日比谷公園地下の駐輪施設「HIBIYA RIDE」へ潜入 

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自転車駐輪施設「HIBIYA RIDE」を体験!自転車駐輪施設「HIBIYA RIDE」を体験!

 東京都千代田区の日比谷公園は、緑豊かな都会のオアシスとして、また日比谷大音楽堂(野音)に代表されるイベント会場として、さらにはサイクルロードレース「ツアー・オブ・ジャパン」東京ステージのスタート地点として、多くの人に親しまれている。そんな公園の地下にある駐車場に、なんと都内最大規模の自転車駐輪施設「HIBIYA RIDE」があるという。Cyclist編集部と同じ区にある施設となれば「行ってみるしかない!」。社内の自転車好きメンズを連れ立って、さっそく体験取材に訪れた。

大きな期待を抱いて日比谷公園へ

Cyclist編集部の入る大手町サンケイビルから取材へ向かうCyclist編集部の入る大手町サンケイビルから取材へ向かう

 HIBIYA RIDEは2013年2月にオープン。自転車の収容台数は計117台で、シャワールームや会員専用ロッカー、衣類の乾燥室などサイクリストのニーズを満たす設備が充実している。

 今回取材に向かったメンバーは三者三様、タイプが異なるサイクリストだが、自転車を愛する想いは同じ。受付にスタッフが常駐するHIBIYA RIDEでは安心して駐輪しておくことができ、さらにライドでかいた汗をすっきり流すことができるとあって、大きな期待を抱いて乗り込んだ。

 地下への入り口は3カ所あり、メインとなるのはクルマと同じスロープ式の入り口だ。通常、自転車で乗りつける際はここを利用する。取材時にはスロープ周りにHIBIYA RIDEの案内がなく、少し心もとなく感じたが、自転車が進入できることを示すサインは路面や側面にしっかりとペイントされていた。ほかの2カ所の入り口は階段式で、こちらには控えめにHIBIYA RIDEの案内が出ていた。駐輪した自転車を受け取るため徒歩で施設へ向かう際に利用したい。

メインの入り口はクルマと同じスロープ式メインの入り口はクルマと同じスロープ式
階段の入り口には案内がありました階段の入り口には案内がありました

Cyclistスタッフも感嘆! 地下に広がる素敵な空間

自転車の路面ペイントをたどっていくとぽっかりと素敵な空間が現れた自転車の路面ペイントをたどっていくとぽっかりと素敵な空間が現れた

 隠れ家に潜入するような気持ちで自転車を押してスロープを下って行くと、薄暗い地下駐車場の一角が何やらぼんやりと明るい。スポーツジム、あるいはカフェとも見まごうエントランスは、清潔感のある白壁にナチュラルな木のフロアが続く空間だ。隣で自転車を押していた男性陣からも「よくある駐輪場のイメージとは全然違う」「都会のど真ん中にこんな素敵な駐輪場があるとは!」と感嘆の声があがった。

 幅広の自動ドアから自転車を押して入り、受付に向かった。会員証を提示すれば、ロッカーキーとふかふかのタオルを受け取れる。バイクラックは2種類用意され、手前が「サイクル会員A」向けの縦置きラック、奥に広がるのは「サイクル会員B」「ビジター」向けの2段式ラックだ。

「サイクル会員A」向けの縦置きラック「サイクル会員A」向けの縦置きラック
「サイクル会員B」「ビジター」向けの2段式ラック「サイクル会員B」「ビジター」向けの2段式ラック
バイク置き場横の保管用ロッカー(ハーフサイズ)バイク置き場横の保管用ロッカー(ハーフサイズ)

 バイク置き場横に並んだナンバーキー付きの保管用ロッカーは、ラックに対応する番号が振られ、会員が個人用として使うことができる。サイズは縦に長いロングサイズとハーフサイズが用意され、前者は「サイクル会員A」、後者は「サイクル会員B」用となっている。ロッカーの大きさは、革靴やバッグが入るだけでなく、ロングサイズならスーツを掛けておくにも十分。ジャージ姿で自転車通勤をしても、出勤前にHIBIYA RIDEでビジネス戦士に変身できるというわけだ。

 さらに奥へ進むと、ハンガーポールやシューズラックが装備された乾燥室があった。通勤に使ったジャージを手洗いしてここに置いておけば、帰宅時までには乾いてサラサラのジャージを再び着ることができるのだという。乾燥機が効いた部屋には取材時にもウェアなどが並び、利用者に好評な様子が伝わってきた。

バイク置き場奥からエントランス方向を眺めた様子バイク置き場奥からエントランス方向を眺めた様子

清潔なシャワールーム 高級感あるアメニティ

女性更衣室内部の様子女性更衣室内部の様子

 受付カウンターを挟んでバイク置き場の反対側が、トイレを備えた男女別の更衣室とシャワーブースだ。ロッカー数は各60個で、受付時に受け取ったロッカーキーを使用する。こちらは前出の保管用ロッカーとは異なり、一時的な利用者向け。

 一般ロッカー上部に設けられた靴など小物が対象となる小さなロッカーは、「サイクル・シューズロッカー会員」向けの個人ロッカーで、やはり各60個用意されている。同会員は、バイクラックを利用するたびに別料金がかかるが、ほかの会員タイプと比べて料金が割安に設定されている。「会社に向かう際の革靴やハイヒールでは自転車に乗れないので置靴用シューズロッカーが欲しい」というビジネスパーソン向けのプランなっている。ランニング用シューズ置きなどにも便利そうだ。

シャワーブースは男性5つ、女性7つ用意シャワーブースは男性5つ、女性7つ用意
アメニティが充実したシャワーブースアメニティが充実したシャワーブース
女性更衣室はドレッサースペースを広く設けた女性更衣室はドレッサースペースを広く設けた
男女ともにドライヤーを常備した更衣室男女ともにドライヤーを常備した更衣室

 ブルー系にコーディネートされた男性更衣室は、シャワーブース5つと洗面台3つを備える。女性更衣室はグリーン系にコーディネートされ、シャワーブースは7つ、洗面台は大小合わせて4つ。ドレッサースペースも広く設けられた。更衣室には男女ともに、手洗いしたウェアに便利な脱水機や、ヘアドライヤーが設置されている。

 暑くなったこの日、同行した男性陣がシャワーを利用した。それによると、「シャワーブースは清潔で手入れが行き届き、またブースごとに着替えのスペースがあって、プライバシーが保たれている。シャワーの水圧を変更できる点や、ブースに座れる場所があるのが使いやすい。ブースに設置されているアメニティも高級感があり、気持よくリフレッシュできた」と絶賛するほどの使用感だった。

「ビジター」は初期登録料無料

HIBIYA RIDEで爽やかビジネスマンに変身して会社へ向かうHIBIYA RIDEで爽やかビジネスマンに変身して会社へ向かう

 そのほかHIBIYA RIDEには、利用者向けに空気入れや簡易工具が用意されている。また2段式バイクラックやシャワー、更衣室の1日だけ利用できる「ビジター」プランもあり、こちらは初期登録料なしで気軽に利用ができる。有料でタオルのレンタルも可能だ(206円)。

 この日の取材時にHIBIYA RIDEにやってきた網倉直樹さん(61)は、3カ月ほど前からこの施設を利用しているという。網倉さんは「通勤は神奈川県から片道24kmくらい。利用料金は電車の定期代とトントンですが、シャワーでさっぱりしてから出勤できるのがいいですね。仕事中は長時間自転車から離れているので、ここに停めれば安心です」と満足そうな様子で語った。

 HIBIYA RIDEを運営するNEXCO東日本の新事業開発部の竹川郁子さんは、「シャワーブースにプライベートな脱衣スペースを設けるなど、設備の充実をはかりました。女性サイクリストにもぜひ利用してもらいたい」とアピールしている。

「HIBIYA RIDE」施設概要

 所在地: 千代田区日比谷公園1-2 日比谷駐車場内(B1階)
 電話番号: 03-3591-1462
 営業時間:
  平日|6:30-23:00
  土曜日|8:00-20:00
  日曜・祝日|8:00-18:00
 定休日: 第三水曜日10:00-16:00(月1回のメンテナンス日の日中)、年末年始

会員種別&料金(個人向け)

※料金はすべて税込み価格
■ビジター
 <サイクルビジター>
  -利用可能設備: バイクラック(2段式)、シャワー、更衣室
  -利用料: 1,543円/日
  -初期登録料: 不要
■個人会員(月単位での契約)
 <サイクルA>
  -利用可能設備: 専用バイクラック、保管用ロッカー、シャワー(タオル無料)、更衣室
  -利用料: 23,657円/月 ※初回月額は日割り計算
  -初期登録料: 10,286円
 <サイクルB>
  -利用可能設備: 専用バイクラック(2段式)、保管用ロッカー(ハーフサイズ)、シャワー(タオル無料)、更衣室
  -利用料: 15,429円/月 ※初回月額は日割り計算
  -初期登録料: 10,286円
 <サイクル・シューズロッカー>
  -利用可能設備: 保管用ロッカー(小)、シャワー(タオル無料)、更衣室 ※バイクラック利用料: 1,000円/回
  -利用料: 5,000円/月 ※初回月額は日割り計算
  -初期登録料: 5,000円
 
※団体向けなどの情報はウェブサイトに掲載

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