“命を預ける乗り物”だから―子供には体格に合った自転車を 専門家に聞く安全な練習方法と買い替え時期

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 自転車で走るのが気持ち良い季節が訪れた。子供用の自転車もデザインや色のバリエーションが増え、選ぶ楽しみもある。ただ、自転車は子供の命を預ける乗り物。安全に自転車に乗るには子供の体格に合った自転車を選ぶことが大切だ。専門家に聞いた。(産経新聞文化部・油原聡子)

大きめ自転車を買うのは“危険”

補助輪を外して走行するときの練習方法補助輪を外して走行するときの練習方法

 「子供用の自転車を選ぶときに大事なのは、体に合った自転車を選ぶことです」と話すのは、自転車協会の大久保薫さんだ。

 初めて自転車に乗るときや幼児の場合はまず、サドルにまたがって、両足のかかとが地面につくかどうか確認する。かかとが地面につけばバランスを崩さないで止まれる。

 次に確認したいのがブレーキだ。ブレーキをかけるとき、ブレーキレバーに指が届くかどうか。子供は力が弱いので、ブレーキレバーをしっかり握れるかまで確認する。ハンドルの幅も気をつける。前輪と後輪の間のホイールベースが長過ぎると前傾姿勢になり過ぎてしまい、注意が必要だ。

 自転車を持っている子供が乗りづらいと感じたら買い替えの時期。ただ、「子供はすぐに大きくなるから」と、大きめの自転車を買うのは危険だ。また、メンテナンスを考え、近所にある信頼のおける自転車店で購入するのがお勧め。大久保さんは「自転車は命を預ける乗り物。安全を第一に考えて選んで」と話す。

ペダルを外して練習を

 保護者が悩むのが、補助輪を外して走行するときの練習方法だ。自転車メーカーのブリヂストンサイクル広報担当の竹内理さんは「補助輪付きの自転車に慣れて1人で乗れるようになったら専門店や販売店でペダルを外してもらい、練習を始めましょう」。

「キッズ・サイクル・スクール」で補助輪のない自転車に挑戦する子供たち =2014年4月29日、東京都江東区(上野嘉之撮影)「キッズ・サイクル・スクール」で補助輪のない自転車に挑戦する子供たち =2014年4月29日、東京都江東区(上野嘉之撮影)

 まず、補助輪とペダルを外す。「自転車はバランスを上手に取らないと倒れてしまうことを子供に意識させて」と竹内さん。ハンドルを持って押して歩き、サドルにまたがったまま歩いてみる。バランスよく歩けるようになったら地面を蹴って、足を上げる練習をする。始めは両足を一度に蹴って前進。慣れてきたら、1、2、3と調子を取って大きく蹴る。両足を前に出し、数メートル進むように指導する。十分に感覚がつかめるようになるまではペダルは外しておく。「子供がうまく乗れなくても根気よく見てあげて。しっかり褒めることが大切」(竹内さん)

 足がスーッと前に出るようになったらペダルを付ける。まず、右ペダルだけ付け、片足でこぐ。保護者は後ろで支え、バランスよくこげるようになったら時々、手を離すようにする。その後、左のペダルも装着し、交互にこぐ練習をしよう。「怖くてもペダルに思い切り足を乗せて。ペダルに気を取られて前がおろそかになりがちなので気をつけて」と竹内さん。

 練習ではブレーキのかけ方もちゃんと教える。竹内さんは「練習では乗れるようになることだけに目が行きがち。ブレーキもしっかり教えてあげて」。

 子供の自転車の事故で多いのが飛び出し。道路交通法では13歳未満の児童や幼児はヘルメットの着用が努力義務となっている。竹内さんは「交通ルールをしっかり教えることも忘れずに」と話している。

MSN産経ニュースより)

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