HKT48も啓発運動に一役「自転車は左」浸透せず…なくならない“逆走” 取り締まり本格化で悪質な違反者は摘発も

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右の路側帯を走る自転車を呼び止め、注意する警察官=4月、東京都大田区右の路側帯を走る自転車を呼び止め、注意する警察官=4月、東京都大田区

 道路交通法の改正で、自転車が路側帯を走る場合は左側通行とするルールになって約5カ月、いまだに右側を「逆走」する人が後を絶たず、警察当局は対応に苦慮している。あの手この手で啓発活動に取り組む一方、悪質な違反者を摘発するなど、本格的な取り締まりに乗り出す構えだ。

 「右の路側帯を走ってはいけません、自転車から降りてください!」。京急蒲田駅(東京都大田区)近くの路上で4月11日、通りかかった自転車に、警察官が大声で呼び掛けた。次々と走り去る自転車。違反に気付いているそぶりはない。

 呼び止められたパート従業員の女性(59)は「すいません…」と恐縮。警察官は、昨年12月に施行された改正道交法を説明し、違反を注意する警告カードを手渡した。

 約1時間でカードを受けたのは35人。「なぜ左側を走らないといけないの」「もう法律が変わっていたとは」。新ルールが守られていない実態が分かり、警視庁幹部は「交番などの現場で声掛けするなど、周知徹底したい」と課題を口にする。

各地の警察が知恵を絞って周知

 従来、路側帯は双方向に通行できたが、正面衝突による死亡事故などが相次ぎ、法改正で右側通行が禁止に。自転車は車と並行して走る決まりになった。事故のリスクが減ると期待され、各地の警察は知恵を絞って周知に取り組んでいる。

HKT48のメンバーが、自転車の左側通行を呼び掛ける福岡県警の動画の画面HKT48のメンバーが、自転車の左側通行を呼び掛ける福岡県警の動画の画面

 福岡県警は、福岡市を拠点に活動するアイドルグループ「HKT48」を啓発動画に起用し、若者への浸透を狙う。ほかの道府県警もホームページやチラシなどで普及を図っている。

 警視庁は4月から取り締まりを本格化させ、各警察署を通じて違反の実態把握を始めた。自転車や歩行者に接触するなど悪質なケースは指導や警告にとどまらず、刑事処分の対象となる交通切符(赤切符)を交付する可能性もあるという。(共同)

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