バイクインプレッション2014「WR FX2」 軽量カーボンパーツを得意とするイタリアンブランドが手掛けた硬派な一台

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 超軽量パーツメーカーとして名を馳せるイタリアのWRは、レース志向のライダー、とりわけヒルクライムレース愛好家には最も気になるブランドの1つだ。同社が手掛けた超軽量カーボンフレーム「FX2」は、WRのパーツで組み上げれば、5kg台に仕上がる。T800ハイモジュラスカーボンを採用し、レーサー好みの反応の良さを魅力とするフレームに仕上がっているという。

「WR FX2」(WR FX2)「WR FX2」(WR FX2)

WR FX2(ダブルアール エフエックスツー)
価格:400,000円(フレーム、税抜)
730,000円(デュラエース完成車、税抜)
549,000円(アルテグラ完成車、税抜)
サイズ:XS(470)、S(495)、M(520)、L(545)、XL(560)
カラー:カーボン
問い合わせ先:インターマックス  http://www.intermax.co.jp/products/wr_bike/

スペック

フレーム:T800ハイモジュラスカーボン
フォーク:T800ハイモジュラスカーボン
変速機:シマノ・デュラエース
ギヤ: シマノ・デュラエース52×39T、11-25T(11S)
ホイール:WR・CPR-FX43
重量:970g(フレーム)

根元からしっかりと太く、わずかに丸みを帯びたストレートフォーク根元からしっかりと太く、わずかに丸みを帯びたストレートフォーク
フロントディレイラーの直付台座はシートチューブに1周巻きついたカーボン製だフロントディレイラーの直付台座はシートチューブに1周巻きついたカーボン製だ
全体的にオーソドックスな成形のフレーム。チェーンステーはエンドに向かって反るような形状となっている全体的にオーソドックスな成形のフレーム。チェーンステーはエンドに向かって反るような形状となっている

インプレッション BY 松尾修作・米山一輝

松尾修作 Neilpryde - Men's Club Pro Cyclingに所属し、キャプテンを務めるプロロードレーサーで、脚質はオールラウンダー。埼玉県・若葉駅近くでバイクサロン「SAKURAMENT」を経営する松尾修作
 Neilpryde - Men's Club Pro Cyclingに所属し、キャプテンを務めるプロロードレーサーで、脚質はオールラウンダー。埼玉県・若葉駅近くでバイクサロン「SAKURAMENT」を経営する

米山 サドルやハンドル、ステム、シートピラーなどの超軽量カーボンパーツで有名なWRのフレームだ。パーツ同様、目的がハッキリとしている人には注目のフレームと言えるだろうね。

松尾 WRといえば軽量パーツですね。この試乗車もパーツはWRで統一されていているのは好感を持ちました。それぞれのパーツのクオリティが高いので、バイク重量を軽く仕上げつつ総合的にもまとまっていました。

米山 その組み合わせのせいかもしれないけれど、剛性は全方位的に硬かった。今のボクの好みではないものの、合う人には合うと思う。尖っているバイクなので、最初どう乗るべきかわからなかったが、前のめり気味にガシガシ、ガシッと踏むと良い反応をした。

米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中米山一輝
 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中

松尾 なるほど。フレームはT800の高弾性カーボンを使用しているので、昔ながらのフレーム形状をしているのに乗り味は鋭かったですね。スタビリティはイタリアンバイクらしさがあって、ボクの印象も上体を腕から前に載せて乗るイメージでした。

米山 加速は良かったね。上り性能に特化しているように考えられがちだけど、意外とスプリントは長けていそうだ。

松尾 そうですね。パリパリしているので加速感はかなり良いと思います。重量も過度に軽くないので踏みごたえも残り、つまらない走り心地ではなかったですね。

米山 あと、座面のパッドがなく、シートレールもカーボンで一体成型されているこの超軽量サドルは自分の好みではなかった。常用ではなく飛び道具的な使い方だな。

松尾 サドルの快適性については言わずもがなではありますね。ただ、フレームの快適性としては、軽すぎないので、そこまで突き上げ感は気になりませんでした。おそらくヒルクライムの決戦用などに検討することが多いと思いますが、総合的にはどんなシチュエーションにも使えると思います。レースからロングライドまで多彩にこなせる1台に仕上がると思いますよ。

TEXT BY 齋藤むつみ / PHOTO BY 佐藤正巳


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