クルマの少ない島の道路をのんびり周遊チャーター船で巡る瀬戸内“里島”の魅力 愛媛・松山市のサイクリングイベントに約120人参加

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 愛媛県松山市で3月30日、瀬戸内海に浮かぶ里島(りとう)をフェリーで巡るサイクリングイベント「チャーター船 de “里島めぐり”サイクリング in 中島・興居島(なかじま・ごごしま)」が開催された。約120人のサイクリストが参加し、クルマの少ない島の道路をのんびりサイクリングした。(レポート 米山一輝)

車はほとんど通らない、サイクリング天国だ車はほとんど通らない、サイクリング天国だ

『しまのわ』春のメーンイベント 愛媛県知事や松山市長も参加

 このイベントは、瀬戸内海の魅力を広く発信する博覧会として、愛媛県と広島県の島しょ部、沿岸部で3月から10月まで開催される「瀬戸内しまのわ2014」の、春のメーンイベントとして行なわれた。3月21日に開幕して以降、愛媛県側では最初の大きなイベントということもあって、中村時広愛媛県知事や、野志克仁松山市長もサイクルウェア姿で参加。一般参加者に混じってサイクリングを楽しんだ。

朝から雨が降り続いたが、フェリー乗船時には気持ちよい晴れ空になった朝から雨が降り続いたが、フェリー乗船時には気持ちよい晴れ空になった
老若男女、幅広い参加者が集まった老若男女、幅広い参加者が集まった
愛媛県警察の「バイシクルユニット」も参加。バイクは特別仕様のGIANT「SEEK 2」愛媛県警察の「バイシクルユニット」も参加。バイクは特別仕様のGIANT「SEEK 2」

 参加者は市内の松山観光港に集まり、イベントのためにチャーターされたフェリーで、まずは中島まで1時間ほどのクルージング。船内はサイクリストとその自転車で一杯になった。移動中の船内ではサイクリングに際しての諸注意や、知事や市長らゲスト、またイベントをプロデュースした愛媛県在住のMTBプロライダー、門田基志選手(チームGIANT)らから参加者へのあいさつが行なわれた。

愛媛県の中村時広知事。県全体を「サイクリングパラダイス」としてアピールする愛媛県の中村時広知事。県全体を「サイクリングパラダイス」としてアピールする
松山市の野志克仁市長も、自前の“松山市ジャージ”を着てサイクリングに参加松山市の野志克仁市長も、自前の“松山市ジャージ”を着てサイクリングに参加
イベントをプロデュースした門田基志選手(右)、中村知事と「しまのわポーズ」を決めるイベントをプロデュースした門田基志選手(右)、中村知事と「しまのわポーズ」を決める
フェリー内には参加者の自転車がズラリフェリー内には参加者の自転車がズラリ
中島に到着中島に到着

桜咲く島をのんびり一周

島の住民が沿道で手を振る中サイクリング島の住民が沿道で手を振る中サイクリング

 最初に降り立った中島は、松山港から沖合い約10kmに位置する面積21.17平方キロ(東京都北区と同じくらいの広さ)の島だ。毎年8月に開催されているトライアスロン大会は、30年近い歴史を誇っており、トライアスロンの島としても知られている。島内のサイクリングでも、トライアスロンに関する看板がいくつか見られた。沿道では島の人たちが集まり、笑顔で参加者に手を振った。

 サイクリングは島の外周をぐるっと一周、約22kmを走行した。先頭はサポートライダーがゆっくりペースを作り、のんびりおしゃべりや景色を楽しみながら走行する。半分を過ぎた西中港では休憩ポイントが設けられ、地元からドリンクやミカン(せとか)の差し入れが手渡された。ゆったり2時間ほどをかけて島を一周した後は、再びフェリーに乗り込んで、昼食のお弁当を食べながら興居島へと向かった。

海岸線沿いに島を一周する海岸線沿いに島を一周する
のどかな時間が流れるのどかな時間が流れる
平坦基調だが、時折アップダウンも平坦基調だが、時折アップダウンも
向こうに見える陸地は別の島だ向こうに見える陸地は別の島だ
休憩所では「せとか」がふるまわれた。薄い皮はむきやすく、とても甘いのが特徴休憩所では「せとか」がふるまわれた。薄い皮はむきやすく、とても甘いのが特徴
イベントの司会を担当したフリーアナウンサーの作道泰子さんと、モストデンジャラスのお2人イベントの司会を担当したフリーアナウンサーの作道泰子さんと、モストデンジャラスのお2人

恋人峠でパチリ! ミカン収穫体験も

興居島では「しまぼう」が出迎え興居島では「しまぼう」が出迎え

 興居島は松山港のすぐそばに浮かぶ細長い島だ。ここでは参加者が「チャレンジ(約16km)」「スポーツ(約10km)」「ファミリー(約3km)」の3コースに分かれてサイクリングを行なった。

 チャレンジとスポーツの2コースは、まずスタート地点からすぐ上ったところにある、島の南端の「恋人峠」にチャレンジ。頂上のビューポイントは記念写真スポットだ。思い思いの撮影タイムを終えると、今度は針路を北に向けて再スタート。自転車好きで知られる中村知事は、最もアップダウンの厳しいチャレンジコースを選択。野志市長は海岸線のスポーツコースで島の北端を目指す。

恋人峠への上りにチャレンジ恋人峠への上りにチャレンジ
自転車を押す人もいる中、パワフルに上る中村知事と、それをぴったりマークする野志市長自転車を押す人もいる中、パワフルに上る中村知事と、それをぴったりマークする野志市長
恋人峠に到着。向こうには四国本島が見える恋人峠に到着。向こうには四国本島が見える
恋人峠コースの参加者全員で記念写真恋人峠コースの参加者全員で記念写真
恋人峠は記念写真スポット。入れ替わり立ち代わりで写真撮影恋人峠は記念写真スポット。入れ替わり立ち代わりで写真撮影
恋人峠では「しまのわポーズ」をするのがお約束。知事夫妻も仲良くポーズ恋人峠では「しまのわポーズ」をするのがお約束。知事夫妻も仲良くポーズ
アナウンサーの先輩後輩で「しまのわポーズ」。野志市長と作道さんアナウンサーの先輩後輩で「しまのわポーズ」。野志市長と作道さん

 ファミリーコースは、島の中央部の丘の上にある果樹園まで走り、柑橘の収穫体験を行なった。チャレンジとスポーツの両コースは、北端の折り返し地点で休憩とミカンのおもてなしを受けた後、再度海岸線を南下してスタート地点の泊港へと戻った。

 興居島から元の松山観光港へは、30分もかからずあっという間。この時間も船内ではお楽しみ抽選会などが行なわれた。天気にも恵まれ、参加者は一様に里島でのサイクリングを満喫した様子だった。

ファミリーコースは柑橘の収穫体験。濃厚なコクのある春みかんファミリーコースは柑橘の収穫体験。濃厚なコクのある春みかん
帰りの船内では抽選会も帰りの船内では抽選会も

10月まで『しまのわ』イベント続々 しまなみ海道で国際サイクリング大会も

最後は「しまのわっ」ポーズで締め。「わっ」と驚いてみせるのがポイント最後は「しまのわっ」ポーズで締め。「わっ」と驚いてみせるのがポイント

 3月21日に開幕した瀬戸内しま博覧会「瀬戸内しまのわ2014」は、10月26日まで7ヶ月間開催される。特定の会場を設けず、愛媛と広島の臨海部・島しょ部それぞれの会場で、瀬戸内海の自然、食、文化などに触れられる大小約300ものイベントが予定されている。そして10月26日、「しまのわ」最後の週末に開催される一大イベントが、しまなみ海道で行なわれる「サイクリングしまなみ」だ。

 サイクリングしまなみでは、しまなみ海道の高速道路部分を、今治ICから因島南ICまで通行止めにしてサイクリストに開放。参加定員8000人という日本最大級の国際サイクリングイベントとして行なわれる。しまなみ縦断コースや島しょ部周遊のロングライドコースなど、ファミリーから上級者まで楽しめる10種類の多彩なコースを設定するという。

 大会募集要項の発表は4月中、参加募集受付は5月開始を予定している。

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