バイクインプレッション2012「LOOK 695 SR」独自設計のステムとクランクを備えた高性能ロードバイク

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 ロングセラーだった前作595に変わり、昨年登場したのが今回紹介する695。ルックの顔とも言えるモデルで、世界のトップレースシーンで活躍するバイクだ。ノーマルと剛性をより高めたSRの2種類があり、レースレベルや脚力に応じて選択できる。

LOOK(ルック) 695 SRLOOK(ルック) 695 SR

LOOK 695 SR
フレーム価格:524,790円
(フォーク、ステム、クランクセット、シートポスト、BB、ヘッドパーツが付属)

サイズ:49、51、53、55、57、59(57、59は特注サイズ)
カラー:コフィディス チームレプリカ、ブラック / シルバー、マットブラック、グロスブラック
問い合わせ先:ユーロスポーツインテグレーション http://www.eurosports.co.jp

 

スペック

フレーム:HM ウルトラライトカーボン
フォーク:HSC7 カーボンフォーク
クランク:ZED2クランク
BB規格:BB65(別売のBSCアダプターで通常のボトムブラケットが装着可能)
重量:1,195g(フレーム&フォーク、カタログ値)

+13°から-9°まで無段階に角度調整可能な、専用のC-ステムが付属する。ヘッド周りからの一連のデザインも美しい逸品だ+13°から-9°まで無段階に角度調整可能な、専用のC-ステムが付属する。ヘッド周りからの一連のデザインも美しい逸品だ
695のみにセットされる、独自のZED2クランクは、PCD130とPCD110に対応。クランク長は三段階に変更可能だ695のみにセットされる、独自のZED2クランクは、PCD130とPCD110に対応。クランク長は三段階に変更可能だ
E-POSTとフレーム本体の間にエラストマー樹脂(写真の赤い部分)を間にセットし、剛性感を調節できる設計となっているE-POSTとフレーム本体の間にエラストマー樹脂(写真の赤い部分)を間にセットし、剛性感を調節できる設計となっている

 

インプレッション BY 松尾修作・米山一輝

米山一輝米山一輝
数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサー。現在は国内レースを取材で転戦中
松尾修作松尾修作
VAX RACING所属。Jプロツアーに参戦する現役大学生レーサーで、脚質はオールラウンダー。スイスでのレース活動経験も持つ

米山 自転車愛好家にはお馴染みのフランスのメーカーですね。これまでもトップレースシーンで多くの選手がルックのバイクに乗って勝利を重ねてきた歴史あるブランドです。このモデルの特徴は専用のステムとクランクが付属するところ。フレームサイズによって付属するステム長は決まっていますが、高さの調節幅は広いので使いやすそうです。

松尾 中空構造のオリジナルカーボンクランク、ZED2も調節ができるというおもしろいものでした。170mm、172.5mm、175mmの3つの長さに変えられるので、このクランク1つで幅広く対応します。

米山 それに、フレーム自体も2種類あります。今回試乗したのは695SR。SRはスーパーリジットの意で、ノーマルよりも15%剛性を高めているそうです。かといって、試乗ではそんなに固すぎる印象はなかったんだけど、松尾くんはどうでしたか?

松尾 ボクも過度ではないなと思いました。それにペダルを踏み込むと独特のリズムがあって、前にヒュンヒュンと出ていき、加速してくれます。重心が高めに感じられて、それがリズムを生み出しているのかなと思いました。

米山 なるほど。レーサーにとって気持ちのよいバイクであるのは間違いないね。安定性は高くて、運動性能も高い。剛性が高いSRでも、コンフォートさは適切で、路面のフィードバックも的確。高速域での優れたバランス感が印象的だった。これなら距離の長いロードレースでも最後まで良いパフォーマンスを維持できそうだ。

松尾 そうですね。ボクならツール・ド・沖縄のような上り下りもあるハードな高速レースに使ってみたいと思いました。上りに定評があるモデルで、確かに気持ちよく上ることができましたが、さらに平地でも良いリズムで走れるのは良かったです。後ろのほうがグッと伸びる加速感も、レーサーを鼓舞してくれるのではないでしょうか。

米山 あとはピラーの高さの調節幅が極めて少ないので、初心者ではなく、ある程度乗り慣れてポジションが定まった人にオススメですかね。レース機材ですので、フレームサイズからしっかりと考えて頂ければと思います。

松尾 それもまた良さですよね。ステム、クランクからトータルで考えられたモデルなので、自分のモノにする喜びというか、乗りこなす楽しみはより多いと思いますよ。

TEXT BY 齋藤むつみ / PHOTO BY 佐藤正巳

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