“我らワールド”がついに1冊の本にマニアックなトークで今季を展望 『栗村修のサイクルロードレースマニアックス2014』

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『栗村修のCycleRoadrace Maniax2014』(洋泉社MOOK)『栗村修のCycleRoadrace Maniax2014』(洋泉社MOOK)

 ロードレース解説者で、「Cyclist」に人気コラム「“輪”生相談」を連載している栗村修さんが監修した、サイクルロードレースを楽しむための最新情報を集めたムック『栗村修のCycleRoadrace Maniax2014』(洋泉社MOOK)が刊行された。

 表紙に“誌上「我らワールド!」”と銘打たれたこのムック。Jスポーツのサイクルロードレース中継で、独自の“我らワールド”を展開する栗村修さんとサッシャさんの名(迷?)コンビが、ロードレースシーズンの主要レースを、昨年の振り返りや今年の展望、見どころなど幅広い視点から対話形式で紹介していく。

栗村修のCycleRoadrace Maniax2014
出版社: 洋泉社
仕様:A4変形(28.4×21×1cm)、125ページ
価格:1500円+税/2014年3月5日発売
ISBN:978-4800303424

UCIプロチーム紹介から「ドーピング事件簿」まで

 内容はある程度選手とレースを知っているのが前提となり、そもそも“我らワールド”が何であるのかという明確な説明も省かれている。すでにJスポーツで“我らワールド”も含めてサイクルロードレース観戦を楽しんでいる人向けと言えるだろう。

 本書の前半は、世界の主要ロードレースを紹介する「誌上我らワールド」が中心。くだけた話し口調でマニアックなトークが繰り広げられる。合間に過去の我らワールド的名場面を振り返るページや、昨年キャノンデールに所属した増田成幸選手のインタビュー、かなりいい感じに暴走しているムスメミユキさんの4コマ漫画などが挿入される。

 後半はUCIプロチーム全18チームの紹介や、栗村さんがイベント副ディレクターを務める5月の「ツアー・オブ・ジャパン」の観戦ガイド、国内レースやチームの現状や課題について語るページなど、よりマニアックなところに踏み込んだ記事が続く。特に昨年のランス・アームストロングの告白で改めて大激震となったドーピング問題を解説した「2013年ドーピング事件簿」や、日本人アスリート(長距離ランナー)から初めてEPOが検出された事例「2012-008事件」のレポートなど、スポーツの暗部も積極的に取り扱う。

 “我らワールド”のエンターテイメントは、中身が詰まっているからこそ成立しているのだと実感させられる1冊。発売から少し時間が経っているが、日本でロードレース観戦を楽しむファンには、今からでもぜひお薦めしたい。 (米山一輝)

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