バイクインプレッション2014「TREK 7.4FX」 クロスバイクの決定版 優れた快適性と走行性能を誇る万能な1台

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 ロードバイク譲りの優れた走行性能と、シティライドやフィットネスライドに求められる快適性を併せ持つトレックのFXシリーズ。サイクリングや通勤通学用など実用性に優れるロングランの人気車種だ。FXの前に付く数字でパッケージが異なり、今回試乗する7.4はシリーズの中間グレードに当たる。主力車種としてカラーも豊富。また7.4FXの中にも、ディスクブレーキ仕様の7.4FX DISC、女性用の7.4FX WSDと、ユーザーメリットの高い選択肢が用意されている。

「TREK 7.4FX」(トレック 7.4FX)「TREK 7.4FX」(トレック 7.4FX)

TREK 7.4FX(トレック 7.4FX)
価格:77,700円(完成車、5%税込)
サイズ:15、17.5、20、22.5”
カラー:マットトレックブラック×グレー、クリスタルホワイト、カレラブルー×クリスタルホワイト、キャンディレッド、シグネイチャーグリーン
問い合わせ先:トレック・ジャパン http://www.trekbikes.co.jp/

スペック

フレーム:FX アルファ ゴールド アルミ
フォーク:ボントレガー Nebula カーボン、スピードトラップ
変速機:シマノ・Acera(F)、シマノ・Deore(R)
ギヤ: シマノ・Acera M391, 48/36/26、11-32(9S)
ホイール:ボントレガー Nebula 32H リム+フォーミュラ FM21アロイ(Fハブ)、シマノ RM30アロイ(Rハブ)
重量:N/A

路面からの振動の伝わりを和らげるカーボンフォーク。内側にはスピードセンサーを内蔵する路面からの振動の伝わりを和らげるカーボンフォーク。内側にはスピードセンサーを内蔵する
ライザーバーにエルゴノミックグリップを採用したハンドル周りが快適。長時間のライドも疲れを溜めにくく、ハンドリングも軽快にライザーバーにエルゴノミックグリップを採用したハンドル周りが快適。長時間のライドも疲れを溜めにくく、ハンドリングも軽快に
専用台座が備わっていれば、フレームに直接クランプするスタンドに抵抗がある人も一安心専用台座が備わっていれば、フレームに直接クランプするスタンドに抵抗がある人も一安心

インプレッション BY 松尾修作・米山一輝

松尾修作 Neilpryde - Men's Club Pro Cyclingに所属し、キャプテンを務めるプロロードレーサーで、脚質はオールラウンダー。埼玉県・若葉駅近くでバイクサロン「SAKURAMENT」を経営する松尾修作
Neilpryde - Men's Club Pro Cyclingに所属し、キャプテンを務めるプロロードレーサーで、脚質はオールラウンダー。埼玉県・若葉駅近くでバイクサロン「SAKURAMENT」を経営する

米山 クロスバイクカテゴリにおいてはそこそこ良いパーツで組まれているタイプだね。軽快に走るけど、ハンドルバーは広めで位置も高いから、スポーツバイクビギナー向けという位置付けなのだと思う。

松尾 どの部分を見ても高水準に備わっているバイクでしたね。特に独自のセンサー内蔵システムをこの価格帯のバイクにまで採用していたり、カーボンフォークを採用しているところは好印象です。

米山 走ってみてどうだった? 全体的なまとまり感がトレックらしいなと思わなかった?

松尾 スマートですよね。価格からして文句無しでした。大きめのブレード上のカーボンフォークが効果的で、乗り心地は良く、剛性は高かったです。ハンドル周りは秀逸で、手元のグリップ形状は手の甲を安定して置くことができる、エルゴノミック形状が、想像以上に持ちやすかったです。

米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中米山一輝
サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中

米山 グリップだけでなく、ハンドルバーにはエラストマーが内蔵されていて、双方が快適性を上げているようだよ。サドルもボントレガー製の快適系モデルだったけど、フレームを含めた全体が上手く相乗効果でコンフォート性能を高めている。

松尾 マドンやドマーネほどの安定性ではなく、初速時にやや腰高感を感じましたが、スピードを上げてどこまで付いてこれるかなと思っても、不安感は出てきませんでしたね。むしろ安定感をしっかり保っていて、良かったです。

米山 うん、走りのポテンシャルは高いよね。速度を上げてもトレックらしく、ピタリと安定感がある。かなりガツガツ走れると思うので、“脳ある鷹は爪を隠す”的なところが、このバイクにはある。

松尾 ディスク仕様の7.4FXもあるようですが、このVブレーキも悪く無いですよ。

米山 峠を攻めていく構成とコンセプトではないので、高速コーナーの評価をするわけにはいかないしね。でもそういう上り下りのポテンシャルが背景にあって、余力がある分、常に安心して乗れる1台だと思ったよ。

松尾 そうですね。ワイヤレスのセンサー類もフレームと一体になる設計でカッコ良いです。万能なクロスバイクの決定版ではないでしょうか。

TEXT BY 齋藤むつみ / PHOTO BY 佐藤正巳


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