来季以降のコンチネンタルチーム登録を目指す国際色豊かな独自のチーム作り 「ニールプライド・メンズクラブ」がプレゼンテーション

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 国内ロードレースシリーズ「Jプロツアー」を中心に活動するチーム「ニールプライド・メンズクラブ プロサイクリング」が24日、東京の在日フランス大使館でチームプレゼンテーションを行った。関係者や報道陣を前に、今シーズンの選手やチーム体制がお披露目された。

お披露目されたチームメンバー。(前列左より)セバスチャン・ピロット、小林契、ジュリアン・メンゴー、新屋瑛里、智野真央、菅野正明、才田直人、松尾修作、ステファン・フォレストお披露目されたチームメンバー。(前列左より)セバスチャン・ピロット、小林契、ジュリアン・メンゴー、新屋瑛里、智野真央、菅野正明、才田直人、松尾修作、ステファン・フォレスト

日本人と外国人の混成チーム

ニールプライド社のディビジョンマネージャー、マイケル・プライド氏。創業者ニール・プライドの息子でもあるニールプライド社のディビジョンマネージャー、マイケル・プライド氏。創業者ニール・プライドの息子でもある
ジェネラルマネージャーのステファン・フォレスト氏(前)と、マネージャーのセバスチャン・ピロッテ氏(後)ジェネラルマネージャーのステファン・フォレスト氏(前)と、マネージャーのセバスチャン・ピロッテ氏(後)

 チームは2006年に「日仏サイクリングクラブ」の名称で設立。2009年より国内最高カテゴリーのJプロツアーに登録している。ジェネラルマネージャーのフランス人、ステファン・フォレスト氏は、日仏の自転車界の交流促進を目標を掲げており、設立当初より日本人と外国人選手による混成チームとなっている。昨シーズンはJプロツアーのチームランキングで9位の成績を残した。

 フォレスト氏自身は自転車競技の経験はないが、本業の会計士としてのビジネスへの知見と、氏の右腕としてチームに携わるカナダ・ケベック出身の元選手、セバスチャン・ピロット氏による経験やコネクションにより、国内で独自の立ち位置を持つロードチームとして成長してきた。

 今季はファッション誌の「メンズクラブ」が冠スポンサーとなり、新たにチーム名に入った。また、この日のプレゼンテーションには、メーンスポンサーとして昨年からバイクを供給しているニールプライドから、ディビジョンマネージャーのマイケル・プライド氏が来日し、「サイクリングはパッションとラブで動くスポーツ。チームの成功を100%支援します」とエールを送った。

 チームは本場欧州を目指す日本の若手に海外修行のコネクションを提供する一方、日本で走りたいという海外エリート選手やスタッフの受け入れを積極的に行っており、サイクルスポーツを通じた国際的な交流を意識している。選手だけでなくスタッフも国際色豊かなチームだ。

男子選手は9人体制 新設女子チームは開幕戦で早くも優勝

 2014シーズンは男子選手が9人と、今季より新たに女子選手2人を含めた11人でスタート。今後はシーズン中にも国内外から1~2人の補強を行なう可能性があるという。

 男子選手は半数以上が入れ替わり、VAXレーシングから移籍した松尾修作がキャプテンを務める。同じくVAXから移籍の菅野正明、小林海、ラバネロから移籍の小林契、チームUKYOから移籍のウラジミール・ロペスらが国内チームからの新加入。また海外からはフランスのエリートレースで活躍するマクシム・マルタンが加入した。昨年から継続して所属するのは才田直人、村出真一朗、ジュリアン・メンゴーの3人だ。

キャプテンの松尾修作。以前2年間在籍していた経験があり、今年復帰したキャプテンの松尾修作。以前2年間在籍していた経験があり、今年復帰した
チーム2年目のジュリアン・メンゴー。日本語もなかなか流暢チーム2年目のジュリアン・メンゴー。日本語もなかなか流暢
女子チームのエースとなる智野真央。初戦で早速リーダージャージを獲得した女子チームのエースとなる智野真央。初戦で早速リーダージャージを獲得した

 女子は実績豊富なオールラウンダーの智野真央と、トライアスロン出身のクライマー新屋瑛里が加入。智野はプレゼンの前日に行なわれた今季開幕戦「宇都宮クリテリウム」でスプリントを制して優勝しており、この日はJフェミニンツアーのリーダージャージ「シスターローズジャージ」をまとって登場した。

 バイクはニールプライドのアリーゼを主に使用。男子はマルタンのみビューラを、女子は新屋がゼファーを使用する。タイムトライアルの際にはTTモデルのバイアモも使用するという。

チームカラーのニールプライド・アリーゼチームカラーのニールプライド・アリーゼ
軽量なSIXTH componentsのパーツがアッセンブルされる軽量なSIXTH componentsのパーツがアッセンブルされる
ブレーキはTNiブレーキはTNi

来年以降のコンチネンタルチーム化を目指す

チームカーは長野県のスバル正規ディーラー「南信スバル」がエクシーガを2台サポート。アイサイトや追従型クルーズコントロールを装備する最新型だチームカーは長野県のスバル正規ディーラー「南信スバル」がエクシーガを2台サポート。アイサイトや追従型クルーズコントロールを装備する最新型だ

 チームはJプロツアー全21戦に出場予定。レースでの優勝と、チームランキング8位以内を目標とする。また来年以降のコンチネンタルチーム登録を視野に入れ、アジア地域など海外のレースにも積極的に参加していくという。松尾、菅野、マルタンの3人はプレゼン翌日からオーストラリアへ飛び、3月26日~29日に開催される「ツール・ド・パース」に出場する。

 チームは家族のような雰囲気を守りながらも、プロフェッショナル精神を大事にしていくという。選手に固定の給与は支払われないが、フォレスト氏は「日本のレースにはちゃんとした賞金がない」として、チーム内でレースの順位に応じた賞金システムを用意するなど、プロ選手としてのモチベーションを高める取り組みを行なっているという。

 「今後3年のうちにコンチネンタルチームライセンスを獲得したい。そのために今年は一番大事な年。チームをさらに大きくする運営面での準備は整っている」とフォレスト氏は自信を見せている。

(文 米山一輝・写真 柄沢亜希、米山一輝)

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