Jプロツアーでチームランキング5位以内が目標佐野淳哉を中心に悲願の初勝利を目指す 那須ブラーゼンがスターティング発表会を開催

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 栃木県北部の那須地域を拠点とする自転車ロードレースプロチーム「那須ブラーゼン」が3月8日、那須塩原市の那須ガーデンアウトレットでスターティング記者会見を行い、今シーズンのウェアを着用した選手9人が勢揃いした。また同じ日に、支援者とファンを集めたスターティングパーティーが行われ、選手とスタッフがシーズンへの意気込みを語った。(米山一輝)

那須ガーデンアウトレット内で発表会が行われた。(左より)清水玲、雨澤毅明、鈴木近成、小坂光、佐野淳哉、普久原奨、岩井航太、新城雄大、清水良行那須ガーデンアウトレット内で発表会が行われた。(左より)清水玲、雨澤毅明、鈴木近成、小坂光、佐野淳哉、普久原奨、岩井航太、新城雄大、清水良行
自転車はボーマを使用(写真は完成車のため異なるが、タイヤはPanaracerを使用する)自転車はボーマを使用(写真は完成車のため異なるが、タイヤはPanaracerを使用する)
那須どうぶつ王国からアルパカのルカちゃんが応援に駆け付けた那須どうぶつ王国からアルパカのルカちゃんが駆け付けた
アルパカのルカちゃんに抱きつく佐野淳哉アルパカのルカちゃんに抱きつく佐野淳哉
プレーイングマネージャーを務める清水良行プレーイングマネージャーを務める清水良行

 昨年誕生したブラーゼンは、国内トップリーグの「Jプロツアー」に参戦し、20チーム中ランキング10位の成績を残した。今シーズンは選手を6人から9人に増強、また国内外で実績の豊富な佐野淳哉をエースに迎えるなど、大幅な補強を行った。

 今年からプレーイングマネージャー(選手兼監督)に就任した清水良行は、チーム目標として「Jプロツアーのチームランキング5位以内、その中で勝利を獲りたい」と語る。昨シーズンは選手が6人と少なく、必ずしも思うような結果を残せていなかったが、戦力を大きく増強した今年は、確かな手応えを得ているという。「自分自身も(シーズン開幕が)楽しみ。チーム全員で去年とは違う那須ブラーゼンを見せたい」と清水は自信をのぞかせた。

 チームは昨年同様、国内トップの「Jプロツアー」を中心に参戦。今年はランキング上位チームが推薦される国際レース「ツール・ド・北海道」「ツール・ド・おきなわ」への参戦も視野に入れるという。

チーム運営会社NASPO(ナスポ)の前田幸雄社長チーム運営会社NASPO(ナスポ)の前田幸雄社長

 地域密着チームとしての地域貢献活動は昨年、地元の那須町、那須塩原市、大田原市の小中高校で交通安全教室を実施したほか、「那須ブラーゼンベース」のオープンや、全国初のサイクルレスキュータクシーの実現、また地元でのイベント「那須高原ロングライド」「NIKI RIDE」などのバックアップに取り組んだ。運営会社ナスポの前田幸雄社長は「今年は選手が増加したことで、さらに幅広い活動をしていきたい」と話している。

復活を期す佐野淳哉 「勝ちたいというのが一番」

「まずは1勝したい。個人的には“勝ちたい”というのが一番」と語った佐野淳哉「まずは1勝したい。個人的には“勝ちたい”というのが一番」と語った佐野淳哉

 スケールの大きな走りが魅力の佐野淳哉が、国内ツアーで大暴れを狙う。佐野は昨シーズン、「個人的な問題」でほとんどレースを走っておらず、6月の全日本ロードを序盤でリタイアした後は、全く自転車に乗らない時期が数カ月続き、一時は競技からの引退も考えていたという。

 佐野の闘志に再び火をつけたのが、かつて同じチームで走った清水プレーイングマネージャーからの誘いだ。プロ入り以降は一貫して海外中心に活動するチームに所属してきた佐野にとって、国内の地域密着型プロチームでの活動は全く新しい挑戦となる。「面白そう」と快諾した。

 過去もスポット参戦ながらJプロツアーで勝利を重ねている。大柄な体格に似合わず、上りの厳しいレースで地力を発揮しての活躍が多い。

 佐野は「Jプロツアーも外国人など強い選手が増えて、状況がかなり変わってきていると思うので、かつてのように楽に勝てるとは思えない。自分のできる範囲でチャレンジして、まずは1勝したい。チームの目標(ランキング5位)とは別に、個人的には“勝ちたい”というのが一番。そこから何回勝てるか」と勝利への意欲を語った。

パーティーでファンや支援者と交流

パーティーの壇上で選手とチームスタッフが紹介されたパーティーの壇上で選手とチームスタッフが紹介された

 夕方からはアウトレット内のフードコロシアムで、主に地元の支援者やファンを招いたスターティングパーティーが行われた。

那須町の高久勝町長那須町の高久勝町長

 挨拶に立った那須町の高久勝町長は、「県北にプロスポーツチームができたのは40年ぶり。ブラーゼンが発足してから、県北では自転車愛好者が自転車に乗っている姿をいつも見るようになった」とブラーゼン誕生の影響を評価。「今年は表彰台を期待したい」とエールを送った。

 那須町は来年の全日本選手権ロードレースの開催地に立候補しており、高久町長は今年の岩手県で行われる全日本ロードを視察予定。地元で開催されるロングライド、ヒルクライムといったイベントとともに、自転車での地域振興を全力でサポートするという。

サインに応じる岩井航太サインに応じる岩井航太
ファンと記念写真ファンと記念写真
若手3人はやや緊張気味若手3人はやや緊張気味

 出席者は地元のグルメを楽しみながら選手らと交流。選手もリラックスしたムードでサインや記念撮影に応じていた。ラジオパーソナリティーの岡田眞善さんと棚橋麻衣さんが司会を務め、選手が一人ひとり壇上で今シーズンの意気込みを語った。

 Jプロツアーは23日の「宇都宮クリテリウム」で開幕し、全21戦で行われる。シーズン中、ブラーゼンは宇都宮ブリッツェンと共同で、地元ファン向けの合同応援バスツアーも企画する。

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