ツール・ド・ランカウイ2014 第6ステージ大集団スプリントでファンヒュンメルがシーズン初勝利 愛三の西谷は17位ゴール

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 マレーシアで開催中のツール・ド・ランカウイ、第6ステージはマラッカから南下し、集団スプリントの展開となった。ケニーロバート・ファンヒュンメル(オランダ、アンドローニ・ベネズエラ)がステージ優勝。愛三工業レーシングチームの西谷泰治は17位でゴールした。個人総合はミルサマ・ポルセイェディゴラコール(イラン、タブリスペトロケミカル)が首位を守っている。

ケニーロバート・ファンヒュンメル(オランダ、アンドローニ・ベネズエラ)がゴールスプリントを制したケニーロバート・ファンヒュンメル(オランダ、アンドローニ・ベネズエラ)がゴールスプリントを制した
地元マレーシアのナショナルチームをスタート地点でたくさんの子どもたちが出迎えた地元マレーシアのナショナルチームをスタート地点でたくさんの子どもたちが出迎えた
曇り空のもと、港街マラッカでスタートを迎えた曇り空のもと、港街マラッカでスタートを迎えた

 折り返しを迎えた今年のツール・ド・ランカウイ。第6ステージは港湾都市マラッカをスタートして一路南下、シンガポール国境近くのポンタンまで行く199.1kmで開催された。連日、汗が噴き出るような暑さのなかでレースは開催されているが、今日は厚みのある雲が灼熱の太陽を遮り、涼しさを感じる風がマラッカの街をを吹き抜けた。

アタックが続き、ハイスピードでレースが展開する。平塚吉光と総合リーダーのポルセイェディゴラコールアタックが続き、ハイスピードでレースが展開する。平塚吉光と総合リーダーのポルセイェディゴラコール

 スタート地点となったマラッカは“マラッカ海峡の歴史的都市群”として2008年に世界遺産に登録されている港街で、過去にはポルトガル、オランダ、イギリス、そして日本と多くの国の植民地となった歴史がある。今も街のあちこちに様々な様式の建物が残っており、その複雑な歴史を肌で感じることができ、観光地として人気が高い。現在は中国系の移民が多いそうで、街の中心部には活気のある中華街がある。

 マレー半島の西側を海に沿うようにして、南へ南へと下っていく。今日も選手たちが通るのはのどかな田舎道で、沿道には弾ける笑顔を見せる子どもたちがたくさん駆けつけ、思わず心が和んでしまうが、そんな光景とは対照的に、集団では追い風のなか、ハイスピードなアタック合戦が繰り広げられた。

マラッカから南下し、シンガポール国境近くまで走った第6ステージマラッカから南下し、シンガポール国境近くまで走った第6ステージ
沿道で応援をしていた子どもたち。弾ける笑顔が眩しい沿道で応援をしていた子どもたち。弾ける笑顔が眩しい
大きなマレーシア国旗をもって応援大きなマレーシア国旗をもって応援

 ようやく逃げが決まったのは中盤になってから。ポイント賞のリーダージャージを着るトマス・ラボウ(オランダ、OCBCシンガポール)がチームメイトを引き連れて、後続の追っ手を振り切って3選手で先行する。しかし後半に設定された2つの中間スプリントを過ぎると、セオリーどおりに集団スプリントを狙う集団が3選手を飲み込み、大集団で集団スプリントを迎えた。

逃げに乗るトマス・ラボウ(オランダ、OCBCシンガポール)ら3選手逃げに乗るトマス・ラボウ(オランダ、OCBCシンガポール)ら3選手
リーダーチームのタブリスペトロケミカルとスプリントを狙うネーリソットリ・イエローフルオが集団をコントロールリーダーチームのタブリスペトロケミカルとスプリントを狙うネーリソットリ・イエローフルオが集団をコントロール
集団ゴールスプリントとなった第6ステージ集団ゴールスプリントとなった第6ステージ

 道幅いっぱいに広がるスプリントで先行したのはケニーロバート・ファンヒュンメル(オランダ、アンドローニ・ベネズエラ)。新しいチームに移籍し、シーズン初勝利。チームにとってもここでの勝利が今季初勝利となった。昨年、ファンヒュンメルはヴァカンソレイユに所属していたが、シーズン末をもってチームは解散。ファンヒュンメルは最後まで契約が決まらなかった選手の1人だ。

 「どうしてもプロのプロトンに残りたかった。そのチャンスを与えてくれたアンドローニ・ベネズエラチームに感謝している。この勝利でちょっとした恩返しができればいいと思う」とファンヒュンメルは話す。

ステージ上位3選手の表彰式。ケニーロバート・ファンヒュンメル(オランダ、アンドローニ・ベネズエラ)がシーズン初勝利を挙げたステージ上位3選手の表彰式。ケニーロバート・ファンヒュンメル(オランダ、アンドローニ・ベネズエラ)がシーズン初勝利を挙げた
リーダージャージを守ったミルサマ・ポルセイェディゴラコール(イラン、タブリスペトロケミカル)リーダージャージを守ったミルサマ・ポルセイェディゴラコール(イラン、タブリスペトロケミカル)

スプリントに参加した西谷が17位 「コンディションはいい」

 1人でスプリントに挑んだ西谷泰治は17位。西谷は「今日は位置取りがうまくいかず、前に出れなかったので、スプリントに加われなかった。コンディションはいいので、スプリントさえできれば、結果を狙えると思う」と汗を拭いながらレースを振り返った。

 次の第7ステージは大会最長距離となる230.1kmで開催され、今度はマレー半島の東側を北上する平坦ステージとなる。

(文・写真 田中苑子)

スタートを待つ平塚吉光と福田真平(愛三工業レーシングチーム)スタートを待つ平塚吉光と福田真平(愛三工業レーシングチーム)
レースを終えた福田真平(愛三工業レーシングチーム)。ケガが回復してきたレースを終えた福田真平(愛三工業レーシングチーム)。ケガが回復してきた

第6ステージ結果
1 ケニーロバート・ファンヒュンメル(オランダ、アンドローニ・ベネズエラ) 4時間29分46秒
2 アイディス・クルオピス(リトアニア、オリカ・グリーンエッジ)
3 ケン・ハンソン(アメリカ、ユナイテッドヘルスケア)
4 ロベルト・フェルスター(ドイツ、ユナイテッドヘルスケア)
5 ミカル・コラー(スロベキア、ティンコフ・サクソ)
6 フランチェスコ・キッキ(イタリア、ネーリソットリ・イエローフルオ)

総合成績
1 ミルサマ・ポルセイェディゴラコール(イラン、タブリスペトロケミカル) 19時間43分50秒
2 メルハウィ・クドゥス(エリトリア、MTNキュベカ) +8秒
3 イサーク・ボリバル(コロンビア、ユナイテッドヘルスケア) +11秒
4 エスデバン・シャベス(コロンビア、オリカ・グリーンエッジ) +20秒
5 ペトル・イグナテンコ(ロシア、カチューシャ) +36秒
6 ジャック・ヤンセファンレンズバーグ(南アフリカ、MTNキュベカ) +40秒

ポイント賞
トマス・ラボウ(オランダ、OCBCシンガポール)

山岳賞
マット・ブラマイヤー(アイルランド、シナジーバクサイクリング)

アジアンリーダー
ミルサマ・ポルセイェディゴラコール(イラン、タブリスペトロケミカル)

チーム総合成績首位
MTN・キュベカ

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