ツール・ド・ランカウイ2014 第4ステージ超級山岳ゲンティンハイランドを制したのはイラン人のポルセイェディゴラコール 愛三の平塚は32位

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 マレーシアで開催中のツール・ド・ランカウイは3月2日、超級山岳ゲンティンハイランドで山頂ゴールを迎える第4ステージが行われた。このクイーンステージで、登坂力の差を見せ付けたミルサマ・ポルセイェディゴラコール(イラン、タブリスペトロケミカル)が先頭でゴールへ飛び込み、総合成績でも2位に8秒差をつけてトップに立った。愛三工業レーシングチームの平塚吉光は32位だった。

ミルサマ・ポルセイェディゴラコール(イラン、タブリスペトロケミカル)がステージ優勝。総合順位でも首位に立ったミルサマ・ポルセイェディゴラコール(イラン、タブリスペトロケミカル)がステージ優勝。総合順位でも首位に立った
レース前には賑やかなキャラバン隊がコースを行くレース前には賑やかなキャラバン隊がコースを行く
マレーシア郊外のスバン空港の格納庫横からスタートした第4ステージマレーシア郊外のスバン空港の格納庫横からスタートした第4ステージ
後方集団に残ったレースリーダーのドゥベル・キンテロ(コロンビア、コロンビア)後方集団に残ったレースリーダーのドゥベル・キンテロ(コロンビア、コロンビア)

 大会唯一の山岳ステージである第4ステージは、スバンから超級山岳ゲンティンハイランドにゴールする110.9kmで開催された。スタート地点となったのは、クアラルンプール郊外のスバン空港横。駐機されている大会スポンサー、マレーシア航空の大きな飛行機に見送られて、選手たちは雲の上のゲンティンハイランドをめざした。

 序盤はいくつもの丘を越える起伏に富んだ地形。そこでは、有力チームがこぞって加わる形で31人ほどの大きな先頭集団が作られた。イエロージャージを着るドゥベル・キンテロ(コロンビア、コロンビア)は後方のメーン集団でペースを保つ。この集団では、チーム ヨーロッパカーやティンコフ・サクソが、前方の集団に選手を送り込みながらも、タイム差を3分台でコントロールしていった。

いくつもの丘を越えた第4ステージいくつもの丘を越えた第4ステージ
先頭から遅れたドゥベル・キンテロ(コロンビア、コロンビア)は今日でイエロージャージを失った先頭から遅れたドゥベル・キンテロ(コロンビア、コロンビア)は今日でイエロージャージを失った
ゲンティンハイランドを上る平塚吉光(愛三工業レーシングチーム)ゲンティンハイランドを上る平塚吉光(愛三工業レーシングチーム)
ゲンティンハイランドへの上りで10人ほどに絞られた先頭集団ゲンティンハイランドへの上りで10人ほどに絞られた先頭集団

 ゴール前20kmで本格的な上りが始まると、先頭集団は16人ほどに絞られ、後続集団に2分50秒ほどのタイム差をつけてゲンティンハイランドへの入り口を通過。後続集団でもアタックがかかり、前も後ろも集団は形をなくしていった。

 最後は後方集団から追い上げた2選手、ポルセイェディゴラコールと、弱冠20歳のエリトリア人、メルハウィ・クドゥスが、横に並ぶようにしてゴール前のストレートへ突入。ポルセイェディゴラコールが一気に差をつけ、先頭でフィニッシュラインを横切った。

 2013年のツアー・オブ・チンハイレイク(中国、2.HC)の総合優勝者が、ここでも圧倒的な力を見せ、ステージ優勝だけでなく総合順位も首位に立った。しかしポルセイェディゴラコールは、2011年のツアー・オブ・イランでEPO陽性が出て2年間の出場停止を受けた過去がある。

 「アジア人として初めて、ツール・ド・ランカウイのゲンティンハイランドで勝てて嬉しい」と記者会見で話すポルセイェディゴラコールに投げかけられた視線は、祝福ばかりではなかった。

超級山岳ゲンティンハイランドの頂上ゴールをミルサマ・ポルセイェディゴラコール(イラン、タブリスペトロケミカル)が制した超級山岳ゲンティンハイランドの頂上ゴールをミルサマ・ポルセイェディゴラコール(イラン、タブリスペトロケミカル)が制した
ステージ上位3選手の表彰式ステージ上位3選手の表彰式
イエロージャージを獲得したミルサマ・ポルセイェディゴラコール(イラン、タブリスペトロケミカル)イエロージャージを獲得したミルサマ・ポルセイェディゴラコール(イラン、タブリスペトロケミカル)

愛三工業の3選手は無事にゴール

32位でゴールした平塚吉光(愛三工業レーシングチーム)。ゴール後は多くの選手が蛇行してしまうほど32位でゴールした平塚吉光(愛三工業レーシングチーム)。ゴール後は多くの選手が蛇行してしまうほど

 愛三工業レーシングチームのクライマー、平塚吉光は、トップと9分28秒差の32位でゴールした。初めてゲンティンハイランドの上りを経験した平塚は、「上りが始まる前は後方集団にいて、そこから後半のために一定ペースで走りました。思っていたよりも最後の勾配がキツくなかったので、最初から貯めずに無理してついていったら、もっと前でゴールできたかな。そう思うと少し悔しいですね」と話した。

 西谷泰治は今後の勝負どころに備えて、無理をせずにグルペットで走り80位。落車による手の強い痛みにより「ダンシングができるか心配」と話していた福田真平も、無事に117位で完走している。

負傷しながらも走り続ける福田真平(愛三工業レーシングチーム)負傷しながらも走り続ける福田真平(愛三工業レーシングチーム)
初めてゲンティンハイランドを走った平塚吉光(愛三工業レーシングチーム)初めてゲンティンハイランドを走った平塚吉光(愛三工業レーシングチーム)
レースを終えた西谷泰治(愛三工業レーシングチーム)レースを終えた西谷泰治(愛三工業レーシングチーム)

第4ステージ結果
1 ミルサマ・ポルセイェディゴラコール(イラン、タブリスペトロケミカル) 2時間54分44秒
2 メルハウィ・クドゥス(エリトリア、MTNキュベカ) +4秒
3 イサーク・ボリバル(コロンビア、ユナイテッドヘルスケア) +5秒
4 エスデバン・シャベス(コロンビア、オリカ・グリーンエッジ) +10秒
5 ペトル・イグナテンコ(ロシア、カチューシャ) +26秒
6 ジャック・ヤンセファンレンズバーグ(南アフリカ、MTNキュベカ) +34秒

総合成績
1 ミルサマ・ポルセイェディゴラコール(イラン、タブリスペトロケミカル) 12時間9分21秒
2 メルハウィ・クドゥス(エリトリア、MTNキュベカ) +8秒
3 イサーク・ボリバル(コロンビア、ユナイテッドヘルスケア) +11秒
4 エスデバン・シャベス(コロンビア、オリカ・グリーンエッジ) +20秒
5 ペトル・イグナテンコ(ロシア、カチューシャ) +36秒
6 ジャック・ヤンセファンレンズバーグ(南アフリカ、MTNキュベカ) +40秒

ポイント賞
マット・ブラマイヤー(アイルランド、シナジーバクサイクリング)

山岳賞
マット・ブラマイヤー(アイルランド、シナジーバクサイクリング)

アジアンリーダー
ミルサマ・ポルセイェディゴラコール(イラン、タブリスペトロケミカル)

チーム総合成績首位
MTN・キュベカ

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ツール・ド・ランカウイ ツール・ド・ランカウイ2014

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