ルイ・コスタ、ホーナー、クネゴへインタビューアルカンシェルを擁し、グランツールもクラシックも狙う 総合力を大幅に増したランプレ・メリダ

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Cyclistのインタビューに応じるクリストファー・ホーナーCyclistのインタビューに応じるクリストファー・ホーナー

 スペイン・マヨルカ島で2月中旬、メリダ・プレスキャンプが開催された。世界25カ国から大勢の報道陣が集まった中、ランプレ・メリダ(イタリア)の2014年シーズンのチームプレゼンテーションが行なわれたほか、ロードレースの現世界チャンピオン、ルイ・コスタ(ポルトガル)が単独記者会見を実施。さらにCyclistでは、昨年のブエルタ・ア・エスパーニャを制したクリストファー・ホーナー(アメリカ)、チームの柱であるダミアーノ・クネゴ(イタリア)に話を聞いた。(柄沢亜希)

プレッシャーをものともしない世界王者の貫禄 ルイ・コスタ

記者会見に応じるルイ・コスタ記者会見に応じるルイ・コスタ

――新チームでのシーズンがスタートしました。印象は?

 チームだけでなく、シマノのコンポーネントで組まれた新しいバイクもいい感触だ。チームとは2月5日から8日に開催されたドバイ・ツアーから合流することができて、(総合15位と)出だしも上々。今年も昨年と同じように優れた結果を出していきたい。

――世界チャンピオンとして迎えるシーズンは?

 責任があるだけでなく、チャンスと考えている。ツール・ド・フランスで勝つことは簡単ではないのはわかっているし始まってみなければ分からないけれど、チームでツール・ド・フランスを狙うということももちろん視野に入れている。

 また世界チャンピオンとして母国ポルトガルを走るというのは今までになかったシチュエーション。ほかのヨーロッパと同じようにポルトガルでもサイクリング人気が高まってきているので、ファンが喜んでくれれば嬉しいし、いち選手としてそれに応えられるよう頑張りたい。

――今年はどんな走りをしていくのか?

 レースの間、アルカンシェル(虹色のジャージ)でペロトンにいると周囲からのプレッシャーを感じないわけではないけれども、世界チャンピオンであることの気分はいい。自分ができることをやってレースへ向けて集中力を高めるだけ。クラシックレースも好き。まずは先頭集団に残って、いつかはポディウムに立ちたい。

ルイ・コスタの記者会見風景(写真提供 メリダ)ルイ・コスタの記者会見風景(写真提供 メリダ)

新たなスタート、2つのグランツールに参戦 クリストファー・ホーナー

――チームの第一印象は?

 (前チームのレイディオシャック・レオパードから移籍をして)1月末に契約に至ったので、トレーニングキャンプに加わったのは1週間。マヨルカ島ではまだ会えていないチームメンバーがいるけれども、ファーストインプレッションは悪くないし、機材やスタッフもいい。チームマネージャーのコープランド・ブレントとの相性もすばらしいよ。若手がいるのはいいことだし、それだけじゃなくルイ・コスタやディエーゴ・ウリッシ(イタリア)、ダミアーノ・クネゴといった経験豊富なメンバーが揃っている点もいい。

使わない間にチームバスを掃除するランプレ・メリダのスタッフら使わない間にチームバスを掃除するランプレ・メリダのスタッフら
若手と並んだ中央左ホセロドルフェ・セルパ(コロンビア)と、右マクシミリアーノ・リケーゼ(アルゼンチン)若手と並んだ中央左ホセロドルフェ・セルパ(コロンビア)と、右マクシミリアーノ・リケーゼ(アルゼンチン)

――チームのメインバイク「リアクトEVO」の印象は?

 3日間参戦したチャレンジ・マヨルカ(※)では、コースはとてもテクニカル。そこでまず気付いたのは、リアクトEVOのコーナーでのハンドリングの良さだ。ペロトンの中にいてさえ確実にコーナーへ入り、安定感があり、速やかにコーナーを抜けていくことができる。空力性能に長けているという点はペロトンの先頭にいるような選手であれば重要になってくるけれど、僕にとって最も大切なのはいかにバイクのハンドリング性能が優れているかということ。メリダのバイクにはそれが備わっている。アメリカでは販売されていないバイクなので、メリダに乗ったのはこれが初めて。

※UCI(国際自転車競技連合)クラス1のワンデイレースが2014年2月9日~12日に連日開催され、UCIプロツアーカテゴリーからは10チームが参戦した。

メリダ「リアクトEVO」メリダ「リアクトEVO」

――今年はどんなレースに参戦していく?

 チームに勝利をもたらすだけでなく、個人としても勝ちを狙っていくつもりだ。個人としてはもちろんブエルタ・ア・エスパーニャのディフェンディングチャンピオンとして走りたいと考えているし、ジロ・デ・イタリアの参戦も決まっている。2つの大きなレースに出ることはとても大きな挑戦となる。特にランプレ・メリダはイタリアのチームなので、ジロ・デ・イタリアでのプレッシャーはかなりのものになると思う。そのほか、UCIプロツアーカテゴリーの小さなレースも魅力的だね。

宴もたけなわ、チームプレゼンテーションの舞台に上がって盛り上がる選手やチーム関係者宴もたけなわ、チームプレゼンテーションの舞台に上がって盛り上がる選手やチーム関係者

――ところで、どこに住んでいるの?

 ヨーロッパにいる時はスペインのデニアに、アメリカには2つ家があって、ひとつめはオレゴン州ベンド、ふたつめはカリフォルニア州サンディエゴにあるよ。父親が空軍だったので生まれは日本ではあるけれど、なにも覚えてない。だからパスポートを見るたびにいつも不思議な気持ちになるし特別なことだと感じている(※)。今年はチームとともに日本へ行けたらいいね。

※日本で「本籍」にあたる箇所がアメリカでは「出生地」となる。

――将来、またはレース以外では何をしたい?

 年中家を出払っているので、家族ともっと過ごしたいと思っている。妻とはいろいろなところへいっしょに旅行をしているので、16歳、14歳、11歳の子供たちと特にね。近い未来としてはヨーロッパでまた違うチームなりで活動をしていくのか、またはアメリカにいて何かをしていくのかまだ分からない。

復帰の年、自らへの挑戦 ダミアーノ・クネゴ

「勝負の年」と決意を固めるダミアーノ・クネゴ「勝負の年」と決意を固めるダミアーノ・クネゴ

――今年はどんなシーズンにしたい?

 2013年は自分にとってあまりいい年だったとは言えないので、今年は勝負の年。かつてのように“勝者クネゴ”として帰ってきたい。具体的には、アムステルゴールドレース、フレーシュ・ワロンヌでいい結果を出して、ジロ・デ・イタリアをターゲットにしたい。ジャパンカップは大好きなので、チームが参戦する際にはぜひまた行きたいと思っている。

――新チームとバイクに対してひとこと

 ホーナーの加入はチームが勝つためにもいいこと。また新しくチームバイクとなったリアクトEVOはペダリングのパワーがダイレクトに伝わるし、ダウンヒルやヒルクライムにも適している。

メリダ「リアクトEVO」&「ライドPRO」ギャラリー


「リアクトEVO」
フレーム: メリダ リアクトEVO BB386
カラー: スペシャルデザイン チーム ランプレ・メリダ
フォーク: メリダ スーパーライトS テーパー
BBセット: BB386(シマノBBアダプター付)

メリダ「リアクトEVO」サドルとシートポストメリダ「リアクトEVO」サドルとシートポスト
メリダ「リアクトEVO」フロントメリダ「リアクトEVO」フロント
メリダ「リアクトEVO」を後方から撮影メリダ「リアクトEVO」を後方から撮影


「ライドPRO」
フレーム: メリダ ライド スーパーライト BB386
カラー: スペシャルデザイン チーム ランプレ・メリダ
フォーク: メリダ スーパーライト・ライド SL S テーパー
BBセット: BB386(シマノBBアダプター付)

メリダ「ライドPRO」メリダ「ライドPRO」
メリダ「ライドPRO」チェーンリング部分メリダ「ライドPRO」チェーンリング部分
メリダ「ライドPRO」サドルとシートポストメリダ「ライドPRO」サドルとシートポスト
横から見ると平たいメリダ「ライドPRO」シートステイ横から見ると平たいメリダ「ライドPRO」シートステイ

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