自転車が砂浜を駆ける2日間見逃せない「シクロクロス東京2014」は2月8、9日開催 東京・お台場で砂上バトル観戦を楽しもう

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 東京・お台場海浜公園で2月8日~9日、「シクロクロス東京2014」が開催される。砂の人工海岸をメインとする1周およそ1.5kmのコースは、全域が観戦ポイントといえるほど見どころがいっぱい。また会場には自転車メーカーやグッズ、飲食ブースが展開され、仲間と訪れてワイワイガヤガヤと観戦しても楽しい。開催前に、大会を満喫するためのポイントをみていこう。(柄沢亜希)

レインボーブリッジを背に砂浜を疾走する選手(2013年大会より)レインボーブリッジを背に砂浜を疾走する選手(2013年大会より)

迫力のレースを観戦

2014年2月2日にオランダで開催された世界選手権を見守る大観衆2014年2月2日にオランダで開催された世界選手権を見守る大観衆

 シクロクロスは、決められた時間内で泥や砂といった未舗装のコースを障害物をクリアしながら周回し、その周回数とタイムを競う。ロードレースの選手が冬場のトレーニングとしたのが始まりで、ベルギーやオランダ、チェコなどヨーロッパで人気が高い。冬の寒い日に泥にまみれて疾走する選手を、厚い上着を着込んだ観客がカウベルやビールを片手に応援する様子が印象的なアツい競技だ。シクロクロス東京ではそんな本場の雰囲気を少しでも味わってもらおうと、コース設計、有力選手の招聘、出展ブースの展開など、さまざまな面で妥協のない大会運営を行なっている。

人工海岸が続くお台場海浜公園=東京都港区人工海岸が続くお台場海浜公園=東京都港区

 コースサイドでもっとも観客が集まるのは、やはり砂浜エリア。砂に食い込むタイヤを回してトップ選手らがハイスピードで駆け抜ける砂上のバトルは迫力満点だ。東京湾にそびえるレインボーブリッジを背景にレース風景を撮影することもできる。オリジナルグッズとして会場販売されるカウベルを鳴らして声援を送れば、それが選手に届き、力強い走りを見せてくれるはずだ。

 階段やフライオーバー(立体交差)、障害となる板を設置したシケインは、シクロクロスの醍醐味だ。選手たちはバイクを担いで華麗に障害をクリアし、また飛び乗っていく。そうかと思えば、バイクに乗ったまま障害を越える選手も現れ、目が釘付けになることも。テクニックが問われる森林未舗装エリアは、細く入り組んでいて、スピードを維持しながら目の前を走る抜ける選手たちの息づかいまで聞こえてくる。

選手の間近でカウベルを鳴らして応援(2013年大会より)選手の間近でカウベルを鳴らして応援(2013年大会より)
シクロクロス東京オリジナルカウベルシクロクロス東京オリジナルカウベル
シケイン越えを固唾を呑んで見守る観客(2013年大会より)シケイン越えを固唾を呑んで見守る観客(2013年大会より)
会場にはフライオーバーが設置される(2013年大会より)会場にはフライオーバーが設置される(2013年大会より)

会場の雰囲気を楽しもう

ブースにはシクロクロス向け製品が並ぶ(2013年大会より)ブースにはシクロクロス向け製品が並ぶ(2013年大会より)
会場で販売されるビール会場で販売されるビール

 会場を訪れて17の自転車メーカーやグッズのブースを回るのも楽しい。バイク完成車、フレーム、パーツ、アクセサリー、ウェアなど、シクロクロス向けの製品が勢揃いする。大会に参戦する選手は、ゼッケンを試乗チケット代わりに、各ブースのバイクを試乗することもできるという。子供向けには、当日参加(※)も可能なキッズサイクルスクールが催されている。
※定員に残りがある場合。

 極めつけは飲食ブースだ。本場の輸入ビールやノンアルコールビールをはじめ、リキュール、ホットワインなど、シクロクロスならではのラインナップ。フードコーナーには温かい料理を中心にメニューが並び、小腹が空いた時はもちろん、本場さながらにビールを飲んで応援する際の、パワーの源になるだろう。

 また会場では、さまざまな形で東日本大震災復興支援を行なってきた地元東京都港区台場の自治会が、福島県柳津町の特産品ブースをボランティア出店するという。

シクロクロスは選手と観客の距離が近く、「見て楽しめる」競技(2013年大会より)シクロクロスは選手と観客の距離が近く、「見て楽しめる」競技(2013年大会より)

 大会を主催するチャンピオンシステム・ジャパンの棈(あべ)木亮二社長は、「他のメジャースポーツで確立されている『見て楽しむ』要素を自転車でも確立し、プロ選手が輝けるレースを増やすことで、それを目指す競技者人口の拡大、さらには日本でのレース環境や競技レベルの向上につながると信じています。そこに欠かせないのは観客のみなさん。ぜひ会場にお越し頂き、飲食や各社ブースを楽しみながら、レースの迫力と躍動感に触れてみてください」と来場を呼びかけている。

■10万杯のビールで熱気に包まれるシクロクロス会場・ベルギー

本場ベルギーでビールを“補給”しにスタンドに集まった観客

 本場ヨーロッパのシクロクロスサーキットでは、飲み物はビールと決まっている。会場ではホットワインやウィスキーといったアルコール類も売っているけれど、コアなファンにとってみれば、そんなのは邪道。雪が降ろうとも、体感温度がマイナス10℃になろうとも、そこにはビール片手にひいきの選手へ声援を送る熱心なファンの姿がある。それを象徴するかのように、観客動員数だけでなく、売れたビールのリットル数が、レースの盛り上がりを示すバロメーターだ。
 
最近の記録では、2012年に開催されたベルギー、コクサイデの世界選手権では3万リットルのビールが売れたと発表されている。300mlのコップで換算すると10万杯…ちょっと日本人の感覚では理解しかねる部分もあるけれど、それだけベルギーを中心とした本場のファンはビールを飲みながらのレース観戦が大好きなのだ。ビールを“起爆剤”に、観客たちの熱気が最高潮に達したサーキットで、選手たちが素晴らしいレースを繰り広げる。そのシンクロがシクロクロスの魅力に違いない。文・写真 田中苑子


「シクロクロス東京2014」
開催日: 2014年2月8日(土)〜9日(日)
場所: 東京都港区台場 お台場海浜公園
プログラム(抜粋):
2月9日(日) – エリート女子 12:50スタート、エリート男子 14:00スタート

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