定員を上回る103人が受講事故の原因や防止策を知って! 京都市で「自転車安全利用講習会」開催

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 自転車の交通ルールやマナーを正しく知ってもらうための「自転車安全利用講習会」が1月25日、京都市右京区のデルタ自動車四条教習所で開かれ、約100人の参加者が自転車事故の原因や防止策などを学んだ。(レポート 岡田由佳子)

大勢の受講者を集めて開催された「自転車安全利用講習会」大勢の受講者を集めて開催された「自転車安全利用講習会」

 講習会は京都市と京都府警が主催し、今回で2回目。総合司会は、お天気キャスターで、関西の自転車イベントなどでも活躍している斉藤雪乃さんが務めた。

 初めに、実際に起きた自転車事故を題材にしたDVD「なぜ、自転車事故は起こったか」を視聴。女子学生や会社員が自転車で交通ルールを無視して走った結果、事故の加害者になってしまい、被害者に後遺症が残ったり、死亡したりした事例を紹介する内容で、受講者は一瞬の事故で人生が変わってしまう恐ろしさを実感していた。

 続いて、京都府警の野々村孝雄・自転車交通安全対策係長が、自転車の交通ルールについて詳しく説明。「事故で子供を亡くされたご遺族が声を揃えて言うのは、『今でも(子供が)ドアを開けて帰ってくるような気がする』という言葉です。その心情を聞くのはとても辛い」と語り、交通事故を起こさないという強い意識を持つよう呼びかけた。

 デルタ自動車四条教習所の小林秀生指導員は、「事故を起こしにくいタイプは、自分に厳しい予測を立てている人。事故を起こしやすいタイプは、死角にある危険予測に自分勝手な判断をする人」と説明。走り慣れた道などが特に事故になる可能性が高いとし、「常に『もしかして…』という緊張感を持ち、相手に自分の存在をアピールするよう運転してほしい」と訴えた。

 楽しみながら学べる「自転車検定クイズ」も実施され、NPO法人自転車活用推進研究会の小林成基理事長と、毎日新聞社会部の馬場直子記者が解説。京都市自転車政策課の芳賀正昭課長は、ルールを守ることの大切さについて語った。

ルールを守ることの大切さを語った京都市自転車政策課の芳賀正昭課長ルールを守ることの大切さを語った京都市自転車政策課の芳賀正昭課長
講習会の講師やゲストを務めた(左から)斉藤雪乃さん、小林成基さん、野々村孝雄さん、馬場直子さん、芳賀正昭さん講習会の講師やゲストを務めた(左から)斉藤雪乃さん、小林成基さん、野々村孝雄さん、馬場直子さん、芳賀正昭さん

 講習を終えて、小学3年生の女の子と一緒に参加した母親は、「私自身も子供に教えているが、知識には限界がある。こういう講習会があるととても助かり、親自身も勉強になった」と満足気な様子。また60代の女性は、「安全に自転車に乗ってもらえるよう、家族に今日の内容を伝えていきたい」と笑顔で語った。

 次回は6月初旬の開催を予定し、その後も定期的なイベントとして継続していくという。

<※協力:株式会社アーキエムズ一般社団法人エシカル・サイクル・オーガニゼーションNPO自転車活用推進研究会など>

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