バイクインプレッション2014「STORCK AERNARIO PLATINUM EDITION G1」 最高性能を追い求めるブランドの真髄

  • 一覧

 マーカス・ストーク氏が率いるドイツのバイクブランド「ストーク」は、完璧なフレームを作ることを理念に、耐久性と重量と剛性の完全なバランスを追求している。以前試乗した「ビジョナー」も国内外で評価の高いモデルだが、今回紹介する「アエロナリオプラチナエディション G1」はまさにブランドの信念を具現化したと言える、ストークの真髄に触れることのできる1台だ。

「STORCK AERNARIO PLATINUM EDITION G1」(ストーク アエロナリオプラチナエディション G1)「STORCK AERNARIO PLATINUM EDITION G1」(ストーク アエロナリオプラチナエディション G1)

STORCK AERNARIO PLATINUM EDITION G1(ストーク アエロナリオプラチナエディション G1)
価格:785,500円(フレームセット)
サイズ:47、51、55、57、59、63cm
カラー:プラチナムブラック
問い合わせ先:ストークバイシクル ジャパン http://www.ride2rock.jp/brands/brands_top.php?b_id=86

スペック

フレーム:Aernario Platinum,CFR / UD
フォーク:Stiletto 280
変速機:シマノ・アルテグラDi2(F)&(R)
ギヤ:シマノ・アルテグラ 50×34T、11-25T(11s)
ホイール: ゴキソ・フルカーボンクリンチャー30mm
重量:790g(フレーム)、280g(フォーク)

AERNARIOのロゴがプリントされているトップチューブは扁平形状。真上から見ると、シートチューブまでのラインにボリュームがあって空力性能も高そうだAERNARIOのロゴがプリントされているトップチューブは扁平形状。真上から見ると、シートチューブまでのラインにボリュームがあって空力性能も高そうだ
理想的な形状を追求できるよう、シートクランプがなくなり、スタイリッシュで無駄がない。固定ボルトは内蔵され、下側からアプローチする理想的な形状を追求できるよう、シートクランプがなくなり、スタイリッシュで無駄がない。固定ボルトは内蔵され、下側からアプローチする
エンドに向かって太くなるシートステー。高剛性のフロントフォークとうまくバランスし、全体の快適さをコントロールしているエンドに向かって太くなるシートステー。高剛性のフロントフォークとうまくバランスし、全体の快適さをコントロールしている

インプレッション BY 松尾修作・米山一輝

松尾修作 Neilpryde - Men's Club Pro Cyclingに所属し、キャプテンを務めるプロロードレーサーで、脚質はオールラウンダー。埼玉県・若葉駅近くでバイクサロン「SAKURAMENT」を経営する松尾修作
Neilpryde - Men's Club Pro Cyclingに所属し、キャプテンを務めるプロロードレーサーで、脚質はオールラウンダー。埼玉県・若葉駅近くでバイクサロン「SAKURAMENT」を経営する

松尾 少し前にインプレをした、ストークのアルミロードバイク「ビジョナー」は、フォークの良さをいかしてよく走る、好印象の1台でした。この「アエロナリオ」に乗ってみると、さらにストークの設計に対する考え、どちらにも共通する思想がうかがえて面白かったです。

米山 ふむ。走りだした瞬間から思わずニヤリとしたくなるような、明らかによく走りそうな予感がしなかった? ホイールのせいかな?

松尾 フロント周りのしっかり感からですかね。ビジョナーもそうでしたが、フォークを軸にして推進力が生まれている印象を受けました。ただ軸が前なので、好き嫌いはあるかもしれません。スタビリティについては抜群に良かったですね。コーナーが連続しても落ち着いていました。

米山一輝 数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサー。現在は国内レースを取材で転戦中米山一輝
数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサー。現在は国内レースを取材で転戦中

米山 軽さからくる不安はなく、安定感は高かったね。まるで一本の鉄の細い棒が内部に通っているようなスッと整った安定感だった。でも、速度が出てからのほうがより安定する気がしたよ。

松尾 ええ。フォークが堅いために、最初の振りには少し重く感じるかもしれませんね。でもスピードに乗れば大丈夫。逆に低速で走る長い上りでは、多少上半身での支えが必要になるでしょう。

米山 なるほど、軽量バイクだけど平坦のほうが得意か。フロントのしっかり感が、それだけ走行性能に特色を出しているんだね。でも快適性はそこそこいいよね。

松尾 そうですね、メインフレームでの衝撃吸収が良かったです。フロントのしっかりとした印象が強いだけでなく、メインフレームがそれに追従するので俊敏さがあります。バランスが整っているし、バネ感も少し感じられるので足の回りがスムーズでした。またルックスは、派手さはないながらも、じっくり見ると細かい作りにこだわりが感じられて、所有する喜びがあるバイクだなと思いました。

米山 ちょうどマーカス・ストーク氏の50歳の誕生日を記念する限定車「Aernario Signature(アエロナリオ シグネイチャー)」が発表になったね。価格は2,625,000円で、完成車重量は5.5kgだそうだよ。

松尾 それは一度乗ってみたい衝撃的なモデルですね。

TEXT BY 齋藤むつみ / PHOTO BY 佐藤正巳


この記事のコメント

利用規約順守の上ご投稿ください。

関連記事

この記事のタグ

ストーク バイクインプレッション

  • 一覧

新着ニュース

もっと見る

ピックアップ

e-BIKE最新特集

スペシャル

自転車協会バナー

ソーシャルランキング

インプレッション

インプレッション一覧へ

連載