ツアー・ダウンアンダー2014 第2ステージランプレの若きエース、ウリッシが上りスプリントを制す 2位ゲランスは総合首位をキープ

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ステージ優勝を挙げ、表彰台で祝福を受けるディエゴ・ウリッシステージ優勝を挙げ、表彰台で祝福を受けるディエゴ・ウリッシ

 サントス・ツアー・ダウンアンダーは22日、第2ステージがプロスペクトからスターリングまでの150kmで行われ、上りスプリントをディエゴ・ウリッシ(イタリア、ランプレ・メリダ)が制した。サイモン・ゲランス(オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ)は2位に入り、総合リーダーの座を守っている。新城幸也(チーム ヨーロッパカー)はスプリント勝負に加われず、同タイムの43位でゴールした。

新城幸也が乗る、日本チャンピオン仕様のバイク新城幸也が乗る、日本チャンピオン仕様のバイク

 アデレードの北部から南東部へぐるりと大回りするこの日のコースは、アップダウンの激しさが特徴となっている。最後はわずかな上り勾配になっており、上れるスプリンターやパンチャー向け。新城が「狙い目」と宣言したステージのひとつだ。

 レース開始から10kmほど経過すると、ボーイ・ファンポッペル(オランダ、トレック ファクトリー レーシング)、ウィリアム・クラーク(オーストラリア、ドラパック プロフェッショナル サイクリング)、フレークモア・キャンベル(オーストラリア、UniSA・オーストラリア)ら3人のアタックが成功した。クラークは、2日連続のエスケープ。メーン集団は総合リーダーのゲランスを擁するオリカ・グリーンエッジがコントロールした。

レースに備えるチーム ヨーロッパカーのメンバー。新城は上位でのゴールを狙ったレースに備えるチーム ヨーロッパカーのメンバー。新城は上位でのゴールを狙った

 コース上で2回登場する山岳ポイントは、いずれもクラークが先頭通過。メーン集団の先頭通過してポイントを重ねたアダム・ハンセン(オーストラリア、ロット・ベリソル)とトップで並んだ。また、クラークは第1ステージに続いて敢闘賞も獲得し、連日の活躍を見せた。

 その逃げが残り21kmで吸収されると、ゴールが近づくにつれて人数が絞られ、100人ほどの集団がスプリントに向けて臨戦態勢に入る。各選手の位置取りが活発化するなか、残り300m、ダリル・インピー(南アフリカ、オリカ・グリーンエッジ)のアシストを受けてゲランスが集団前方へ。

 これに食い下がろうと、ウリッシ、カデル・エヴァンス(オーストラリア、BMCレーシングチーム)、フランチェスコ・ガヴァッツィ(イタリア、アスタナ プロチーム)がスプリントを開始。好位置につけたゲランスはわずかに出遅れ、4人が横一線のスプリント勝負となったが、そのなかからウリッシが抜け出す。ウリッシが、両手をつきあげながらゴールを駆け抜けた。

第1ステージは敗れたウリッシだが、上りスプリントで雪辱を晴らした第1ステージは敗れたウリッシだが、上りスプリントで雪辱を晴らした
総合首位を守ったサイモン・ゲランス総合首位を守ったサイモン・ゲランス

 第1ステージではスプリントで敗れ4位に沈んだウリッシだが、ツアー・ダウンアンダー初出場ながら、2ステージ連続の好成績をマーク。総合優勝争いに絡めるコンディションは整っているようだ。ゲランスは2位に入って総合リーダーの座をキープ。ボーナスタイムも獲得しており、ウリッシを除くライバルに対してはさらにリードを広げた。

 翌日の第3ステージは、ゴールの約8km前にある山岳ポイントを通過し、そこから下ってのゴール。今度は下り基調のスプリント勝負が見られそうだ。

(文 平澤尚威/写真 砂田弓弦)

第2ステージ結果
1 ディエゴ・ウリッシ(イタリア、ランプレ・メリダ)3時間52分14秒
2 サイモン・ゲランス(オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ) +0秒
3 カデル・エヴァンス(オーストラリア、BMCレーシングチーム) +0秒
4 フランチェスコ・ガヴァッツィ(イタリア、アスタナ プロチーム) +0秒
5 ロベルト・ヘーシンク(オランダ、ベルキン プロサイクリングチーム) +0秒
6 リッチー・ポート(オーストラリア、チーム スカイ) +0秒
7 ベン・ヘルマンス(ベルギー、BMCレーシングチーム) +0秒
8 ファビオ・フェッリーネ(イタリア、トレック ファクトリーレーシング) +0秒
9 ハビエル・モレノ(スペイン、モビスター チーム) +0秒
10 ダリル・インピー(南アフリカ、オリカ・グリーンエッジ) +0秒
43 新城幸也(日本、チーム ヨーロッパカー) +0秒

個人総合時間賞
1 サイモン・ゲランス(オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ) 7時間12分31秒
2 ディエゴ・ウリッシ(イタリア、ランプレ・メリダ) +7秒
3 アンドレ・グライペル(ドイツ、ロット・ベリソル) +11秒
4 カデル・エヴァンス(オーストラリア、BMCレーシングチーム) +13秒
5 スティール・ヴォンホフ(オーストラリア、ガーミン・シャープ) +13秒
6 シモン・ゲシュケ(ドイツ、チーム ジャイアント・シマノ) +16秒
7 フランチェスコ・ガヴァッツィ(イタリア、アスタナ プロチーム) +17秒
8 ロベルト・ヘーシンク(オランダ、ベルキン プロサイクリングチーム) +17秒
9 マキシム・ブエ(フランス、アージェードゥーゼル ラモンディアル) +17秒
10 ゲラント・トーマス(イギリス、チーム スカイ) +17秒
55 新城幸也(日本、チーム ヨーロッパカー) +21秒

山岳賞
1 アダム・ハンセン(オーストラリア、ロット・ベリソル) 20pts
2 ウィリアム・クラーク(オーストラリア、ドラパック プロフェッショナル サイクリング) 20pts
3 アクセル・ドモン(フランス、アージェードゥーゼル ラモンディアル) 12pts

スプリント賞
1 サイモン・ゲランス(オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ) 31pts
2 ディエゴ・ウリッシ(イタリア、ランプレ・メリダ) 27pts
3 フランチェスコ・ガヴァッツィ(イタリア、アスタナ プロチーム) 22pts

新人賞
1 カルロス・ベロナ(スペイン、オメガファルマ・クイックステップ) 7時間12分52秒
2 ルーカ・ヴァケルマン(イタリア、ランプレ・メリダ) +0秒
3 ジュリアン・アラフィリップ(フランス、オメガファルマ・クイックステップ) +0秒

敢闘賞
ウィリアム・クラーク(オーストラリア、ドラパックサイクリング)

チーム総合
1 ランプレ・メリダ 21時間38分28秒
2 BMCレーシングチーム +4秒
3 オリカ・グリーンエッジ +4秒

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