バイクインプレッション2014「GIOS TORNADO」 新鮮な驚きに満ちた、伝統ブランドのフルカーボンバイク

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 イタリアのトリノで1948年に創業したジオスは、鮮やかなブルーが象徴的なレーシングブランドだ。高いクオリティを誇る同社のフレームは長年選手を支え、サイクリストから愛されてきた。現在もラインナップにはスチール、チタン、アルミといった金属のトラディショナルフレームが多く残っているが、2014年モデルとして登場したフルカーボンフレームのトルナードは、新しいジオスとして私たちの興味を惹きつけた。

「GIOS TORNADO」(ジオス トルナード)「GIOS TORNADO」(ジオス トルナード)

GIOS TORNADO(ジオス トルナード)
価格:395,000円(アルテグラDi2完成車、税別)
サイズ:500、530、555
カラー:マットブラック
問い合わせ先:ジョブインターナショナル http://www.job-cycles.com/gios/index.html

スペック

フレーム:ユニディレクショナル フルカーボン モノコック
フォーク:ジオスオリジナル カーボンフォーク
変速機:シマノ・アルテグラDi2(F)&(R)
ギヤ:シマノ・アルテグラ 50×34T、11-28T(11s)
ホイール: シマノ・WH-RS81
重量:7.6kg(完成車)、1030g(フレーム)、380g(フォーク)

ヘッドバッジにはトリノを拠点とする伝統のイタリアンブランドらしさが表れているヘッドバッジにはトリノを拠点とする伝統のイタリアンブランドらしさが表れている
マットブラックのフレームにはブランドのアイデンティティを象徴するブルーのラインが入り、モノステーのイタリアのフラッグが華を添えるマットブラックのフレームにはブランドのアイデンティティを象徴するブルーのラインが入り、モノステーのイタリアのフラッグが華を添える
モノコック構造のカーボンフレームは、細部に渡り剛性と軽量化を追求した設計となっているモノコック構造のカーボンフレームは、細部に渡り剛性と軽量化を追求した設計となっている

インプレッション BY 松尾修作・米山一輝

米山一輝 数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサー。現在は国内レースを取材で転戦中米山一輝
数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサー。現在は国内レースを取材で転戦中

米山 イタリア国内にはジオスブルーという色があるというほど、もちろん日本でもジオスのバイクといえば鮮やかな青のイメージだよね。

松尾 ええ。カーボンモノコックのフレームをそのまま一色に塗るのではなく、伝統カラーはラインで入れるだけに留め、またダウンチューブの「GIOS」の文字もヘンに凝って、大きくしたり装飾したりするのではなく、これまでのイメージに沿っているところにとても好感が持てました。

米山 たしかに。高級感があって魅力的に仕上げられているよね。試乗してみると、乗り心地は良くて、親しみやすい1台だったと思う。

松尾 そうですね。 カラダを大きく支える感じで安定感は非常に高く、一見細身のフレームですが、芯があるのでぶれません。

米山 うん、安定感はある。剛性は適度で、気持良くダンシングできるし、乗り心地も良いし、調度良いバランスかな。

松尾 剛性はガチガチではなく、まとまり感が強いので、想像以上にしっかり進みましたね。スカスカしない剛性感なので走っていて爽快です。

米山 低速から高速までフラットな扱いやすさがあるから、ロングライドを楽しむ人には最適だろうね。

松尾修作 Peugeot Neilpryde Lacasse Pro Cycling所属。Jプロツアーに参戦するレーサーで、脚質はオールラウンダー。スイスでのレース活動経験も持つ松尾修作
Peugeot Neilpryde Lacasse Pro Cycling所属。Jプロツアーに参戦するレーサーで、脚質はオールラウンダー。スイスでのレース活動経験も持つ

松尾 そうですね、加速はそれほど機敏ではありませんし、上りでもレーシーというほどではありませんが、芯がしっかりしていて、とくにシッティングではライダーの思うように動くことができる、イタリアンバイクらしさは感じられました。

米山 アッセンブルや価格、デザインなど、総合的に見ても非常に競争力のある1台に仕上がっているし、昔からジオスを知っている人に歓迎されそうだね。

松尾 ええ、ホリゾンタルに近いので、見た目も美しいです。ロングライドを楽しむ人の愛車としてはいい選択になりそうです。

米山 試乗車の仕様のほかに、20万円台で買える105仕様の完成車もあるから、エントリーライダーにもおすすめできるね。

TEXT BY 齋藤むつみ / PHOTO BY 佐藤正巳


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