MSN産経ニュース【若きアスリートの誓い】より2020年東京オリンピックを目指し「ステップを踏んでいきたい」 宇都宮ブリッツェン・城田大和選手

  • 一覧

 2020年東京オリンピックを目指す新世代アスリートたちを紹介するMSN産経ニュースの連載【若きアスリートの誓い】より、宇都宮ブリッツェンの城田大和選手を取り上げた記事を掲載します。

◇         ◇

全日本選手権は「U23の優勝を目指す」

宇都宮ブリッツェンの城田大和選手(水野拓也撮影)宇都宮ブリッツェンの城田大和選手(水野拓也撮影)

 沖縄の高校を卒業し、自転車ロードレースのプロチーム、宇都宮ブリッツェンに入り、Jプロツアーで戦った。1年目の昨年はシーズン後半、負傷で欠場し、1年間通して全国を転戦するプロの厳しさを知ったが、10代で国内トップレベルの選手とともに走る貴重な経験を積んだ。

 高校3年のときには高校生、ジュニア選手を対象とした「全日本ステージレース in いわて」で優勝しており、同世代ではトップレベルの実力を持つ。今季の全日本選手権はその岩手県八幡平市の会場で開催される。

 「得意なコース。U23(19~22歳)の優勝を目指す」と意気込む。

 自転車ロードレースは長時間走りっぱなしの過酷なスポーツ。途中で止まることもできず、精神的な強さが求められる。一方でゴール直前で一気に順位が変わるなど展開が読めないスポーツとしての面白さもある。ヨーロッパでの人気は高いが、日本ではまだまだマイナー競技だ。「人と同じことをするのは好きじゃない」。小学6年のときにはBMX(短距離レース向きの頑丈な競技用自転車)で1週間以上かけて沖縄を1周したこともあり、自転車競技にのめり込んだ。

東京五輪に「絶対出たいし、出るからには活躍したい」

 沖縄ではプロチームは遠い存在だったが、ブリッツェンの本拠地・宇都宮は地域でチームを支え、チームが地域に貢献する雰囲気を感じた。Jプロツアーの各会場でもブリッツェンを応援するため宇都宮から駆けつけたファンの声援を背に走ることができる。毎年10月、市内で開催されるジャパンカップでは、世界トップレベルの選手と戦うこともできる。「日本でないとできない経験もある。国内で成績を出してステップを踏んでいきたい」

プロ2年目を迎える城田大和選手(2013年12月16日のチーム体制発表会)プロ2年目を迎える城田大和選手(2013年12月16日のチーム体制発表会)
宇都宮ブリッツェンの2014年のメンバー。(左から)清水裕輔監督、青柳憲輝、城田大和、阿部嵩之、増田成幸、鈴木真理、鈴木譲、堀孝明、大久保陣の各選手(2013年12月16日のチーム体制発表会)宇都宮ブリッツェンの2014年のメンバー。(左から)清水裕輔監督、青柳憲輝、城田大和、阿部嵩之、増田成幸、鈴木真理、鈴木譲、堀孝明、大久保陣の各選手(2013年12月16日のチーム体制発表会)

 オリンピックでは第1回アテネ大会(1896年)から自転車競技が実施されている。日本のメダルは銀1、銅3でいずれもトラック種目。ロードレースでのメダル獲得はなく、本場ヨーロッパの選手とはレベルの差が大きいのが実情。故郷・沖縄出身の新城幸也選手(29)らツール・ド・フランスで完走する日本人選手はごくわずかだが、海外のトップ選手と互角に戦うには、その厳しい舞台を経験しなければならないという思は強い。

 「若いから無理をしてけがをしてはいけない、焦らないのがいいと思う半面、時間がないという相反する思いもある」。若者らしい焦りものぞかせるが、それだけ2020年への意欲は大きい。「日本でやるからには絶対出たいし、出るからには活躍したい」。長いようで短い6年間、みっちりと自分を鍛えるつもりだ。

(産経新聞宇都宮支局 水野拓也)

しろた・やまと

平成6年11月、沖縄県生まれ。県立北中城高卒。身長163センチ、体重55キロ。2013年より宇都宮ブリッツェンに所属。19歳。

この記事のコメント

利用規約順守の上ご投稿ください。

関連記事

この記事のタグ

2020東京五輪 JPT2014・ニュース Jプロツアー Jプロツアー2014 宇都宮ブリッツェン

  • 一覧

新着ニュース

もっと見る

ピックアップ

e-BIKE最新特集

スペシャル

自転車協会バナー

ソーシャルランキング

インプレッション

インプレッション一覧へ

連載