バイクインプレッション2014「NEILPRYDE ZEPHYR」 伸びるように加速する、剛性を保ちつつ快適に仕上げられた新機種

  • 一覧

 ニールプライドはセーリングのオリンピック代表選手、ニール・プライド氏が1970年に設立したセールメーカーだ。2011年にはその高いカーボンファイバー製品の生産技術を元に、スポーツサイクルへ参入し、「BMW Group DesignworksUSA」とのコラボレーションでデザインされた「ALIZE」と「DIABLO」の発表した。今回試乗するのは競技志向のレーサーのためだけでなく、長距離レース・長距離ライドに適したジオメトリーを採用した、2014年ニューモデルの「ZEPHYR」だ。

「NEILPRYDE ZEPHYR」(ニールプライド ゼファー)「NEILPRYDE ZEPHYR」(ニールプライド ゼファー)

NEILPRYDE ZEPHYR(ニールプライド ゼファー)
価格:273,000円(フレームセット、5%税込)
サイズ:XS、S、M、L、XL
カラー:ブラック/ライム
問い合わせ先:トライスポーツ http://www.trisports.jp/brand/node/6067

スペック

フレーム:ZEPHYR – C6.7 TORAY UD
フォーク:ZEPHYR – C6.7 TORAY UD  1-1/8 to 1-1/4
変速機:シマノ・デュラエース(F)&(R)
ギヤ:シマノ・デュラエース 50×34T、11-28T(11s)
ホイール: フルクラム・レーシングゼロ
重量:N/A

高剛性のフォークは角度をゆるくし、ホイールベースはやや長め。ブレーキングやコーナリングでの安定性は高く、それでいて反応の良さも併せ持つ高剛性のフォークは角度をゆるくし、ホイールベースはやや長め。ブレーキングやコーナリングでの安定性は高く、それでいて反応の良さも併せ持つ
剛性を犠牲にすることなくしなりを生み出し、縦方向の振動吸収性を高めた特徴的なシートステー剛性を犠牲にすることなくしなりを生み出し、縦方向の振動吸収性を高めた特徴的なシートステー
ボリュームのあるPF30仕様BBとパワーロスを許さないチェーンステーが高い駆動性能を支えるボリュームのあるPF30仕様BBとパワーロスを許さないチェーンステーが高い駆動性能を支える

インプレッション BY 松尾修作・米山一輝

米山 勢いを感じる新興ブランドだけど、乗るのは今回が初めて。ゼファーは、全く新しいロングライド向きなフレームとしてリリースされたモデルだね。

松尾 そうですね。ニールプライドでは「アリーゼ」がブランドの顔として知られているモデルですが、コンセプトの異なるこの「ゼファー」も、間違いなく注目のモデルですよ。

米山 松尾くんは、今年の所属するチームが使用するバイクブランドでもあるからね。じゃあ、正直なところ乗った印象はどうだった?

松尾 さまざまなロードバイクがありますが、ゼファーは剛性感が他とは一線を画していて、バネ感でバイクを進ませる印象が強く出ていました。

松尾修作 Peugeot Neilpryde Lacasse Pro Cycling所属。Jプロツアーに参戦するレーサーで、脚質はオールラウンダー。スイスでのレース活動経験も持つ松尾修作
Peugeot Neilpryde Lacasse Pro Cycling所属。Jプロツアーに参戦するレーサーで、脚質はオールラウンダー。スイスでのレース活動経験も持つ
米山一輝<br>数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサー。現在は国内レースを取材で転戦する編集部のエースライダー米山一輝
数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサー。現在は国内レースを取材で転戦する編集部のエースライダー

米山 そうだね、バネ感があったね。それから思った以上に剛性は高く、しっかりしている印象を受けたよ。

松尾 一見、ロングライド向きなのですが、そのバネ感を生かして低速からビュンビュンと気持よく加速できるので、レースパフォーマンスとしてもかなり高いです。

米山 選手はみんなアリーゼに乗るの?

松尾 試乗した感触がかなり良いので、ゼファーも使い分けて乗るようになるようです。コーナーでのフィーリングも良いし、上りのようなトルクが掛かる場面でも、バネ感が活きて、フレームの性能を存分に発揮できると思います。重さを感じないから乗っていて気持ちが良いですよ。

米山 なるほど。グイッと伸びるような加速の感覚はたしかに気持ちが良かった。そして、乗り心地も良いから、ロングライドでも、速さを求めてもどちらも楽しい。

松尾 ええ、ペダルを踏み込んだ瞬間のトラクションは笑ってしまうほどで、上り坂のダンシングは快感を得られます。レース、ロングライドはもちろん、ヒルクライムレースに使用しても結果は出ると思います。

米山 快適さを求めたコンセプトでも、剛性を犠牲にすることなく、走りの性能を高い水準に収めている。わかりやすい乗り心地の良さが出ているのもいいね。

TEXT BY 齋藤むつみ / PHOTO BY 佐藤正巳


この記事のコメント

利用規約順守の上ご投稿ください。

関連記事

この記事のタグ

ニールプライド バイクインプレッション

  • 一覧

新着ニュース

もっと見る

ピックアップ

e-BIKE最新特集

スペシャル

自転車協会バナー

ソーシャルランキング

インプレッション

インプレッション一覧へ

連載