アジア王者が欧州勢に一矢 「ツアー・オブ・ジャパン」第5ステージ

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ステージ優勝した香港チームのワン・カンポー。ロードでアジア大会を3度、アジア選手権を2度、トラックでは世界選手権も1度制すなど、東アジアで最も成功した自転車選手の一人だ =5月26日、静岡県伊豆市(米山一輝撮影)ステージ優勝した香港チームのワン・カンポー(米山一輝撮影)

 自転車ロードレース「ツアー・オブ・ジャパン」の第5戦・伊豆ステージが26日、静岡県伊豆市の日本サイクルスポーツセンターで開かれ、アジアチャンピオンのワン・カンポー(香港チーム)が4時間32分10秒で優勝。今大会で、日本を含むアジアチームの選手として初めての勝利を飾った。また、鹿屋体育大学3年の黒枝士揮(日本学生自転車競技連盟選抜)が9位に入り、国内プロチーム勢を下して日本人最高位となった。

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チームカーを従えて上る11人の先頭グループ。1周目からレースの半分以上を逃げ続けた。先頭は鹿屋体育大学の山本元喜 =5月26日、静岡県伊豆市(米山一輝撮影)11人の先頭グループ。1周目からレースの半分以上を逃げ続けた(米山一輝撮影)
メーン集団は先頭をチームNIPPO勢が固め、総合首位のグリーンジャージを着るバリアーニを守った =5月26日、静岡県伊豆市(米山一輝撮影)メーン集団は先頭をチームNIPPO勢が固め、総合首位のグリーンジャージを着るバリアーニを守った(米山一輝撮影)

 個人総合成績はフォルッナート・バリアーニ(チームNIPPO)がトップを堅守。ポイント賞はマリウス・ヴィズィアック(マトリックス・パワータグ)、山岳賞はジュリアン・アレドンド・モレノ(チームNIPPO)にそれぞれ首位が移った。

 この日のコースは、アップダウンが激しい12キロの周回路を12周する計146.5キロ。累積標高差が5000メートルにも及ぶ難コースで、上りを得意とする選手にとっては、優勝を狙ったり、総合成績を大きくジャンプアップさせたりする最後のチャンスとなった。

2011年にオープンした国内初の屋内木製自転車競技場「伊豆ベロドローム」の周囲を走る選手達 =5月26日、静岡県伊豆市(米山一輝撮影)2011年にオープンした国内初の屋内木製自転車競技場「伊豆ベロドローム」の周囲を走る選手達(米山一輝撮影)
懸命に先頭を引いて逃げ切りを図る地元出身の平塚吉光(シマノレーシングチーム)。しかし後ろにメーン集団が迫ってきた(米山一輝撮影)逃げ切りを図る地元出身の平塚吉光(シマノレーシングチーム)。しかし後ろにメーン集団が迫ってきた(米山一輝撮影)

 このため1周目から、西谷泰治(愛三工業レーシングチーム)、鈴木譲、平塚吉光(シマノレーシングチーム)、増田成幸(宇都宮ブリッツェン)、清水都貴(ブリヂストン・アンカー)、福島晋一(トレンガヌ・サイクリングチーム)といった日本人有力選手を含む11人が抜け出し、メーン集団から2分ほど先行。しかし、レース後半になるとメーン集団がペースアップして追いつき、終盤で集団は25人に膨らんだ。

 その後、最終周回の中盤にアタックが掛かり、先頭はワン・カンポーら外国人勢5人に絞られた。さらに、ゴール前の上りでワン・カンポー満を持して仕掛け、単独で先行。鋭い切れ味で後続を振り切ってゴールに飛び込んだ。

優勝を決めたアジア王者のワン・カンポー =5月26日、静岡県伊豆市(米山一輝撮影)優勝を決めたアジア王者のワン・カンポー =5月26日、静岡県伊豆市(米山一輝撮影)

 総合争いでは、首位のバリアーニが第2集団の先頭でゴール。ライバル達との大差を維持し、個人総合優勝をほぼ手中に収めた。

 26日は最終戦となる東京ステージを開催。日比谷シティ前をスタートし、大井埠頭周回コースに至る112.7キロの平坦コースで、最後の優勝をもぎ取ろうとスプリンター達がしのぎを削る。

◇            ◇

 大会の模様は、ツアー・オブ・ジャパン総集編としてBSフジで放映される。放映日時は6月16日(土)午後1時~1時55分の予定。

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