本人は食料の汚染が原因と主張マイケル・ロジャースが禁止薬物クレンブテロール陽性 優勝したジャパンカップ2013のドーピング検査で

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雨のジャパンカップを独走で制したマイケル・ロジャース(早坂洋祐撮影)雨のジャパンカップを独走で制したマイケル・ロジャース(早坂洋祐撮影)

 10月に栃木県で開催された「ジャパンカップ・サイクルロードレース」で優勝したマイケル・ロジャース(オーストラリア、チーム サクソ・ティンコフ)が、同レースのドーピング検査で陽性の結果が出たことが、UCI(国際自転車競技連合)の発表で明らかになった。ロジャースは現在、暫定的な出場停止状態に置かれている。

 陽性結果が出たのは、レース後に採取された尿サンプルからで、WADA(世界アンチドーピング機関)の認証を受けた東京のラボが検査を行なったところ、禁止薬物であるクレンブテロールの疑わしい分析結果が報告された。

ジャパンカップ2013の表彰台に立った(左から)バウアー、ロジャース、クネゴジャパンカップ2013の表彰台に立った(左から)バウアー、ロジャース、クネゴ

 ロジャースが所属するサクソ・ティンコフの発表によると、ロジャースはUCIからの通告を受けてすぐチーム側にこのことを報告。ロジャースは故意にクレンブテロールを摂取したことは決してなく、汚染された食料源が原因ではないかとチームに説明しているという。ロジャースはジャパンカップの前の週にツアー・オブ・北京(10月11日~15日)に参加。終了後直接、中国から日本へと移動している。

 クレンブテロールは成長促進作用などがあることから、かつて畜産業界では飼料に混ぜることが行なわれていたが、人体への副作用があることから、多くの国で飼料への添加を禁止している。しかし中国では最近も違法に使用される例があり、中毒事件や食肉業界のスキャンダルなどが起こっている。

 自転車ロードレースにおけるクレンブテロール陽性の事例は、2010年のツール・ド・フランスでアルベルト・コンタドール(スペイン)がよく知られている。この時もコンタドールは食品の汚染を主張したが、受け入れられずに出場停止処分となり、同年のツール・ド・フランス優勝などの結果を剥奪されている。

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