工具はともだち<36>シビアな微小トルクを管理する「デジラチェ ドライバタイプ」 ビットの付け替えで様々なネジに対応

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前回に続いて登場の「デジラチェ ドライバタイプ」前回に続いて登場の「デジラチェ ドライバタイプ」

 前回新しく登場したトルク管理ツールの仲間、デジラチェ ドライバタイプは、いかがでしょうか? 「これ、いいよね」と、ツイッターで呟いてくださったり、欲しいという要望もいただいたり。微小トルクに関しての皆様の意識も非常に高く、有りがたい限りです。先日開催された東京モーターショーでも、多くの自転車ユーザーの方々に訪問していただきました。

 この商品は、微小トルクを簡単に計測できることに加え、様々な特徴をもっています。まずは、先端が磁気着脱式であること。通常モデルには、NO.1クロスビットをお付けしていますが、それを外せば、対辺6.3mmのものなら様々なビットを使用していただくことができます。自転車によく使用されている二面幅4mmや5mm、6mmといったネジも、ビットさえ揃っていれば対応していただけます。また、アダプタソケットを取り外せば、6.3sq.ソケットやビットソケットもお使いいただける差し込み角6.3sq.の先端形状になっています。

ビット、アダプタソケットを外した状態のデジラチェ ドライバタイプビット、アダプタソケットを外した状態のデジラチェ ドライバタイプ

 ということは、すでにビットソケットをお持ちの方は、そのままご使用いただけるということ。少ない投資で、様々なサイズに対応した微小トルクの管理が実現しますよ。本体も、比較的リーズナブルな2万9千円となっています。

 そして、最も有効なトルクお知らせ機能は、デジタル表示とLEDランプ点灯。LEDの視認性を向上させるために配置を考慮しました。なぜデジタルかというと、微小トルクの管理は、車のタイヤなどの通常のトルク管理よりもシビア。最も危険とされるオーバートルクになりやすいのです。

視認性の高いデジタル表示とLEDランプ視認性の高いデジタル表示とLEDランプ

 前にもご説明させていただきましたが、締付けに関して非常に多い間違いが、締付け過ぎ。プレセットタイプのトルクレンチの弱点として、オーバートルクになった状態が解らないということです。

 その最大のウィークポイントであるオーバートルクが解らないというポイントを解決するために、デジタル化されました。カーボンなど、高価なパーツは壊してほしくない。大事な彼女との関係を壊したくないという気持ちに似たモノづくりへのこだわりが、この機能を実現、搭載させています。

 微小トルクの管理は、自転車だけではないですよ。近頃、ハイレベルなラジコンカーレースの世界では、モーターの取り付け部のトルク管理をすることで、加速などが変わってきているという話もあるそうです。工具づくりのプロである私も、この話には圧倒されてしまいました。

~工具屋さんのひとり言~
秋のイベントシーズンが終了したと思ったら、急に寒くなり、自転車通勤も挫折の毎日。今年も、愛車のタイヤチェックがメンテナンスの中心になってしまっています。私はタイヤのプロではないので聞いた話になってしまいますが、タイヤを長持ちさせるには、適正なエア圧での使用が必須だそうです。タイヤの構造も、空気圧が低い場合は、車重によりタイヤの潰れが発生したり、逆に高い場合は、伸び変形などが発生する可能性があるため、保管時でも適正なエア圧での保管が必要となります。メンテナンススタンドは、メンテナンス時に便利であるだけでなく、タイヤの設置を抑える、負担を減らしてくれるという効果もありますからね。さすが、パーツメーカーさん、よく考えられてますよね。

小池覚(こいけ・さとる)
KTC(京都機械工具)へ入社後、販売企画や商品開発に携わる。学生時代から二輪、四輪が趣味で、整備経験が豊富。自転車は実は始めたばかりだが、工具のプロとして、サイクリストにも整備の“いろは”を伝えることに燃えている。

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