修善寺・日本CSCに250人が集結メッセンジャーたちが競った「MIXPRESSION11」 4年ぶりの本格的デリバリーレースは大盛況

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自転車を置いてスタートする、ルマン方式のデリバリーレース決勝自転車を置いてスタートする、ルマン方式のデリバリーレース決勝
決勝スタート!決勝スタート!

 10月5、6日の2日間に渡り、サイクルメッセンジャーたちのデリバリースキルを競うイベント「MIXPRESSION11(ミックスプレッションイレブン)」が、静岡県修善寺の日本サイクルスポーツセンターで開催された。2009年にお台場にて行われたCMWC TOKYO(サイクルメッセンジャーワールドチャンピオンシップ東京)以来となる本格的なデリバリーレースの大会だ。

雨の予選を全員が走破

 デリバリーレースとは、周回コース内に用意されたチェックポイント間を、荷物のピックアップ(引き取り)とドロップオフ(お届け)を繰り返し、メッセンジャーのデリバリースキルを競うレースだ。1994年にベルリンで開催された世界大会に始まり、世界の大都市で毎年開催されている。今大会は日本国内で行われる4年ぶりのデリバリーレースとなり、東京、横浜、名古屋、大阪といった各都市からサイクルメッセンジャーを生業とする自転車乗りたちが集結した。

雨のなか行われたデリバリーレース予選雨のなか行われたデリバリーレース予選

 初日は予選が行われ、上位40名が2日目の決勝に進出することになる。エントリーした選手は、オーダーフォームと呼ばれるデリバリー指示書を頼りにレースをスタートし、タイムを競う。オーダーフォームの内容を正確にデリバリーし、タイムの速いものから決勝に進出する仕組みとなっている。

 予選はあいにくの雨となったが、いかなる天候下でもプロとしてデリバリーをこなすメッセンジャーたちは、日本サイクルスポーツセンターに設けられた1周2.7kmの起伏の多い周回コースを、1人の脱落者も出ず最後まで走りきった。決勝ではオーダーフォームの仕事量が予選の約3倍となり、より脚力と荷物をデリバリーするスキルを求められる。

同時にバイクポロの大会も行われ、盛り上がりをみせた同時にバイクポロの大会も行われ、盛り上がりをみせた
ベストジェントルマン賞に輝いたクリオシティのメッセンジャーネーム「おやつ。」さんベストジェントルマン賞に輝いたクリオシティのメッセンジャーネーム「おやつ。」さん

 

勝負はスピードとデリバリー効率

決勝は乾いた路面でのスピードレースに決勝は乾いた路面でのスピードレースに

 2日目、デリバリーレースの決勝は曇り空の下でスタートした。次第に太陽も顔を出し、乾いたコース上を全力で駆け抜けるスピードレースとなった。

 圧倒的なスピードとデリバリー効率を発揮し、見事優勝を果たしたのはメッセンジャーネーム「とりぞう」こと下坂皓介さん(26歳)だ。20歳の頃からメッセンジャーを始め、海外でのデリバリーレースでも活躍。その経験と類いまれな脚力を生かし、国内のサイクルメッセンジャーの頂点に輝いた。

 女子カテゴリーで優勝したのはメッセンジャーネーム「とにー」こと清水沙羅さん(26歳)。ロードレースの大会でも活躍しているスポーツ万能の女性だ。多くの男性陣に負けることなく最後まで全力で走りきった。2人は共にメッセンジャー会社Cy-Qに所属している。

ただ走るだけでなく頭を使うデリバリーレース決勝ただ走るだけでなく頭を使うデリバリーレース決勝
上位3人に豪華なプライズが送られた。(左から)シンヤさん、とりぞうさん、マツドさん上位3人に豪華なプライズが送られた。(左から)シンヤさん、とりぞうさん、マツドさん
優勝したとにーさん(左)、とりぞうさん優勝したとにーさん(左)、とりぞうさん
同時開催のバイクポロ番付1位のアーサーさん同時開催のバイクポロ番付1位のアーサーさん

 初日の夜にはバーベキューパーティーとサイドイベント、バイクポロのナイフファイトが行われるなど、日本全国からメッセンジャーに理解のある総勢250人あまりの自転車乗りたちが一同に会し、修善寺の夜を満喫。また、サイクルスポーツセンターのメーンストレートには協賛各社のブースが彩りを添え、イベントに参加した全員が楽しめる祭典となった。

(文 花積ジュリ、写真 渡邊卓人・ROCKY)


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