チャリガールMOCOのガールズトーク<21>ビギナーや女性にも優しい2日目は“語り部ライダー”が大活躍!「四万十ドラゴンライド」レポート<後編>

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雄大な四万十川に掛かる沈下橋も皆で走る雄大な四万十川に掛かる沈下橋も皆で走る

 11月3日、4日の2日間にわたって高知県で開催された四万十ドラゴンライド。初日はシャカシャカと走ることを楽しみ、2日目は、ゆったり自然に触れることを楽しむ。この大会に、私も「Cyclist」編集部からお話をいただき、体当たりレポートということで参加してきました。

 初日のライドは、残念ながらあいにくの雨模様。グレートーンの景色のなか、なんとか無事に300kmを完走しました。300kmという距離は何度か走った経験がありますが、今回はこれまでに比べて足の疲労感をあまり感じませんでした。四万十川のゆったりとした流れに沿ったコースレイアウトのおかげか、それとも周りの皆さんと協力して走れたおかげでしょうか。獲得標高は2240mということですが、ほぼ平坦基調のイメージでした。ただ、お尻はだいぶくたびれちゃったかな…。

日差しが降り注ぐ2日目日差しが降り注ぐ2日目
ドラゴンTシャツを着て応援してくれる子どもたちドラゴンTシャツを着て応援してくれる子どもたち

 

初めての“母娘旅”がドラゴンライド

偶然再会したお母さんとハグ!偶然再会したお母さんとハグ!

 そして迎えた2日目のドラゴンライド。なんとスタート会場で、奈良県の「ヒルクライム大台ケ原」で出会った女性、寺田さんに偶然再会したのです。世間って狭いですね~。今回のイベント参加の経緯を聞いたところ、初の母娘2人きりの旅行を、この四万十ドラゴンライドに決めたそうです。お財布も、宿の手配も、大阪から自転車を乗せての車の運転も、全て娘さんが担当しました。娘さん、若いのにエライな~っ!! そんな親孝行の自転車旅。お母さんはイベント参加を決めて以降、猛特訓したといいます。普段から登山で足腰を鍛えているそうですが、初日は残念ながら途中棄権。リベンジを懸けた2日目は、気合いたっぷりの様子でした。

地元のガイドとホスピタリティは十分。右から5人目は、ゲスト参加したVAXの松尾選手地元のガイドとホスピタリティは十分。右から5人目は、ゲスト参加したVAXの松尾選手

 前日とはうって変わって、最高の秋晴れのなかでイベントが始まりました。7~8人のグループに対し、地元ガイドが先導し、Jプロツアーチーム「VAX RACING with SAITAMA」の選手たちや、針谷千沙子選手らゲストライダーが後ろについてスタート。もちろん、大会プロデューサーを務める岡田眞善さんも一緒に走ります。非常にホスピタリティの高いサイクリングです。

頼もしい地元の語り部ライダー甲斐さん頼もしい地元の語り部ライダー甲斐さん
グループの最後尾を守るゲストライダーの針谷さんグループの最後尾を守るゲストライダーの針谷さん

 

かゆいところに手が届くおもてなしライド

穏やかな秋の四万十川穏やかな秋の四万十川

 私たちのグループを先導してくれた地元ガイドライダーの甲斐さんは、観光ガイドボランティア養成講座を受講されていて、コースを走行中に街の歴史や見どころを丁寧に解説してくれました。これは、ただ観光で訪れただけでは決して得られない貴重な体験です。

 その土地の歴史や文化を、一緒に自転車で走りながら解説してくれるサポートライダーは、これからの自転車文化の発展に伴い、ますます必要とされるようになるでしょう。そのうちに、「わが町の激坂をご案内します!」な~んて、超健脚向けの名物ガイドが先導するコースも出来たりして!?

ガイドライダーだからこそ聞ける、四万十川のリアルな歴史ガイドライダーだからこそ聞ける、四万十川のリアルな歴史

 初めての土地を自転車で走っていて、妙に気になるスポットを見つける時ってありますよね。そんな時、すぐさま疑問に答えてくれる“ご当地自転車相談室”。少人数グループだからこそできる、かゆいところに手が届くおもてなしライドです。景色だけでなく、人や歴史や文化に直接触れることができて初めて、その土地に受け入れてもらえる。私はそんな風に感じています。

 ちょこちょこ立ち寄り、写真を撮ったり、お喋りしたり、もぐもぐしたり。2日目のドラゴンライドはまったりと進み、寺田さん母娘も無事に完走! ゴール手前の激坂も、最後の気合でねじ伏せました。母は強しですね! きっとお2人にとって、忘れられない四万十旅になったことでしょう。

寺田母娘も仲良くゴール!プロデューサーの岡田さんも迎えてくれました寺田母娘も仲良くゴール!プロデューサーの岡田さんも迎えてくれました
ゴールで海を見ながらいただく伊勢海老汁は格別ゴールで海を見ながらいただく伊勢海老汁は格別

 

一歩踏み出せば、グッと近づく世界

 「こんにちは」から始まり、「それ、何を獲ってるんですか?」「あちらに見える石碑はなんですか?」などなど、自転車を漕ぐように、一歩踏み出して聞いてみれば、知らない世界がグッと近づきます。地元の人たちも、それを待っているのかもしれません。

2日目は全員無事完走を果たしました!2日目は全員無事完走を果たしました!

 明るくて元気な実行委員会のみなさんは、もう来年開催の話をして盛り上がっています。四万十川の流域で暮らす人々の生活から生まれた文化を、ぜひ、体で感じるために訪れてください。小回りの利く自転車と一緒に、まだ知らない小さな道の向こうまで。次に訪れたときも、語り部の地元ガイドライダーが迎えてくれるのかな!?

MOCOチャリガールMOCO
本名:笹本智子。レーサーとして竹芝サイクルレーシングチームに在籍。実業団から市民レースまで様々なレースに参戦している。チャリガールイベントを企画・開催し、自転車を取り巻くすべての人達の「楽しい」「嬉しい」「面白い」を作っている。1980年生まれ。静岡県出身。公式ブログ:http://moco-sasamoto.jugem.jp

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