Link FUKUSHIMA最終戦の特別イベント「栗村修杯」レース前日に講習会 ホビーサイクリストに栗村さんが直接指導

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 サイクルロードレースの人気解説者で宇都宮ブリッツェン監督の栗村修さんを迎え、福島市松川町で11月17日に開催された「栗村修杯 ツール・ド・Mtささもり」。レース前日の16日には、栗村さんによる講習会が開かれ、ビギナーサイクリストや小・中学生に向け、ロードレースを走る上でのポイントを、栗村さんが直接指導した。


まずは体育館で室内講義が行なわれたまずは体育館で室内講義が行なわれた

 メーン会場となったのは松川町の水原小学校。まずは体育館で室内講義が行なわれた。この日集まったのは30人余りのサイクリスト。そのうち約4分の1が小・中学生だ。

 まず栗村さんが取り上げたのは、「スポーツサイクルのリスクについて」というシリアスな話題だ。落車によるケガや、心臓系のトラブルの可能性など、場合によっては命を落とすリスクもあるという観点から、さまざまな事例を説明。これらの要因を避けて安全にスポーツサイクルを楽しむ方法論へとテーマをつなげた。

 続いて「落車につながるシチュエーションは意外と限られている」と、選手時代の失敗談も交えながら細かく解説。また「レースに出場している参加者たちはライバルである前に皆仲間」と、レース中に周囲を含めた安全を確保することの重要性と、意識喚起を呼びかけた。

落車などのリスクについて解説する栗村さん落車などのリスクについて解説する栗村さん
真剣に栗村さんの講義に耳を傾ける真剣に栗村さんの講義に耳を傾ける

 約1時間の室内講義の後は、交通量の少ない郊外に場所を移し、実技講習が行なわれた。まずは子供向け自転車教室「ウィーラースクール」で使われる、一本橋やスラローム、急制動、ボトル拾いなどを組み合わせた、基本実技の「全部入り」コースを設定。意外に難しいブレーキ急制動のポイントに立ち、一人ひとりに直接アドバイスを行なった。

基本編コースに挑戦する参加者たち基本編コースに挑戦する参加者たち
ブレーキ急制動は、後ろ加重がポイントブレーキ急制動は、後ろ加重がポイント
肩組み走行のままのUターンにチャレンジ肩組み走行のままのUターンにチャレンジ
アウタートップゼロ発進では、栗村さんがスターターを務めたアウタートップゼロ発進では、栗村さんがスターターを務めた

 続いてロードレース特有の密集した集団走行に慣れるための「肩組み走行」練習や、自転車と人が一体化した加速を身に付ける「アウタートップの重たいギアでゼロ発進」が行なわれた。

 実技講習の後半は応用編となり、上り坂でのダンシングへ。いくつか方法論のあるダンシングの中でも、ここでは比較的リラックスして上りをこなすためのダンシングテクニックを練習。栗村さん自らお手本を披露するとともに、「ハンドルを握らずに、リズミカルに左右にスライドする」とアドバイス。参加者も実技練習を繰り返し、軽やかなダンシングをどんどんマスターしていった。

ダンシング練習では、まずは栗村さんが軽やかなダンシングを披露ダンシング練習では、まずは栗村さんが軽やかなダンシングを披露
ハンドルを「握らない」のがコツハンドルを「握らない」のがコツ
集団での実技講習でみるみる上達集団での実技講習でみるみる上達

 ほかにも、コーナーリング時の加重ポイントや、2列での集団走行のポイントなどの解説が行なわれた。最後は参加者をいくつかのグループに分け、集団での先頭交替を練習しながら、元の水原小学校へと戻った。

 講習は全体で3時間あまりと盛りだくさん。参加者からは「内容が色々あって面白かった。ダンシングが特に参考になった」といった声が聞かれた。これまで本で学んでいたテクニックが、実際に目の前で指導されたことで、さらに理解が深められたという。

コーナーリングの「悪い例」として、ペダルに足を乗せず、サドル加重でコーナーリングコーナーリングの「悪い例」として、ペダルに足を乗せず、サドル加重でコーナーリング
正しいコーナーリングは「外足加重」がポイント正しいコーナーリングは「外足加重」がポイント
栗村さんが見守る中、実技練習栗村さんが見守る中、実技練習
栗村さんも日暮れ近くまで熱心に指導をした栗村さんも日暮れ近くまで熱心に指導をした

夜は交流会を開催

 夜は近くのビール園で夕食を兼ねた交流会が行なわれた。今年8キロもの体重減に成功しているという栗村さんは、「この日のためにダイエットしてきました」とあいさつ。各テーブルを回って食事をしながら、幅広い話題でトークを展開し、地元サイクリストたちとの交流を楽しんだ。

地元の高校生たちと「男子トーク」で盛り上がる地元の高校生たちと「男子トーク」で盛り上がる
ジャンケン大会も行なわれたジャンケン大会も行なわれた

(写真・文 米山一輝)


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