産経新聞・MSN産経ニュース連載【きょうの人】より「自転車で走り 被災地を五官で感じてほしい」 ヤフー社長・宮坂学さん(45)

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ヤフー社長の宮坂学さんヤフー社長の宮坂学さん

 「被災地に対して、ヤフーは何ができるか考えた。地域と参加者をつなぐ大会にしていきたい」

 東日本大震災からの復興を支援し、震災の記憶を未来に残していくことを目的に、宮城県内の被災地を自転車で走るレースイベント「ツール・ド・東北2013 in 宮城・三陸」を同社などの主催で11月3日に開く。「被災地を走って五官で感じてほしい」と期待を寄せた。

 平成9年に入社し、24年6月に社長となった。その年の5月に被災地の宮城県石巻市を初めて訪問。がれきが山積している光景に言葉を失った。それを機に同社は同年7月に同市にオフィスを設置し、復興支援に乗り出した。一方、被災地へ足を踏み入れるたびに日々の報道やボランティアの数が減少していることにも気づいた。「人が来なければ復興しない」。人を被災地へ集める企画の必要性を実感した。

 自転車レースを選んだのは広がる被災地を走り、現実を見てもらいたいという思いからだ。同社がイベントを主催するのはこれが初めて。「ノウハウもなく手探りだった」と振り返る。

 コースは石巻市、女川町、南三陸町の3市町で、60km、100km、160kmの3種類。レースの定員1500人に対して応募が殺到。予想を上回り、数十分で申し込みが終了する盛況ぶりだった。

 「収支にこだわることが長く続けるコツ」と話すように、参加費は最低でも6300円と安くはない。「1回で終わっては意味がない。10年続くような大会にしなければ」。息の長い支援に取り組む考えだ。(産経新聞東北総局 木下慧人)

ヤフー社長の宮坂学さんヤフー社長の宮坂学さん
「ツール・ド・東北」のコースを試走したヤフー社長の宮坂学さん


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