「さいたまクリテリウム by ツールドフランス」誘致の舞台裏<下>「子供に夢を与えることができた」 大会継続で新たなスポーツ文化育成に意欲

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 約20万人が集まった「さいたまクリテリウム by ツールドフランス」。その意義や今後の希望について、さいたまスポーツコミッション副参事の星野正さん(52)に聞いた。 (産経新聞さいたま総局・安岡一成)


さいたまクリテリウム byツールドフランス さいたま新都心を駆け抜ける選手たち(三尾郁恵撮影)さいたまクリテリウム byツールドフランス さいたま新都心を駆け抜ける選手たち(三尾郁恵撮影)

 ――仏の主催会社とのやり取りで難関だったのは

 「彼らの意思決定の早さには驚いた。あちらは他国の民間企業、こちらは日本の自治体だ。彼らは社長と側近の2、3人で決定するが、こっちはそうはいかない。『うちの社長とそちらの市長が決めたのに、なぜすぐ発表できないの』と思われたかもしれない。世界初のイベントでもあり、計画通りに行くわけもなく、次から次へと新たな提案が出てきて大変だった」

 ――大会の意義は

 「子供に夢を与えることができた。Jリーグが始まったとき3、4歳だった選手が今、活躍している。クリテリウムを見た子供たちが、将来は自転車選手になっているかもしれない。自転車のロードレースは日本ではまだ初期段階かもしれないが、埼玉ではJリーグだって初期に挑戦した。それを浦和市(当時)が支援したから今の浦和レッズがある」

名だたる世界のトップ選手が参戦した「さいたまクリテリウム by ツールドフランス」名だたる世界のトップ選手が参戦した「さいたまクリテリウム by ツールドフランス」

 ――清水市長は来年以降も継続したい意向だが

 「事故などを起こさないことで来年につなげたかったが、その点ではうまくいった。大会はずっと継続したい。さいたまがスポーツのまちとして、世界でブランディングが高まれば。東京や京都にはかなわなくても、大阪と同じくらいの知名度にしたいと思う」

スタート前に握手する清水勇人さいたま市長(右)と、今年のツール・ド・フランス覇者のクリストファー・フルーム選手スタート前に握手する清水勇人さいたま市長(右)と、今年のツール・ド・フランス覇者のクリストファー・フルーム選手

 ――大きな仕事にかかわった

 「こういう仕事をやらせてもらったのは、さいたまがスポーツのまちでスポーツ文化があるから。現在、Jリーグがこれだけ盛り上がっているのは、100年前にさいたまにサッカーを広めた人がいるからだ。その人がかかわった学校がレッズのエンブレムに入っている。文化とはこういうことだと思う。クリテリウムも市民にゆっくり育ててほしい」

産経新聞・埼玉版より)

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