2013 ジャパンカップ・サイクルロードレースツール・ド・フランスの“絶対王者”スカイが見た日本 アフターパーティーで監督が語ったチームの未来

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 ジャパンカップ・サイクルロードレースへ初参戦したUCIプロチーム「スカイ プロサイクリング」のメンバーらは21日夜、チームウェアのブランド「Rapha」(ラファ)が東京都内で主催したプライベートパーティーに出席し、ファンとの交流を楽しんだ。同大会のクリテリウムで2位のベルンハルト・アイゼルをはじめ、主力メンバーのリッチー・ポート、そしてクルト・アルヴェゼン監督らにレースの感想や2014年の方向性を聞いた。

ジャパンカップ2013参戦メンバー。左からダビド・ロペス、ベルンハルト・アイゼル、リッチー・ポート、ジョシュア・エドモンソン、ジョセフロイド・ドンブロウスキー、クルト・アルヴェゼン監督ジャパンカップ2013参戦メンバー。左からダビド・ロペス、ベルンハルト・アイゼル、リッチー・ポート、ジョシュア・エドモンソン、ジョセフロイド・ドンブロウスキー、クルト・アルヴェゼン監督

「ジャパンカップには“本当のファン”がたくさん」

 レースから一夜明け、午後は都内でファッションブランド「ポール・スミス」のストアを訪ねてショッピングを満喫したというスカイのメンバーたち。パーティー会場ではビールボトルを片手にリラックスした雰囲気だ。ヘアサロンを訪れて髪を整えてきたというアイゼルは、ひっきりなしに訪れるファンに囲まれながら笑顔で写真撮影やサインに応じていた。

ヘアスタイルもばっちりキマっていたアイゼルヘアスタイルもばっちりキマっていたアイゼル
写真を撮ろうと構えた記者も「いっしょに撮ろうよ」とアイゼル(左)とエドモンソン写真を撮ろうと構えた記者も「いっしょに撮ろうよ」とアイゼル(左)とエドモンソン
クリテリウム表彰式での上位3人。(左から)2位のアイゼル、優勝のヴォンホフ、3位のトレンティンクリテリウム表彰式での上位3人。(左から)2位のアイゼル、優勝のヴォンホフ、3位のトレンティン

 アイゼルにレースの感想を尋ねると、「インタレスティング(おもしろい)!」とひとこと。「なぜかって、“本当のファン”に囲まれていると実感できたんだ。通りすがりではなく、みんな観戦や応援をするためにわざわざ宇都宮へやってくるのだから、すごいよ」と興奮気味に話した。

 さらに、「到着して400m離れた店にコーヒーを飲みに行こうと街を歩いた時は驚いた。数m進むたびに写真を撮られたり話しかけられたり、まるでロックスターのような気分だったよ」と、日本のファンによる熱烈な歓迎に感激した様子だった。

「このビールおいしい!」というポート(右)とロペス「このビールおいしい!」というポート(右)とロペス

 スカイのエース格の1人であるポートは、今大会ロードレースでチーム最高位の5位となったダビド・ロペスとともに静かにビールを飲んでいた。ポートに話しかけると、1月からの長いシーズンに「すっかり疲れている」とコメント。「今シーズンのピークは(総合優勝を果たした)パリ~ニース、そしてツール・ド・フランスだった。地元のオーストラリアで過ごすオフの数週間が待ち遠しいよ。ああちなみに、オフでは自転車には乗らないからね(笑)」

 今大会のロードレースで途中リタイアしたことは「予定どおり」だったという。それでも、ジャパンカップ翌週の26日に開催される「さいたまクリテリウム by ツールドフランス」に参戦が決まっているポートは、「(レースに向けてこれから来日する)クリストファー・フルームもゲラント・トーマスも練習仲間。楽しむつもりだよ」と前向きだ。初めて来訪した日本の印象については、「チームは『ツアー・オブ・北京』から移動してきたんだけど、日本は観客の雰囲気がハッピーでいいね。このビールもおいしいよ!」と茶目っ気たっぷりに述べた。

スカイ プロサイクリングの選手らといっしょに、乾杯!スカイ プロサイクリングの選手らといっしょに、乾杯!
会場となったポール・スミス スペース=東京都渋谷区会場となったポール・スミス スペース=東京都渋谷区

グローバルなメンバーで挑む2014年

来シーズン加入のメンバーを書くアルヴェゼン監督来シーズン加入のメンバーを書くアルヴェゼン監督

 日本でのレース参戦は初めてのスカイ。アルヴェゼン監督は、10位以内に3選手が入賞したロードレースの結果に「よくやったと思う」と選手の労をねぎらった。なお、今回来日した5選手は来シーズンも契約継続が確定している。日本における自転車ロードレースの環境については、プロへと進む環境が整いつつあり、「今の若いライダーにはよりチャンスがある」と評価した。

 日本人ライダーがスカイへ加入できるチャンスは? そんな質問に対し、アルヴェセン監督は「来季加入するのはイギリス出身でない4選手。コロンビア出身で現チームメンバーのセルジオルイス・エナオのいとこや、エウスカルテル・エウスカディから移籍してくるスペイン出身のミケル・ニエベといったところだ」と、グローバルなメンバーであることを強調。飛躍を目指す同チームへの加入は「実力次第」とアピールした。そして「やるべきことをやり続け、1カ月や1年という目先のことだけでなく、長い目で見た目標を持つこと。機会を逃さず、いろいろな人たちとのコンタクトを欠かさないことだ」とプロを目指す選手へのアドバイスを付け加えた。

ジャパンカップ・サイクルロードレースで集団前方をひくスカイの選手たち(10月20日)ジャパンカップ・サイクルロードレースで集団前方をひくスカイの選手たち(10月20日)
クリテリウムではアイゼルのために集団をコントロール(10月19日)クリテリウムではアイゼルのために集団をコントロール(10月19日)

 2014年シーズンは、スカイが得意とするツール・ド・フランスなどのステージレースはもとより、「石畳のレースにも注力したい」とアルヴェゼン監督。前出のアイゼルも「夢はパリ~ルーベで勝つこと」と語っており、新しい取り組みにも期待が高まる。

 選手らにドーピングを固く禁じているスカイでは、チームドクター3人が、テストや記録など常に目を光らせているという。自転車競技をとりまくドーピング問題に関して、アルヴェセン監督は「以前より確実なシステムが整ってきている。次世代が台頭してくる将来は明るい」と言及した。

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