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Jプロツアー第1戦 伊吹山ドライブウェイヒルクライムJプロツアー開幕戦を制したのは“UKYOの秘密兵器” 新外国人トリビオが伊吹山を独走で圧勝

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 国内最高峰のロードレースシリーズ「Jプロツアー」の今季開幕戦「JBCF 伊吹山ヒルクライム」が4月14日、岐阜県関ヶ原町の伊吹山ドライブウェイで開催され、元F1ドライバーの片山右京監督が率いるチームUKYOの新外国人、ホセビセンテ・トリビオが独走で優勝した。2位には飯野智行(宇都宮ブリッツェン)、3位には土井雪広(チームUKYO)が入った。

2位に圧倒的な差を付けてゴールしたホセビセンテ・トリビオ(チームUKYO)2位に圧倒的な差を付けてゴールしたホセビセンテ・トリビオ(チームUKYO)

 トリビオはレース序盤で単騎抜け出すと、そのままゴールまで後続を寄せ付けず、2位に2分39秒もの大差をつけてゴールした。Jプロツアーに初登場した27歳のスペイン人は、レースの2日前にチーム加入が発表されたばかり。その“秘密兵器”が、いきなり力を見せつけた格好だ。実は昨年までスペインのプロコンチネンタルチーム「アンダルシア」に所属し、ブエルタ(スペイン1周レース)に3度出場、2011年のポルトガル1周レースでのステージ優勝経験もあるという、まさに世界レベルのプロレーサーだ。

 

【映像提供:シクロチャンネル】 
 

スタート地点の伊吹山ドライブウェイ料金所前に並ぶ選手たち。自動車専用道路のため、普段自転車は走ることができないコースだスタート地点の伊吹山ドライブウェイ料金所前に並ぶ選手たち。自動車専用道路のため、普段自転車は走ることができないコースだ
全日本チャンピオンの土井雪広。久々の国内フル参戦となる全日本チャンピオンの土井雪広。久々の国内フル参戦となる

 この日のレースは上りだけのヒルクライム。全長15kmで標高差1035mというコースは、国内のヒルクライムとしては比較的緩やかな設定となる。レースはスタート直後から通常のロードレースのようにハイスピードの攻防となった。アタック合戦の中、現日本チャンピオンの土井が単独抜け出したところから、レースが大きく動いた。

 土井を追走したのは飯野、トリビオ、伊藤雅和(AISAN Development Team U-26)の3人。土井に追い付いて4人になった瞬間にトリビオがカウンターアタックを仕掛けた。そこまで先頭を逃げていた土井はチームメートということもあって追わず、一方ライバルチームの飯野と伊藤も反応しきれず、トリビオが単独先頭となった。

 トリビオ自身は他チームの動きを探るためのアタックだったとレース後に語ったが、日本人選手に対しては十分に決定的な一撃になった。レース序盤のまだ3〜4km付近で、名だたる国内トップ選手たちは、2位争いに照準を切り替えざるを得なくなった。

2位争いは、ゴール前で飯野が土井をかわした。しかし悔しがる飯野2位争いは、ゴール前で飯野が土井をかわした。しかし悔しがる飯野

 トリビオがゴールを切って2分以上が過ぎて、ゴール前に現れたのは土井、飯野、狩野智也(チームUKYO)の3人。先頭を走る日本チャンピオンジャージの土井を、飯野がゴール前で僅かにかわした。チャンピオンチームとしての面目を辛うじて保った飯野は「“世界”ってすごい。(トリビオは)圧倒的すぎた」と悔しさをにじませた。一方3位の土井は涼しげに「遊びすぎた」とのコメント。今年この“土井節”を崩す選手が出てくるかどうかが、シーズンの一つの見所になるだろう。

3位でゴールした土井が優勝のトリビオと握手3位でゴールした土井が優勝のトリビオと握手
5位は堀孝明(宇都宮ブリッツェン)、6位はMTBから転向した山本和弘(キャノンデール・チャンピオンシステム)5位は堀孝明(宇都宮ブリッツェン)、6位はMTBから転向した山本和弘(キャノンデール・チャンピオンシステム)
左から2位の飯野、優勝のトリビオ、3位の土井。トリビオはシリーズ首位の証「ルビーレッドジャージ」に袖を通した左から2位の飯野、優勝のトリビオ、3位の土井。トリビオはシリーズ首位の証「ルビーレッドジャージ」に袖を通した
U23リーダーの「ピュアホワイトジャージ」は堀がまず手にしたU23リーダーの「ピュアホワイトジャージ」は堀がまず手にした

JBCF 伊吹山ドライブウェイヒルクライム 結果
1 ホセビセンテ・トリビオ(チームUKYO) 40分01秒
2 飯野智行(宇都宮ブリッツェン) +2分39秒
3 土井雪広(チームUKYO) +2分43秒
4 狩野智也(チームUKYO) +2分48秒
5 堀孝明(宇都宮ブリッツェン) +3分07秒
6 山本和弘(キャノンデール・チャンピオンシステム) +3分11秒

写真・文 米山一輝

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