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プロダクトレポート「ホルメンコール」 ドイツのナノテクが生み出す高機能ケミカル

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 ホルメンコールは1922年に創業したドイツの総合ケミカルメーカー。スキーワックスの分野では老舗として知られている。スキー競技において、ワックスは時に勝敗を決めるほど重要な要素であるため、高い技術力が要求される。そして自転車向け製品群にも、長年の研究や競技の現場から得られた技術やノウハウが、惜しげもなく投入されている。

ナノテクが水だけでなく油からもウェアをガードナノテクが水だけでなく油からもウェアをガード

水だけでなく油も弾く 「ハイテクプルーフ」

 今回注目したのは、ナノテクノロジーを応用した防水・防汚スプレー「ハイテクプルーフ」(300ml・1,575円)だ。

 「ライド中に雨に降られてしまい、お気に入りの白いウェアに黒い汚れが……」

 皆さんはこんな経験はないだろうか? そして、この黒い汚れというやつが、洗濯機に入れたくらいでは簡単に落ちないものだったりするのだ。

 こういった場合も、あらかじめウェアに「ハイテクプルーフ」を吹き付けておけば、汚れがウェアの繊維の中に染み込むことなく、洗濯機でスッキリと洗えるのだそう。

 なぜならば、あの憎っき黒い汚れの正体は、砂と路面の油だからである。ハイテクプルーフは油を弾く効果があり、繊維の奥に油汚れが染み込むのを防いでくれる。これなら、お気に入りのウェアを黒くしてしまうことなく、長く着ることができるだろう。

 また、筆者が驚いたのは「防汚効果」を発揮しながら「透湿性を損なわない」という事である。

 「ナノテクノロジー」とは、分子レベルで物質の構造や配置をコントロールする技術の事である。撥水剤を分子レベルで調整することによって「水蒸気は繊維を通るが、水滴は入ることができない」という状態を作れるのだという。

 ハイテクプルーフは「LOTUS・ハイブリッドテクノロジー」という、ハスの葉状の表面起毛が水滴や汚れを弾く構造を、繊維の表面にナノレベルで作り出してくれるのだ。自然界にある物の構造を参考にするあたりが、ドイツらしいモノ作りと言えよう。

ホルメンコールのバイク用製品群ホルメンコールのバイク用製品群

泥汚れに抜群の強さを見せるコート剤 「ダートプロテクター」

2012 Jシリーズチャンピオン斉藤亮選手も使用している2012 Jシリーズチャンピオン斉藤亮選手も使用している

 ハイテクプルーフがウェア用の撥水・防汚剤ならば、バイク用は「ダートプロテクター」(250ml・2,310円)という製品である。

 この製品の威力を筆者は目の当たりにしている。2012年Jシリーズ最終戦はマッドコンディションだったのだが、ホルメンコールのサポートを受けている斉藤亮選手(MIYATA/MERIDA BIKING TEAM)は、バイクへの泥の付着が際立って少なかったのだ。それは通常のワックス剤やポリッシュ剤を使用している他のライダーと比較にならない程だった。

 このコート剤は一度皮膜を形成すると、汚れをつきにくくし、仮についたとしても水で流すだけで汚れが落ちてしまうという。

 MTBだけでなく、シクロクロスにも当然使えるのだが、筆者には、最近流行しているマットフィニッシュのロードバイクのコーティングに最適と思われた。マットフィニッシュのバイクはカッコ良いのだが、グロス仕上げのものより汚れが目立つ。また、表面の凹凸が多いために汚れが落ちにくいのだ。

 チェーンなどの油汚れはもちろん、砂粒や、ボトルの汚れなどを、水で洗うだけで落とせてしまうのならば、これほど素晴らしい事はないと思えるのである。

 他にも、バイク用・ウェア用ともに魅力的な製品が沢山あり、今後の自転車ライフを豊かにしてくれそうだ。(レポート 鈴木良則)

問い合わせ先 インターマックス

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