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自転車乗りの集う店看板犬が出迎える自転車本の宝庫 「CAFE cane nero」

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「CAFE cane nero」(東京都中央区)のウィンドウからのぞくサイクルジャージ「CAFE cane nero」(東京都中央区)のウィンドウからのぞくサイクルジャージ

 アットホームなたたずまいの「CAFE cane nero(カーネネーロ)」は、イヌと自転車をテーマにしたカフェ。イタリア語で「黒い犬」を意味する店名のとおり、入り口で黒い犬の置物、店内では“看板犬”が客を出迎える。店の前に設置された自転車ラックや、店内に飾られたカラフルなジャージがサイクリストの心をくすぐる。

自転車グッズが盛りだくさん

 自転車や、サイクリストとの交流が大好きだと話すオーナー須崎薫さん(50)は、自転車雑誌や本、漫画、DVDの無類の収集家でもある。バックナンバーを含む雑誌や本は、店内の書棚から自由に手に取ることができ、DVDも客の依頼があれば2階のディスプレイに映しているという。

看板犬のねぶちゃん看板犬のねぶちゃん
雑誌を手に取るオーナーの須崎薫さん雑誌を手に取るオーナーの須崎薫さん

 2009年にカフェを開業したきっかけも、実は雑誌にあった。「ある時、誌面で大阪のカフェの紹介が目に留まりました。メッセンジャーが仕事終わりに集う雰囲気が、雑然としているのですが心地よさそうで」と須崎さん。カフェの経営やコーヒーについて学ぶスクールに通ったのも、自然な成り行きだったと話す。

 壁に飾られた選手のサイン入りサイクルジャージの数々。須崎さんが、オークションなどで手を尽くして収集してきたものだ。「中には本物かどうか怪しいものもありますが」と笑いながらも、カデル・エヴァンス(オーストラリア)が2008年のツール・ド・フランスで総合首位に立った際に着たリーダージャージ“マイヨジョーヌ”は「本物に間違いない」と確信しているという。

カデル・エヴァンスのマイヨジョーヌ(2008年)は「本物に間違いない」カデル・エヴァンスのマイヨジョーヌ(2008年)は「本物に間違いない」

平日はOL、休日はサイクリストでにぎわう

「CAFE cane nero」のカフェラテ「CAFE cane nero」のカフェラテ

 須崎さんは、もともとこの地で溶接の職人向けに機械のレンタル業を営んでいた。「職人が減って需要が落ちてきたところへ、家を建て直す話が持ち上がり、カフェへ改築可能な設計にした」という。

 ランチの定番メニューには「マグロとアボカド丼」「タコライス」を用意。昼休みになると、近くのオフィスからの女性客でにぎわうそうだ。

 「フルーティな味が特徴」というカフェラテを注文すると、自転車をかたどったカカオのデコレーションに目を奪われた。テーブルに置かれたコーヒークリームも、白地に赤の“山岳賞ジャージ”の水玉に見えてくる。

 愛車のデローザを前に「毎月第3土曜日にはお客さんたちとサイクリングも楽しんでいる」と須崎さん。また日曜日には、自転車好きやイヌ好きの来店が増えるといい、レーサーパンツ姿の客や、愛犬を連れてふらりと立ち寄る客を迎え入れている。

須崎さんの愛車はデローザ。ハート部分は自らピンクにペイントした須崎さんの愛車はデローザ。ハート部分は自らピンクにペイントした

 毎月20日は開店が遅いそうだ。理由を聞いて納得した。「自転車雑誌の発売日には、各誌を買いそろえるために本屋へ走ります。来店して、(雑誌がなくて)がっかりするお客さんの顔は見たくないですからね」

CAFE cane nero(カーネネーロ)
住所: 東京都中央区日本橋蛎殻町1-28-10
電話: 03-3667-8870
定休日: 月曜日、土曜日、祝日
営業時間: 火~金/11:30~15:00、日/11:30~17:00


文・写真 柄沢亜希

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