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一輪車大会などで会場に賑わいレース本番へ熱気高まる「ツール・ド・おきなわ」 増田、内間、西薗が意気込み

by 平澤尚威 / Naoi HIRASAWA
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 「ツール・ド・おきなわ」(以下、おきなわ)は11月11日、サイクリング5種目が行われたほか、翌日のUCI(国際自転車競技連合)レース「男子チャンピオンレース」に出場する選手らのセレモニーや、県内の小学生が参加する「一輪車競技大会」などが行われた。また、メイン会場の名護市21世紀の森体育館周辺にはさまざまな自転車関連ブースやグルメブースが並び、サイクリングの参加者や、翌日に開かれる各種レースの参加登録をする選手らで大いに賑わった。

多くの人で賑わう「ツール・ド・おきなわ」のメイン会場 Photo: Naoi HIRASAWA

内間は「帰ってきたぞー!」と感慨

「ツール・ド・おきなわ」の前年優勝者として選手宣誓を行った増田成幸 Photo: Naoi HIRASAWA

 翌日の男子チャンピオンレースに向け、国内外のチームが出席して開会式・レセプションパーティーが開かれた。開会式では、ディフェンディングチャンピオンの増田成幸(宇都宮ブリッツェン)が登壇し選手宣誓を行った。

 増田は今年4月からバセドウ病の治療のため長期離脱し、9月に復帰したがコンディションは回復途上だ。「調子は(10月の)ジャパンカップの時よりいいので、いい走りができると思う。体調は完全ではないので、気負わず走りたい」と語る。チームのメンバーについて「雨澤(毅明)は調子がいいし、誰でも優勝を狙える。終盤に3人以上残す展開にして、優勝を手繰り寄せたい」とチームでの連覇へ意気込んだ。

 沖縄出身選手として勝利を期待される内間康平(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)は、「帰ってきたぞー!という感じ」と地元レース出場を喜んだ。自身、そして周囲の人々にとっても待望の勝利に向け「『やらなきゃ』という思いで、チームで練習してきた。地元で応援してくれる人がいっぱいいるので、プレッシャーもあるけれどそれをパワーと良いメンタルに変えたい」と高いモチベーションを見せた。

地元沖縄出身の内間康平(左)を擁するNIPPO・ヴィーニファンティーニ Photo: Naoi HIRASAWA
引退レースを迎える西薗良太 Photo: Naoi HIRASAWA

 おきなわが引退レースとなる西薗良太(ブリヂストンアンカー サイクリングチーム)は、「来季のことを考えなくていいので、ひたすら一生懸命コンディションを上げてきた」と自身にとって初めてというくらいの状態でシーズン最終盤を迎えた。しかし「ラストだからといって、やることは変わらない」と冷静だ。「うちは誰を逃がしても、他のチームに『イヤだな』と思わせる選手がそろっている。個の力で強豪選手にかなわない部分があっても、組み合わせれば勝機はある」と展望を語った。

「おきなわを楽しみたい」と語った與那嶺恵理 Photo: Naoi HIRASAWA

 「女子国際ロードレース100km」に出場する全日本ロード2冠の與那嶺恵理(エフデジ・ヌーヴェル=アキテーヌ・フチュロス コープ)は、おきなわが現所属チームでのラストレース。ロードレースではオフシーズンに入っており、「全国から選手が集まってくるので、各地の女子選手と走れる。日本のレースに出る機会があまりないので、しっかり走りを見せて、おきなわを楽しみたい」とリラックスした表情で語った。

“ホビーレーサーの甲子園”へ参加者続々

 おきなわには、“ホビーレーサーの甲子園”と呼ばれる市民レース210kmをはじめ、各カテゴリーを合わせて約3622人がレースにエントリー。サイクリングと合わせると、参加者数は大会過去最多の4891人に上った。この日の参加者受付には長蛇の列が並び、翌日のレースに向け熱気の高まりを感じさせた。

レースの参加登録をする選手たち Photo: Naoi HIRASAWA
揚げたてのサーターアンダギーを提供 Photo: Naoi HIRASAWA
展示された「ファーナ アルティメイト」 Photo: Naoi HIRASAWA

 レースのサポートをしているバイクブランド「KhodaaBloom」(コーダーブルーム)は今回、会場内にブースも出展した。高剛性で反応に優れ、トータルバランスのいいディスクロード「FARNA PRO AERO DISC」(ファーナプロ エアロディスク)と、しなりと粘りが特徴で長距離走行で真価を発揮する軽量モデル「FARNA ULTIMATE」(ファーナ アルティメイト)を展示。最新モデルを目にした来場者からは「試乗してみたい」という声が多く聞かれ注目度の高さを伺わせた。

「ファーナプロ エアロディスク」など最新モデルの展示で注目を集めた「コーダ―ブルーム」ブース Photo: Naoi HIRASAWA

「絶対勝つ!」気持ちあふれた一輪車スプリント

集中して走る児童に、大きな声援が送られる Photo: Naoi HIRASAWA

 おきなわでは、小学生が一輪車で技能を競う「一輪車競技大会」が恒例の併催イベントとなっている。県内各地から280人の児童が集まり、80Mスプリントや400Mリレーといったスピード系の競技や、演技の部など日頃の練習の成果を発揮するさまざまな種目が催された。児童らは真剣な表情で駆け抜け、それを見守る児童は大きな声で仲間に声援を送った。

熱いチーム戦の400Mリレー Photo: Naoi HIRASAWA

 「80Mスプリント 高学年男子」の部で優勝した屋宜(やぎ)優斗くん(やまびこ響学童クラブ)は小学1年生から連続参加し、高学年に上がった今年、初優勝した。「あまり勝てると思っていなかったけれど、走っているときは『絶対勝つ!』という気持ちだった」と振り返り「すごくうれしいです」と初勝利を喜んだ。

「80Mスプリント 高学年男子」で優勝した屋宜優斗くん Photo: Naoi HIRASAWA
「80Mスプリント 高学年男子」で優勝した屋宜優斗くん(左から2人目)とチームメートたち Photo: Naoi HIRASAWA

 名護市文化スポーツ振興課の比嘉出(ひが・いずる)さんは、県内各地から小学生が参加するこの大会は「沖縄で唯一といえる一輪車の大きな大会。みんなが目標にしている」と話し「参加者も増えているので、これからも継続していきたい」と今後の継続・発展へ思いを語った。

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