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女子は與那嶺恵理が圧勝前田公平が巧みに泥を攻略し初優勝 弱虫ペダルスターライトクロス

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 「弱虫ペダルスターライトクロス」が11月3日、千葉・幕張の「サイクルモード・インターナショナル2017」と併催され、夜間に行われたトップカテゴリーのC1では、中盤からトップに立った前田公平(弱虫ペダルサイクリングチーム)が初優勝を飾った。2位には昨年の優勝者・小坂光(宇都宮ブリッツェン シクロクロスチーム)、3位には沢田時(ブリヂストンアンカー・サイクリングチーム)が入った。女子カテゴリーのCL1は與那嶺恵理(FDJ Nouvelle Aquitaine Futuroscop)が制した。

前田公平はゴール後、バイクを掲げて優勝を喜ぶ Photo: Kenta SAWANO

ビールに加え、コーヒー飲みながら観戦

サイクルモードを見終わった観客が続々と会場へ Photo: Kenta SAWANO

 18時に終了した「サイクルモード」からの観客が、続々と夕焼けに染まった東京湾に面した会場にやってきた。シクロクロス観戦には欠かせないビールのほか、チャンピオンシステムが今年オープンしたカフェ「CROSS COFFEE」や、関西の名店「タベルナ・エスキーナ」の出店もあり、観客は芝生に座ったまま、お気に入りのグルメを楽しみながら、メーンイベントのエリートカテゴリーを観戦。会場では自転車イベントでおなじみのMCアリーさんが、いつも以上にお祭りモードでレースを盛り上げた。

シクロクロス観戦といえばビール Photo: Kenta SAWANO
チャンピオンシステムの「クロスコーヒー」の出店も Photo: Kenta SAWANO

前夜の雨で泥の水たまり

 コースは1周2.78㎞で、たくさんのキャンバーが組み込まれたテクニカルなコースだ。しかも前日夜からの雨で、深い水たまりが数か所でき、キャンバー(斜面)は泥で滑りやすくなったり、朝からの各カテゴリーのレースでたくさんの溝ができていた。

暗闇の中、C1がスタート Photo: Kenta SAWANO
序盤、4番手を追う、左から中里仁、斎藤朋寛ら第3パック Photo: Kenta SAWANO 

 満月がコースを照らす中、午後7時30分にスタート。ホールショットを奪ったのは中里仁(Speedvagen Family Racing)だったが、すぐに小坂と前田の2人が抜け出す展開に。それを織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)、沢田の2人が追い、第3パックは中里と斎藤朋寛(RIDELIFE GIANT)らが続いた。

3位を争う織田聖(左)と沢田時のデッドヒート Photo: Kenta SAWANO 
バニーホップでシケインをクリアする織田聖 Photo: Kenta SAWANO

泥の攻略で明暗

 中盤に徐々に後続との差を空けていき優勝争いは小坂と前田の2人に絞られてきたが、コース序盤の連続する水たまりの越え方の差が、明暗を分けた。1周目から2つの水たまりを乗車したままクリアする小坂に対し、前田は水たまりから、高低差のあるキャンバーまでの約30mを一気に「かつぎ」で走ってクリアした。使用したタイヤがチャレンジのセミスリックタイヤ「シケイン」だったため、水や泥の滑りやすい部分は担いだが、「その分、芝生ゾーンではめちゃ速く走れました」と話した。

水たまりのゾーンを乗ったままクリアする小坂光(左)とかついで渡る前田公平 Photo: Kenta SAWANO

 5周目も、そのゾーンを前田が担いでいたところ、小坂は乗車のまま突入。しかし、水たまりの中の段差にひっかかり、前転。前田に大きく遅れをとった。前田はその後も淡々とペースを刻み、大きくミスをすることもなく、「安全マージン」をつけ、最後はウィリーをしてゴールイン。バイクを大きく掲げて喜んだ。

最終周も落ち着いて水たまりをかついでクリアする前田公平
最終周、泥しぶきをあげ、水たまりをクリアする小坂光

弱ペダ作者・渡辺先生も喜ぶ

ゴール後、渡辺航さん(左)から握手で祝福される前田公平 Photo: Kenta SAWANO

 「今季はワンミスで、レースを落とすことが多かったので、今日は(2位に)タイム差をつけてからは、とにかく慎重に走りました。弱虫ペダルの冠がついたスポンサーレースで勝てて良かったです」とゴール後に出迎えた「弱虫ペダル」作者の渡辺航さんと握手をかわした。
 
 今季は表彰台の一番上に立ち続けていた小坂は「たったひとつのミスですべてが台無しになってしまった。でも調子が良くレースに臨んでいたので、最後はタイム差を縮めてゴールできたのは良かった」と2位も前向きにとらえた。

男子エリートの表彰式でビールを飲んでおどける前田公平(中央)、2位の小坂光(左)、3位の沢田時 Photo: Kenta SAWANO

男子エリート
1.前田 公平(弱虫ペダルサイクリングチーム)
2.小坂 光(宇都宮ブリッツェンシクロクロスチーム)
3.沢田 時(Bridgestone Anchor Cycling Team)

女子は與那嶺恵里が完勝

 女子エリートは、與那嶺恵里が帰国後、東北シクロクロスさがえラウンドに続き2連勝した。2周目でトップに立つと、一度も先頭を譲らず圧勝。「ロードのトレーニングの一環としてマキノ、野辺山、全日本と勝っていきたいです」と話した。今期のロードレースは次週の「ツール・ド・沖縄」を残しているが「それが終わったら大きな発表がありますので、楽しみにしていてください」と表彰式で話し、観客を沸かせた。

女子エリートの表彰式で乾杯する(左から)2位今井美穂、1位の與那嶺恵里、3位の唐見実世子 Photo: Kenta SAWANO

女子エリート
1.與那嶺 恵里(FDJ Nouvelle Aquitaine Futuroscop)
2.今井 美穂(CO2bicycle)
3.唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)

 

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