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バイクインプレッション2017「KHODAABLOOM FARNA TIME TRIAL」 優れたバランスと剛性の日本ブランドTTフレーム

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 日本人に最適な設計のロードバイクを追い求める、ホダカの「KHODAABLOOM」(コーダーブルーム)から、タイムトライアルバイクが登場した。空気抵抗の削減を追求し、なおかつ日本人が1秒でも速く走るために制作されたというフレームは、攻めたデザインで、切り裂く速さを感じさせる。フレームには、専用ステムやDHバー、シートポストなどが付属。乗りやすさを引き出す優れたバランスが特徴の1台だ。

「KHODAABLOOM FARNA TIME TRIAL」(コーダーブルーム ファーナ タイムトライアル) Photo: Masami SATOU

KHODAABLOOM FARNA TIME TRIAL(コーダーブルーム ファーナ タイムトライアル)
価格:350,000円(フレームセット、税抜)
サイズ:450、490、520
カラー:ブラック
問い合わせ先:ホダカ  http://khodaa-bloom.com

スペック

フレーム:T700カーボン
フォーク:カーボン
変速機:スラム・デュラエース(F)&(R)
ギヤ:シマノ・デュラエース52×36T、11−28T(11s)
ホイール:マヴィック・コスミックエリート
重量:1,600g (フレーム、カタログ値)、8.50kg(試乗車実測値)

シートチューブは後輪に沿わせ、シートチューブは専用設計のエアロタイプを採用 Photo: Masami SATOU
優れた剛性でフレームとの相性も好評なハンドル部。肘を置いたポジションでも不安なく、びしっとラインは決まる Photo: Masami SATOU
フロントブレーキはハンドル周辺の乱流を減らすTRP製のVブレーキを採用 Photo: Masami SATOU

インプレッション BY 松尾修作・米山一輝

米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中。身長175cm Photo: Masami SATOU

松尾 コーダーブルームの意欲作、タイムトライアルバイク(TTバイク)を初試乗です。今まで乗ってきた中でも、最も扱いやすい車体の一つでした。

米山 タイムトライアル専用バイクは、自分の選手時代のイメージでは、スピードが出る一方でちょっと扱いづらいという印象だった。けれど、このバイクはなかなか乗りやすいと感じたよ。

松尾 日本人の体型に合わせたジオメトリーが特徴的なタイムトライアルバイクですが、僕個人としては身長175cmで、手足は平均より長めなのでそこまでジオメトリに苦労せずにきましたので、今回も大丈夫でした。それに、このフレームは調整幅が広いですね。トライアスロン用のアップライトなポジションは大丈夫だけど、ロードTTの空力を最大限意識したポジションが取れないといったことはなさそうです。

米山 うん。トライアスロンと、ロードTTでは乗り方が異なってくるからね。日本のブランドということで、日本人がポジションを出しやすいジオメトリー設計なのも、セッティングがシビアになってくるTTバイクだけにうれしいポイントだ。

松尾 印象としては、一部分が高かったり、低かったりすることがなく、ハンドル、フォーク、フレームが整った剛性感です。硬さは感じますが、突き上げは酷くない程度ですね。ハンドル部の剛性が優れているので、ダンシングしても腰砕けになりません。
フレームの横剛性もしっかりとしており、バランスが良かったです。

米山 そうだね。ハンドルバーが硬くてパワーが逃げないし安心感がある。握れるポイントが多いのもグッド。バイク自体は加速が若干鈍い感覚はあるものの、スピードが乗ってからの巡航は良好。挙動の面でも比較的ノーマルのロードバイクに近い感覚で扱えるのではないだろうか。

松尾修作 Cyclistの編集部員。元プロロードレーサーでヨーロッパをはじめ、アジアツアーやJプロツアーのレースを転戦した。脚質はオールラウンダーで、剛性が高いバイクよりはしなやかでも伸びのあるバイクを好む。身長175cm Photo: Masami SATOU

松尾 ええ。剛性と優れたバランスが特筆すべき高性能さです。TTバイクはステム、ハンドル一体化のエアロなものがチョイスされると思いますが、ハンドル部の剛性が不足したり、フレームの剛性に負けてしまい、車体全体のバランスが悪くなっているものもあります。しかし、ハンドルとフレームの剛性バランスが整っており、ハンドルを思い切り振って緩い上りをもがいても違和感がありません。フレームの横剛性も十分なので、ロードバイクから乗り換えてもスムーズに乗れるでしょう。価格はハンドル込みなので、トータルでコストパフォーマンスに優れたTTバイクといえますね。

米山 専用バイクでのタイムトライアルに挑戦してみたい人はもちろん、ロング系のトライアスロンにもいいと思う。

松尾 TTバイクは高くてもタイムに直結する機材なので、身体と脚力にフィットするバイクとして選んでみてはいかがでしょうか。

(編集 齋藤むつみ)

Photo: Masami SATOU

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