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産経新聞【チャレンジ!淡路島ライフ】より記者が挑戦!淡路島ロングライド150 キツさも楽しさも想像以上

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 淡路島1周約150kmを自転車で走る「淡路島ロングライド150」。淡路に赴任したからには一度は挑戦してみたいと考えていたが、9月18日に開催された大会に出場することができた。ひたすらペダルをこぎ続けた8時間余り、キツさも楽しさも想像以上だった。ゴールの瞬間は、淡路島を手中に収めたような爽快な気分が味わえた。 (産経新聞洲本支局 秋山紀浩)

練習では手応え

慶野松原の休憩所でヨーグルトを口にする記者。ヨーグルトの甘さとスタッフのねぎらいの言葉が心にしみる=2017年9月18日、南あわじ市松帆慶野(中野謙二撮影)

 練習を始めたのは大会の約2週間前。南あわじ市福良甲のレンタルサイクルショップ「島くるAwaji」に相談してみると、「たぶん行けると思いますよ」と店長の平真由己さんに背中を押された。

 5年前に大阪で勤務していたときはロードバイクに乗っていたが、ほぼ街乗り専用。肝心の自転車も1年足らずで盗まれてしまった。現在、中年の入り口ともいえる34歳。淡路島では自動車で移動しているので、筋肉はかなり衰えているはず。

 自転車を借りて練習してみると、それらが無用の心配だと分かった。「いかに力まずに軽い力でペダルをこげるかが大事。必要なのは筋肉じゃないんですよ」。平さんの説明を聞きながら練習してみると、思いのほか楽に走行できると知った。「登り坂でも軽いギアでリズム良く足を回せば、女性でも楽に進んでいきますよ」と平さん。2回の練習で計100km走り、手応えを感じた。

山道で好調から一転

 台風18号の接近で開催が危ぶまれたが当日は晴天に恵まれ、会場の国営明石海峡公園(淡路市夢舞台)には早朝から1862人のサイクリストたちが集まった。周りは速そうな人ばかり。「タイムを競うイベントではないから」と心を落ち着かせるが、完走できなければ格好が付かないし、やはり緊張する。

 スタート後、最初の10分こそリズムをつかむのに戸惑ったが、そこから後はほぼ想定通りのペース。問題は島南部の上り坂だ。最初の休憩地点となる洲本でおにぎりや水を補給し、いざ坂へ。同市由良の市街地を通過し最初の上り坂にさしかかると、早くも自転車から降りて歩いている人たちがいた。「これくらい余裕だろう」と張り切って進み、立川水仙郷のあたりまでスイスイと進んで問題なくクリアした。

 しかし、南あわじ市福良地区へとつながる島南西部の山道は一転、苦しい戦いを強いられた。太ももの筋肉が疲労し、なかなか踏み込めない。「大きな円を描くようにペダルを回して」。平さんの教えを思い出してこぎ続けるも、正午近くで気温も上昇し、汗がどっと出てくる。車で走っているときには感じない坂も多く、「淡路にはどれだけ坂があるんだ」と恨み節の一つも吐きたくなった。

海と空の景色は圧巻

慶野松原の休憩所を出発する記者。このころ、体力の大半を使い果たしていた=2017年9月18日、南あわじ市松帆慶野(中野謙二撮影)

 慶野松原(南あわじ市松帆慶野)の休憩所にたどり着いたときには、ほとんどの体力を使い果たしていた。蛇口を少しだけひねって水を出すように、省エネモードでペダルをこぐ。長い間サドルに座っていたので、お尻もズキズキと痛む。それでも、多賀の浜海水浴場(淡路市多賀)を過ぎ明石海峡大橋が見えてくると疲れも吹き飛んだ。

 結局、目標より1時間以上早く午後2時40分ごろにゴール。休憩を差し引けば7時間半程度だったので、自分としては十分なタイムだった。全体としては午後4時半の締め切りまでに1705人がゴールし、完走率は91.6%だった。

 辛いだけのコースにも思えるが、坂を登り切って目の前に真っ青な海と空が広がる光景は圧巻だった。スタッフやボランティア、住民の応援も心強かった。もう少し速くなって、ぜひもう一度チャレンジしたい。

産経新聞・淡路版より)

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