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女子ジュニアの下山美寿々は26位男子U23はフランスのコズネブロイが優勝 日本勢は岡本隼が46位 UCIロード世界選手権

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 ノルウェーのベルゲンで開催されているUCI(国際自転車競技連合)ロード世界選手権は9月22日、男子U23と女子ジュニアのロードレースが行われ、191kmで争われた男子U23はブノワ・コズネブロイ(フランス)が優勝。5選手が出場した日本は岡本隼(日本大学/愛三工業レーシング)がチーム最高の46位だった。また、76.4kmの女子ジュニアではエレナ・ピッローネ(イタリア)が個人タイムトライアルとの2冠を達成。下山美寿々(大阪教育大学附属天王寺高校)は26位でフィニッシュした。

男子U23ロードレースを制したブノワ・コズネフロイ Photo: Yuzuru SUNADA

最終周回のアタックから一騎打ち

 日本ナショナルチームは岡本、雨澤毅明、岡篤志、小野寺玲(ともに宇都宮ブリッツェン)、山本大喜(鹿屋体育大学)がエントリー。強豪国でも最大6人という出場枠のなか、人数をそろえての参戦となった。

ノルウェー・ベルゲンの周回コース Photo: Yuzuru SUNADA

 コースは19.1kmの周回コースが使用され、U23は10周、女子ジュニアは4周で争われた。周回コースの中盤に登場するサーモンヒルは登坂距離1.5km、平均勾配6.4%の上り。パンチャーやクライマーのアタックが決まる可能性もある難易度の上りだが、フィニッシュまでの約5kmは平坦基調なので、スプリンターがサーモンヒルを越えられれば有利になるレイアウトだ。

 1周目にアタックした選手を岡がすぐさまチェックし、そのまま逃げ集団を形成。さらに2周目に入ると山本が単独アタックし、岡のいる逃げ集団へのブリッジを図った。山本は1分以上あった差を1周かけて縮め、逃げ集団は6人に。日本は逃げに2人を送り込む積極的な戦略をとった。その後、追走の6人が3周目の終盤に合流し、12人の逃げが形成された。地元ノルウェーがペースをコントロールするメイン集団に対し、2分以上のリードをもってレースを展開した。

1周目から逃げに乗った岡篤志 Photo: Yuzuru SUNADA
2周目にブリッジをかけた山本大喜 Photo: Yuzuru SUNADA

 逃げ集団が徐々に人数を減らしていくなか、岡と山本は逃げに残り続けたが、7周目のサーモンヒルの上りでメイン集団に吸収された。これを機に逃げ集団が再編成され、メイン集団からも次々とアタックをかける選手が現れレースが活性化。しかし、9周目の上りでこの逃げも吸収された。

2位に入ったレナード・カンマ Photo: Yuzuru SUNADA

 最終周回に入ると、6人の逃げが生まれ、サーモンヒルの上りでレナード・カンマ(ドイツ)がアタックして単独先頭に立ち、メイン集団に対し20秒の差をつけた。そのまま独走したいカンマだったが、コズネフロイが鋭い飛び出しからブリッジをかけ、カンマを捉えた。2人は協調しながらも、コズネフロイが積極的に牽引。メイン集団からも視界に捉えられる距離ながら、リードを保ち続けゴールに迫った。

 先頭の2人はメイン集団との距離をはかりながらフィニッシュに近づいた。先頭にいたコズネフロイが先にスプリントを仕掛けると、そのまま先頭を譲らず大きく両手を上げフィニッシュ。巧みなレース運びで優勝を飾った。3秒差でゴールしたメイン集団ではミカエルカーベル・スヴェンガード(デンマーク)が先頭をとり表彰台に上った。

 日本勢では、岡本が1分50秒遅れでフィニッシュに到達した15人の集団でスプリントし、先頭をとって46位に入った。雨澤は岡本と同集団の59位でフィニッシュ。岡は111位で完走、山本、小野寺はDNFという結果に終わった。

優勝したブノワ・コズネブロイ Photo : Yuzuru SUNADA

■男子U23結果(191km)
1 ブノワ・コズネブロイ(フランス) 4時間48分23秒
2 レナード・カンマ(ドイツ) +0秒
3 ミカエルカーベル・スヴェンガード(デンマーク) +3秒
46 岡本隼(日本大学/愛三工業レーシング)+1分50秒
59 雨澤毅明(宇都宮ブリッツェン)
111 岡篤志(宇都宮ブリッツェン)+13分24秒
DNF 山本大喜(鹿屋体育大学)
DNF 小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)

残り30kmを独走

26位に入った下山美寿々 Photo : Yuzuru SUNADA

 4周で争われた女子ジュニアでは、ドイツが集団をコントロール。上りで集団が割れるなか、下山は1、2周目ともに先頭グループに食らいついた。3周目の上りで生まれたアタックをきっかけに、集団が分断。下山もここでメイン集団から脱落した。

 サーモンヒルの下りが終わると、個人TTを制したピッローネがアタックし独走体勢に入った。約30kmを残してのトライだったが、独走力を生かしてそのまま逃げ切り。ロードレース、個人TTの2冠を達成した。

約30kmの独走で優勝したエレーナ・ピッローネ Photo : Yuzuru SUNADA
女子ジュニア表彰式 Photo: Yuzuru SUNADA

■女子ジュニア結果(76.4km)
1 エレナ・ピッローネ(イタリア) 2時間6分17秒
2 エマ・ヨルゲンセン(デンマーク) +12秒
3 レティツィア・パテルノステル(イタリア)
26 下山美寿々(大阪教育大学附属天王寺高校) +4分12秒

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