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国内唯一の専門博物館も市内に大阪・堺の選挙戦で自転車が活躍 地場産業PR、有権者も好感

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 9月24日に投開票される堺市長選と府議補選(堺市堺区)などの3補選で、候補者らの移動手段として自転車が活躍している。堺市は多数の自転車部品メーカーや全国で唯一の自転車博物館があり、〝自転車のまち〟として知られる。候補者らにとって、小回りのきく移動手段として重宝するだけでなく、地場産業をアピールする狙いもある。

自転車に乗って移動する候補者ら。〝自転車のまち〟をアピールすることにも一役かっている=9月15日午後、堺市堺区(猿渡友希撮影)

 「みなさんの支援を受けて、この堺を元気いっぱい走り回ります」

 15日、堺市堺区で行われた府議補選の候補者の出発式。候補者は第一声を終えると、素早く自転車に飛び乗った。道行く人から声援を受けては笑顔で手を振りながら、ペダルをこいで演説会場へ到着。自転車を傍らに止めて演説し、有権者らと握手してまわると、また自転車で走り出した。

 陣営関係者が「短い選挙期間中により多くの人と会うには、自転車を使った選挙戦が有意義」とする一方で、候補者は「自己のPRだけでなく、自転車のまちである堺をPRするチャンス」と意気込む。

 鉄砲の伝来とともに鍛冶技術が発達した堺では、明治以降は自転車産業が広がった。現在、市内には大手自転車部品メーカー「シマノ」(同区)をはじめ、多数の自転車関連メーカーが集まり、国内唯一の自転車専門博物館「自転車博物館サイクルセンター」(同区)もある。

 全国各地で開催される国内最大級の自転車レース「ツアー・オブ・ジャパン」では同区の仁徳天皇陵古墳周辺が第1ステージの会場となっているほか、街中では多くのレンタサイクルが走り、自転車のまちにふさわしい光景が広がっている。

 今回の選挙戦でも、自転車を活用する陣営は多い。府議補選の別の候補者は「車とちがって狭い路地も通れるし、移動手段としてちょうどよい」として、大半の行程を自転車で移動。また、市長選のある候補者の陣営では、イメージカラーのシャツを着用したスタッフ複数人による「自転車部隊」が縦横無尽に走り回っている。同区の無職の男性(77)は「やっぱり自転車のまちだからなのか、自転車で移動する候補者をよく見かける。元気がいい感じがして、好感が持てますね」と話していた。

産経新聞・大阪社会面より)

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