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シマノセールスと地域のショップがサポート<6>4人が夏の終わりに東京一周40km 合同女子練習会で3か月の成果見せた

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 日本各地に住むロードバイク未経験の女性5人が、10月に滋賀県で開催される100kmを走破するイベント「高島ロングライド100」を目指す企画の第6弾は、夏休みの最後にメンバー4人が東京に大集合。都内の名所を回って楽しみながら約40㎞を走る合同練習会を行いました。初めて4人で一緒に走る練習をするとともに、これまでの練習で出てきた悩みを相談し合うなど有意義な夏の1日となりました。
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皇居周辺で日曜日のみ車道を封鎖して行われるパレスサイクリングを楽しむ4人 Photo: Kenta SAWANO 

丸の内を朝9時スタート

未来的で温かい内装の「Marunouchi Bike&Run」 Photo: Kenta SAWANO 

 朝8時、4人は東京駅前に集合。名古屋のあやにーさんと京都の山本ジュンコさんを、東京に住む堀田智子さん、日下紗代子さんの2人が出迎えます。(岡山の小学生ライダー・南美さんはお父さんの乗鞍ヒルクライムの応援でお休みです。)それから東京駅直結の「Marunouchi Bike&Run」(丸の内 バイク&ラン)に移動して、着替えと水分補給をし、準備を整えます。同施設は、駐輪場、ロッカー、シャワーを備えたランナーやサイクリストのためのサポート施設。ウッディーで未来的な雰囲気の施設で変身した4人は、行幸通りで記念撮影を終えると、東京一周へ向け9時にスタートしました。

出発前に「Marunouchi Bike&Run」のウォーターサーバーで水分補給 Photo: Kenta SAWANO
「Marunouchi Bike&Run」には自転車の整備スペースや工具、空気入れも完備 Photo: Kenta SAWANO
東京駅前で出発前の記念撮影 Photo: Kenta SAWANO

 8月最後の週末で、編集部は猛暑のトレーニングを期待(?)していましたが、当日朝の気温は25度あまり。先頭を走るジュンコさんは「風が気持ちいい~」と風を切って、皇居周辺を進みました。納車からまだ3週間でしたが、その間に京都から滋賀へ約40㎞をツーリングするなど練習を繰り返し、この日は終始先頭を引っ張りました。あやにーさんも、行きつけのショップ「ニコー製作所」の吉田幸司店長と、名古屋市内サイクリングや、東京への新幹線輪行など、たくさんの場数をこなしてきました。堀田さんは「ワイズロード池袋店」の三浦半島ツーリングで約70㎞を1日かけて走破。日下さんも「なるしまフレンド神宮店」の藤野智一店長と都内ツーリングを楽しむまでに成長しました。今回の合同練習会は、そんな4人の力試しと10月に向けてそれぞれの課題の確認になります。

朝の246⇒神宮外苑⇒靖国神社

「まるで、はとバスツアーみたい」。国会議事堂の前を一列で通過 Photo: Kenta SAWANO

 皇居の桜田門をくぐり、国会議事堂前を通過する観光のお手本のようなコースに、4人からは「はとバスツアーみたい!」と歓声があがりました。しかしそこからはアップダウンと、小刻みな信号によるストップが続き、4人は、いきなり都会の公道の洗礼を浴びます。それでも週末の朝の都内の交通量は少なく、日下さんは「いつも、なるしまフレンドさんから帰宅するよりずっと楽です」と国道246号線を、気持ちよく進みます。

カーボン製の軽量な携帯空気入れを新調した日下さん Photo: Kenta SAWANO
シマノ「クリッカー」のシューズでビンディングペダルの着脱にも慣れてきたジュンコさん Photo: Kenta SAWANO 

 4人は信号で止まるときにも、うまく縁石に左足を乗せてバランスを取り、これまでのロングライド練習の成果を見せました。3週間前にビンディングペダルをつけたばかりのジュンコさんもスムーズに着脱を繰り返し「まだまだですけど、やっぱり力が伝わりやすくて、上りも楽に感じます」とその効果を実感。日下さんは、カーボン製の軽い携帯式空気入れを新調。「チューブ交換は習ったばかりで、実際はパンクしてほしくないけれど、できるだけの準備はしないと」と前向きです。

丸の内OLの日下紗代子さん

インスタグラムsayokokusaka
フェイスブックSayoko Kusaka

迎賓館前で記念撮影 Photo: Kenta SAWANO

 明治神宮外苑の銀杏並木を過ぎると、長い下りからの上りなど、2度目のアップダウンに少し汗をかいた4人。「意外と都内は知っているようでアップダウンがありますね」と話す堀田さんのふくらはぎには、以前より筋肉がうっすらと浮き出ているよう。本人は気づいていないようでしたが、真夏の一人特訓や、「ワイズロード」のショップ練習に参加した成果が明らかに出ていました。

東京都・主婦ブロガー・堀田智子さん

インスタグラムtomokohorita
フェイスブック堀田智子(Chiwamama)
ブログちわわのまま

靖国神社に向かう裏道からはスカイツリーが Photo: Kenta SAWANO
東京にも自転車レーンが多くなってきました Photo: Kenta SAWANO
上り坂での堀田さんのふくらはぎの筋肉 Photo: Kenta SAWANO
堀田さんのバックポケットにはたくさんの補給食やドリンク Photo: Kenta SAWANO

 体力的なことだけでなく、堀田さんはロングライドの対策もばっちりでした。猛暑日に行った三浦半島一周ライド中、暑さで体力を消耗してしまったため、今回はサイクリングウェアの背中のポケットには凍ったドリンクやジェルの補給、首の後ろには日よけカバーを装着。日焼けで体力が消耗しないように気をつけました。ボトルのドリンクには、ワイズロード池袋店で勧められた秘密のドリンクが入れてある徹底ぶり。

都内を快走する日下さん(左)と堀田さん Photo: Kenta SAWANO
女子だけでSNS用写真を楽しく撮り合う Photo: Kenta SAWANO

パワースポット小網神社で祈った内容は?

東京のパワースポット「小網神社」に立ち寄る Photo: Kenta SAWANO

 神宮外苑から四谷へと、都心の裏道を通って靖国神社の前を通過した4人は、皇居を時計回りに周って人形町に向かいました。人形町は江戸の情緒を残す飲食店も多く、女子ライダーにとってはスイーツ休憩したいところですが、この時点でまだ10時過ぎなので、人気のパワースポット「小網神社」にだけ立ち寄りました。

 第二次世界大戦の際、この神社の御守を受けた兵士が全員生還されたり、東京大空襲の際は、社殿を含む境内建物が、奇跡的に戦災を免れていたことから、「強運厄除の神さま」とあがめられているとのこと。また「銭洗いの井」で金銭を清め、財布などに入れておくと財運を授かることから「東京銭洗い弁天」とも呼ばれています。

 京都から来たジュンコさんも、しっかり参拝。「100kmの完走祈願」?と思いきや、大ファンのJリーグチーム「ガンバ大阪」の必勝祈願をしたんだとか(笑)。日陰で水分補給し、後半のルートに挑みます。

東京のパワースポット「小網神社」に立ち寄る Photo: Kenta SAWANO
「小網神社」には銭新井弁天も Photo: Kenta SAWANO
ベイエリアには自転車道も設置してあるゾーンが多かった Photo: Kenta SAWANO

 日本橋から丸の内、と東京の中心に一旦戻ると、そこから隅田川にかかる中央大橋を渡ります。隅田川の奥にはスカイツリーが望め、4人は少し風に当たります。しかし本番の「高島ロングライド100」の制限時間は8時間。40kmに換算すると約3時間で走らないといけません。4人は記念写真を撮り続けるカメラマンを横目にさっさと再出発します。月島や晴海など東京のベイエリアは一気に交通量も少なくなり、それまで20kmあまりだった平均時速も30kmに近づいてきました。

 この付近は、東京五輪でテニスやBMX、トライアスロンなど一番多くの競技が行われる予定で、開発が進むもっとも“アツい”地域。歩道と自転車道も整備され、車道以外でも安心して走る環境が揃っていました。

中央大橋からは隅田川の向こうにスカイツリーが望めた Photo: Kenta SAWANO 
愛車だけを並べて撮影会 Photo: Kenta SAWANO
レインボーブリッジをバックに最後の記念撮影 Photo: Kenta SAWANO
銀座の和光交差点を越え、ゴールはもうすぐ Photo: Kenta SAWANO 

 お台場でUターンすると、話題の豊洲市場に近い「豊洲ぐるり公園」で最後の休憩。目の前にレインボーブリッジが見える最高の景色で、4人は自転車を並べ撮影会で盛り上がりました。美しい景色に後ろ髪を引かれながら豊洲を後にすると、最後はスタート地点の東京駅を目指し、晴海通りを北上。勝どき橋を渡り、歌舞伎座、銀座和光と、これまた外国人観光客がはとバスに乗って通るような道をトレース。そして、スタート地点に戻ると、そこには“自転車天国”が待っていました。

 皇居の周りを通る「内堀通り」の往復約3kmを封鎖した「パレスサイクリングコース」。日曜日だけ楽しめるサイクリストのためのご褒美のような道で、片道最大5車線もあり、車を気にすることなく、横に並んで走ることもできる貴重な経験ができます。4人は自転車レースの最高峰「ツール・ド・フランス」の最後でチームが並んでゴールするように、満足そうに笑顔で走ります。

車を封鎖した「パレスサイクリング」で4人並んで笑顔で走る Photo: Kenta SAWANO
「Marunouchi Bike&Run」では今回特別に一時的にバイクを預けることができた Photo: Kenta SAWANO

 「このコースをいつまでも走っていたい」とあやにーさんは思わずつぶやきました。日が傾きはじめ、秋を感じるさわやかな風を受けながら皇居から東京駅に向かって進むと、4人は約3時間30分で約40kmの行程を完走しました。「やったー」とそれぞれのSNS用の写真を撮ると、再びスタート地点に程近い「Marunouchi Bike&Run」でバイクを預けます。同施設は、通常月極めでの契約利用ですが、土日祝日は時間貸しでの駐輪と施設利用が可能になるとのこと。そこでシャワーを浴びて汗を流し、私服に着替えました。

乾杯からの悩み相談室

4人で完走後に乾杯 Photo: Kenta SAWANO

 新丸の内ビル内のビアスタンド「STAND T」のテラス席で4人は乾杯! 新幹線で西へ戻るジュンコさんは笑顔でビールを飲み干しました。「銀座や都心のバスが怖かったけれど、都内のたくさんの名所を見ながら完走できたので、ビールは格別です」と最高の笑顔で振り返りました。

 堀田さんは三浦半島一周ライドをメンバーに紹介。「スタート直後の長い上り坂でみんなに遅れを取ってしまい、ついていけない自分がとても悔しく、今回も皆さんから遅れたりしないように、体力も装備もしっかり揃えました」と振り返ると、あやにーさんは「ちわままさん(堀田さんのニックネーム)さすが。ガッツあるなー」と感心しきりの様子でした。

丸の内の「STAND T」でパスタやガパオライスをいただきました Photo: Kenta SAWANO
新幹線で京都に帰るだけのジュンコさんは最高の笑顔でビールを乾杯 Photo: Kenta SAWANO

 あやにーさんは「東京は名古屋より車が少なくて走りやすかったです。でも100kmはまだまだ不安です。これから糖質ダイエットをするので、少しは体重が減って楽になるといいなあ」と話しました。さらにinstagramでは「練習不足も感じたので、もっと長く楽しく走れるように、トレーニングを意識したいと思います!」と残り2か月に向けて前向きな目標を掲げました。堀田さんも「今度皆さんと会えるのは本番のレース。楽しみ反面ドキドキも!完走目指して練習頑張ります」と本番での健闘を誓い合いました。残り約2カ月、5人は100㎞ライドへ仕上げに入っていきます。

あやにーさん(名古屋市・ブロガー)

インスタグラムayanie.gram
フェイスブックAyaka Kato
ブログAyanie Journal

「Marunouchi Bike&Run」では、9月30日に、「サイクリングツアー(tokyo Cruise編)」と題し、水上バスを使いお台場・浅草を周るサイクリングイベントを開催。これからますます自転車に力を入れていくということで目が離せません。

「Marunouchi Bike&Run」施設概要

 所在地:東京都千代田区丸の内一丁目5番1号 新丸の内ビルディング地下1階
電話番号:03-6269-9806
営業時間:
平日 6:30-23:00(最終入館は22:00)
土、日、祝日 6:30-20:00(最終入館は19:00)
定休日: 年末年始
設備環境:シャワー男女5、男性ロッカー88、女性ロッカー66、契約ロッカー168、施設内駐輪スペース71台(契約のみ)
施設利用料:900円/回(初回のみ入会金500円)※シャワー・更衣ロッカー貸出含む
<バイク駐輪>
月極め料金: 上段(共有ラック)16,200円/月
下段(専用ラック)18,360円/月
★土日祝日のみ時間貸し駐輪可能
料金:1,600円(施設利用料、駐輪場代込)

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