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トレックワールド<1>「エモンダSLR」がフルモデルチェンジ 重量はペイント済みで640g

by 松尾修作 / Shusaku MATSUO
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 トレックの軽量ロードバイク「エモンダSLR」がフルモデルチェンジを果たし、8月8日から開幕された「トレックワールド」でお披露目された。設計をゼロベースで見直したフレームはさらなる軽量化と剛性アップを実現。アルベルト・コンタドール(スペイン、トレック・セガフレード)の走りを、ツール・ド・フランス2017という最高峰のレース現場で支えた。

さらなる軽さと剛性を手にした新「エモンダSLR」 Photo: Shusaku MATSUO

ペイント無しでは610g

ツール・ド・フランス2017ではトレック・セガフレードのエース、アルベルト・コンタドール(スペイン)の走りを支えた Photo: Shusaku MATSUO

 エモンダSLRは前モデルでもフレーム重量690gという軽量さを誇っていたが、新エモンダSLRはペイントされた状態で640g(56cm)とさらに重量を削減。ペイントを施さないと610gになるという。進化したのは軽さだけではなく、剛性も強化された。コンピューターで何千回というシミュレーションをし、カーンボンのレイアップ、素材の変化を測定。最適なジオメトリーと形状を導き出した。トレック・セガフレードに所属する選手の意見も取り入れられているという。

パワーを受け止める高剛性なBB Photo: Shusaku MATSUO

 ダイエットを果たしながらフレームのボリュームはアップ。特にフロント周りは強化され、トップチューブ、ダウンチューブともに太さが増した。フロントフォークもよりしっかりとした印象となり、あえて重量を増加。313gとなり、走りを追求した設計となった。ラインナップにはディスクブレーキタイプも登場した。フレーム重量は665gと軽量さを堅持し、より優れた制動力と安定性を手に入れた。

高次元オールラウンダーへ

 筆者が今まで抱いていたエモンダSLRの印象は「上りのスペシャリスト」だ。羽のように軽く、激坂でもフワフワと軽快に上る。一方でフロント周りのインフォメーションが多くはなく、タイヤの接地感がわかりづらいという特徴もあった。ピーキーな一面が、より上級者に向いた性格だったといえる。

ボリュームアップしたフロント周り Photo: Shusaku MATSUO
リヤステーは扁平で、振動吸収性と横剛性向上に貢献 Photo: Shusaku MATSUO

 しかし、新たなエモンダSLRはこれらを改善。トップチューブからフロントフォークの爪先までダイレクトな感覚がブラケットを通して伝わり、安心感が生まれた。前後バランスもより整い、挙動を掴みやすい。BBからリヤ三角の横剛性も上がったことで、パワーをかけた際の推進力も増した。特に横剛性が際立ち、パリッとした印象を受ける。

優れたスタビリティで、上りも下りも攻める走りに対応 Photo: Kenta SAWANO

 ロードレースは上りだけではない。レーシングバイクにはコーナーやハイスピードの下りを耐え抜く性能も求められる。エモンダSLRは軽量ながら、さらなる安定性と剛性を手にしたことで、真のオールラウンダーとしてライダーの実力を引き出してくれるだろう。

■「エモンダSLR」フレームセット
税抜価格:381,000円(プロジェクトワンnowは+56,000円)
サイズ:47、50、52、54、56、58、60、62cm

■「エモンダSLR ディスク」フレームセット
税抜価格:381,000円(プロジェクトワンnowは+56,000円)
サイズ:50、52、54、56、58、60、62cm

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