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サイクリストの「コミュニティスペース」にチャンピオンシステムが手掛けるカフェ「CROSS COFFEE」 東京・尾根幹近くにオープン

by 後藤恭子 / Kyoko GOTO
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 オーダーサイクルウェアブランドのチャンピオンシステム・ジャパンが手掛けるコーヒーショップ「CROSS COFFEE -chocolate & sandwiches-」(以下、クロスコーヒー)が8月7日、東京・稲城市の矢野口交差点にオープンした。南多摩尾根幹線(通称:尾根幹)や多摩川サイクリングロードにもほど近い、南関東のサイクリストにはおなじみの場所で、サイクリストのための「コミュニティスペース」をコンセプトにフレンチスタイルのドリンク・フードメニューを展開する。

矢野口交差点にオープンした「CROSS COFFEE」。自転車10台が駐輪できるバイクラックも完備 Photo: Kyoko GOTO

「楽しさ」の延長にあるウェアアイテム

「CROSS COFFEE」の2つのCを使ったロゴ。まるでハンドルバーのよう Photo: Kyoko GOTO

 サイクリング、トライアスロンなどを中心とするさまざまなチームやクラブがオリジナルウェアやチームキットをオーダーできる「カスタムアパレルカンパニー」として成長してきたチャンピオンシステム。そのブランドが新たにコーヒーショップをオープンした理由について、代表の棈木亮二さんは「現在のインターネットを介しての販売スタイルを展開する上で、実際に商品を手にとって見られる旗艦店が必要だと考えていた」と語る。

物販スペースの奥が飲食スペースとなっている Photo: Kyoko GOTO
チャンピオンシステムのロゴが入ったコーヒーカップ Photo: Kyoko GOTO

 そうした狙いもあり、店内に足を踏み入れると、まずオーダーウェアのサンプルや、シティサイクリストをターゲットとするチャンピオンシステムのニューブランド「LIGNE8」(ライン8)など豊富なアイテム類が目を引く。そしてその奥にゆったりとしたカフェスペースが広がる。

チームウェアを供給しているUCIワールドチーム「UAE チームエミレーツ」のチームバイク、コルナゴの「C60」がお出迎え。入り口付近がアパレルスペース、奥がカフェスペースになっている Photo: Kyoko GOTO
オーダージャージの試着用サンプル Photo: Kyoko GOTO
チャンピオンシステムのサイクルジャージ Photo: Kyoko GOTO

 出店場所の条件として重視したのは‟フィールド”であること。「チームウェアについて考えるのは会社上がりの帰り道ではなくチームが集まる場」という棈木さん。チームの楽しさという、他のブランドにはない付加価値を提案するためのロケーションが必要だと考えた。

 その結果、選んだ場所は川崎街道と鶴川街道が交差する矢野口交差点。郊外でありながら、東京・神奈川などのサイクリストには待ち合わせ場所としても知られる「矢野口ローソン」の道路を挟んで向かい側にオープンした。JR南武線の矢野口駅から徒歩3分と、輪行でもアクセスしやすい立地だ。

「ライン8」のサイクルジャージ(写真はメンズ) Photo: Kyoko GOTO
「ライン8」の女性ラインも豊富にそろえている Photo: Kyoko GOTO
「MET」のヘルメットと合せた「ライン8」のコーディネートの展示も Photo: Kyoko GOTO
「LAKE」のシューズも取り扱っている Photo: Kyoko GOTO

 飲食店を併設するのはチャンピオンシステムでも日本が初だそうだが、棈木さんがコーヒーショップの併設にこだわった背景には「ただウェアを見るための店舗ではなく、仲間どうしで集まれるコミュニティスペースを作りたかった」というビジョンがあるからだ。

チャンピオンシステム・ジャパン代表の棈木亮二さん。「『クロスコーヒー』をサイクリストが集まるコミュニティスペースにしたい」 Photo: Kyoko GOTO

 そのため旗艦店といいながらも、約80㎡の店内構成比はアパレル20%、残り80%を‟楽しむスペース”にした。「ライドのついでに立ち寄ってもらい、ライドの計画を立てたりサイクリストが集まる場所として利用してほしい」という棈木さん。今後はチームでの来店を歓迎する「チームデー」なるイベントを設けることも検討中だという。

イチオシは本場の味を再現した「チョコレート」

棈木さんのイチオシはドリンクの「チョコレート」(左)と「バゲットサンド」(右) Photo: Kyoko GOTO

 そんな「クロスコーヒー」の一押しのメニューは「チョコレート」のドリンク。棈木さんがフランスに滞在していた当時、美味しさに惚れ込んでいたホットチョコレートの味を再現するため、カカオ選びからこだわって作った。フランスでは通常「ホットチョコレート」のみだが、湿度が高い日本の夏に対応させるため「アイスチョコレート」も独自に考案した。

コーヒーは「堀口珈琲」の豆を使用 Photo: Kyoko GOTO
スタッフの山下史織さん。「美味しいコーヒーを用意してお待ちしています」 Photo: Kyoko GOTO

 バゲットサンドもパン探しから始め、外はカリカリで中身はもちっとした本場の味を再現した。チーズと生ハムの塩気とも相性が良く、棈木さんのこだわりを強く感じる一品に仕上がっている。チョコレートを味わいながら仲間と待ち合わせて、ライド後はバゲットサンドとコーヒーを味わいながら次のライド計画を─などど早くも利用するイメージが湧く。本格的なわりに値段はドリップコーヒー380円、ホットチョコレート420円、バゲットサンド400円~とリーズナブルでうれしい。 

カフェスペース。ウェアの試着室も完備(写真右) Photo: Kyoko GOTO

 座席は35席を用意。全体的にアンティーク調でまとめられており、椅子のデザイン一つをとっても一脚ずつこだわりが見える。落ち着いた雰囲気で居心地が良く、ついつい長居してしまいそうになる。カフェスペースの片隅には試着室も完備しており、気になったウェアをその場で試すこともできる。

いまはまだまっさらなイベントボード。スケジュールが埋まる日もそう遠くはない Photo: Kyoko GOTO

 「『ヤノクロ(#yanocro_coffee)』という愛称で親しんでもらえたら嬉しいですね」という棈木さん。先述した「チームデー」だけでなく、多摩川河川敷を利用した「シクロクロス」の体験会や尾根幹を走ってみたいというビギナー向けのイベント、さらには店舗限定のジャージの販売なども検討しているという。

 オープン早々、新たなアイデアは膨らむばかり。いまはまっさらなイベントボードがスケジュールで埋まる日もそう遠くはなさそうだ。

「CROSS COFFEE -chocolate & sandwiches-」

所在地:東京都稲城市矢野口227-1 グランツドルフ 1F
電話番号:042-401-6126
営業時間:平日(月~金) 11:00~19:00
土日祝日:7:00~18:00

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