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ツール・ド・フランス2017 第11ステージノッてるキッテル!今大会5勝目 伸びのあるスプリントで自身の記録を更新

by 平井久美子 / Kumiko HIRAI
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 7月12日、ツール・ド・フランス第11ステージが、エイメからポーまでの203.5kmで争われ、集団スプリント争いを制したマルセル・キッテル(ドイツ、クイックステップフロアーズ)が今大会5勝目を挙げた。一度のツールで4勝したことはあるが、5勝目は自身初。自身の記録を更新する快挙を成し遂げた。また、マイヨジョーヌは、クリストファー・フルーム(イギリス、チーム スカイ)がキープ。新城幸也(日本、バーレーン・メリダ)は、トップとタイム差なしの61位でゴールしている。

今大会5勝目を挙げたキッテル Photo : Yuzuru SUNADA

終盤まで維持された3人の逃げとメイン集団

 第11ステージは、前日と同じく平坦基調で、カテゴリー山岳は約140km地点に登場する4級山岳1つ。まさに、スプリンター向けのステージだ。今大会5度目の優勝をかけたキッテルの走りにも熱い視線が送られた。

スタート直後に逃げた3人 Photo : Yuzuru SUNADA

 スタート直後に飛び出したのは、マルコ・マルカート(イタリア、UAE・チームエミレーツ)、マチェイ・ボドナル(ポーランド、ボーラ・ハンスグローエ)、フレデリック・バカールト(ベルギー、ワンティ・グループゴベール)の3人。この逃げにメイン集団は反応せず、早々に逃げが決定した。一方メイン集団は、フルーム擁するチーム スカイをはじめ、各チームまとまって走る姿が多くみられた。

ゴールスプリント争いに向け、落ち着いてレースを展開するメイン集団 Photo : Yuzuru SUNADA

 レースはこのまま先頭とメイン集団で展開、タイム差が4分以上つく場面もあった。スプリントポイント付近の約146km地点、メイン集団からエフデジの選手が飛び出し、集団がバラける場面もあったが程なくして吸収。3人の逃げとメイン集団の構図が変わることはなかった。

ゴール手前でボドナルを吸収 勝負は予想通りのゴールスプリント争い

 レースが動いたのは、残り28km地点。逃げ集団からボドナルがアタック、単独先頭に躍り出る。この頃、メイン集団ではゴールスプリント争いに向けた動きが活性化。残り12km地点では、5勝目を狙うクイックステップ2人がリード。その後ろにロット・ソウダル、ディレクトエネルジー、カチューシャ・アルペシン、また、フルームの総合1位キープと同時に安全なレースを展開したいチーム スカイも集団前方にいた。

ゴール直前まで逃げ続けたボドナル Photo : Yuzuru SUNADA

 残り1kmを過ぎても逃げ続けるボドナル。逃げ切り優勝が頭をよぎる程、力強いペダリングだった。しかし、メイン集団ではスプリントに向けた位置取り争いが激化。キッテルやナセル・ブアニ(フランス、コフィディス)、アンドレ・グライペル(ドイツ、ロット・ソウダル)といったスプリンターが徐々に上がってくる。

 約200m地点、ここまで逃げ続けていたボドナルを集団が吸収。その直後に、各選手スプリントをスタートする。右からは、エドヴァルド・ボアッソンハーゲン(ノルウェー、ディメンションデータ)とマイケル・マシューズ(オーストラリア、チーム サンウェブ)、左後方からはキッテル、ディラン・フルーネウェーヘン(オランダ、ロットNL・ユンボ)が上がってくる。有力選手たちによるスプリント勝負、1番にゴールしたのはキッテルだった。約300m地点では、10番手前後と決していい位置ではなかったキッテル。しかし、今大会何度も見せてきた伸びのあるスプリントで、5勝目を手に入れた。

キッテルが伸びのあるスプリントで勝利 Photo : Yuzuru SUNADA

第11ステージ結果
1 マルセル・キッテル(ドイツ、クイックステップフロアーズ) 4時間34分27秒
2 ディラン・フルーネウェーヘン(オランダ、ロットNL・ユンボ) +0秒
3 エドヴァルド・ボアッソンハーゲン(ノルウェー、ディメンションデータ) +0秒
4 マイケル・マシューズ(オーストラリア、チーム サンウェブ) +0秒
5 ダニエル・マクレー(イギリス、フォルトゥネオ・ヴィタルコンセプト) +0秒
6 ダヴィデ・チモライ(イタリア、エフデジ) +0秒
7 アンドレ・グライペル(ドイツ、ロット・ソウダル) +0秒
8 ナセル・ブアニ(フランス、コフィディス) +0秒
9 ベン・スウィフト(イギリス、UAE・チームエミレーツ) +0秒
10 ダニーロ・ヴィス(スイス、BMCレーシングチーム) +0秒
61 新城幸也(日本、バーレーン・メリダ) +0秒

個人総合(マイヨジョーヌ)
1 クリストファー・フルーム(イギリス、チーム スカイ) 47時間1分55秒
2 ファビオ・アル(イタリア、アスタナ プロチーム) +18秒
3 ロマン・バルデ(フランス、アージェーデュゼール ラモンディアール) +51秒
4 リゴベルト・ウラン(コロンビア、キャノンデール・ドラパック) +55秒
5 ヤコブ・フルサング(デンマーク、アスタナ プロチーム) +1分37秒
6 ダニエル・マーティン(アイルランド、クイックステップフロアーズ) +1分44秒
7 サイモン・イェーツ(イギリス、オリカ・スコット) +2分2秒
8 ナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター チーム) +2分13秒
9 ミケル・ランダ(スペイン、チーム スカイ) +3分6秒
10 ジョージ・ベネット(ニュージーランド、ロットNL・ユンボ) +3分53秒
113 新城幸也(日本、バーレーン・メリダ) +1時間13分14秒

ポイント賞(マイヨヴェール)
1 マルセル・キッテル(ドイツ、クイックステップフロアーズ) 335 pts
2 マイケル・マシューズ(オーストラリア、チーム サンウェブ) 202 pts
3 アンドレ・グライペル(ドイツ、ロット・ソウダル) 171 pts

山岳賞(マイヨアポワ)
1 ワレン・バルギル(フランス、チーム サンウェブ) 60 pts
2 プリモシュ・ログリッチェ(スロベニア、ロットNL・ユンボ) 30 pts
3 アレクシー・ヴィエルモーズ(フランス、アージェーデュゼール ラモンディアール) 27 pts

新人賞(マイヨブラン)
1 サイモン・イェーツ(イギリス、オリカ・スコット) 47時間3分57秒
2 ルイス・マインティーズ(南アフリカ、UAE・チームエミレーツ) +2分58秒
3 ピエール・ラトゥール(フランス、アージェーデュゼール ラモンディアール) +3分28秒

チーム総合
1 チーム スカイ 141時間11分46秒
2 アージェーデュゼール ラモンディアール +7分12秒
3 アスタナ プロチーム +26分17秒

敢闘賞
マチェイ・ボドナル(ポーランド、ボーラ・ハンスグローエ)

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