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まさみんのゆるゆる自転車女子旅<37>「ポタガール」改め「ダムガール」?  涼しさ求めてダム巡りサイクリング

by 龍野雅美 / Masami TATSUNO
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 「○○女子」とか「○○ガール」など、世の中にはいろんな女子がいるなー、と思っていたら、私の身近にもいました。その名も「ダム女子」!今回は「ダム女子」を自称するポタガールの「ちずりん」こと金子千鶴さんのリクエストで巡った、「ダムカード」なるものをゲットする日帰りサイクリングの様子をレポートします。

自転車を押して宮ケ瀬ダムに到着。涼しくて気持ちいい~! Photo: Masami TATSUNO

ダムマニアに人気の「ダムカード」

ポタガールのダム女子ちずりん。両手に持っているのがダムカード Photo: Masami TATSUNO

 「ダムカード」とはダムで無料配布されている、いわばカード型式のパンフレットのこと。表面にダムの写真、裏面にダムの所在地、型式などの情報が記載されていて、ちずりんいわく“ダムマニア”の間で人気を集めているそうです。

 そのダムカードを目指すサイクリングはJR橋本駅からスタート。まずは神奈川県相模原市にある「城山ダム」のダムカードをゲットするため、津久井湖城山公園を目指します。

津久井湖城山公園内にある事務所の受付でダムカードがもらえました Photo: Masami TATSUNO

 城山ダムは橋本駅からも近く、15分ほどで到着。暑い時間を避けようと早い時間から走り始めたため、人の姿もほとんどなくやけに静かな公園内。おそるおそる事務所のドアをたたいてみると、ちゃんと受付の方がいらして、まずは最初のダムカードを手に入れることができました!

巨大クロワッサンが有名な「ゼブラカフェ」

「ZEBRA coffee & croissant」大きい看板が目印。見かけたらぜひ立ち寄って! Photo: Masami TATSUNO

 無事にダムカードを手に入れたところで、この辺りでサイクリストの聖地となっている「ZEBRA coffee & croissant」(ゼブラ コーヒー & クロワッサン)さんで休憩。城山公園のすぐ近くにあって、ヤビツ峠を上り終えた人の休憩スポットとしても有名です。

 広い駐車場の一角にはサイクルラックが設置されています。店内にも自転車を置くことができるので、店内にはたくさんのサイクリストがアイスコーヒーを飲みながらくつろいでいました。

一個でも十分満たされるクロワッサン&パイ。香ばしい香りが食欲をそそります Photo: Masami TATSUNO

 お店の中はコーヒーとクロワッサンの美味しい香りが漂います。ゼブラカフェさんはサイクリストが集う場所としてだけではなく、クロワッサンのサイズが大きいことでも有名です。頭の中に普通のクロワッサンをイメージしたら、単純に2倍のサイズにしてください。パイもたくさん種類があるんだけど、こちらもサイズを2倍にして、中身の具材もぎっしり入っているのを想像してみてください。ここに立ち寄るときは、朝ごはんは軽めにしておくことをおすすめします(笑)。

宮ケ瀬ダムの放流めざしてヒルクライム

今回ガイドしてくれた自転車珈琲活動家の田山順一さん。以前にもステキなポタリングルートを紹介してくれました Photo: Masami TATSUNO

 ダムを楽しむ方法には、「ダムカード集め」の他に「放流の見学」というのもあるそうです。それが見られるのが「宮ケ瀬ダム」。ダム女子には常識らしいのですが、宮ケ瀬ダムは放流を下から見ることができるというレアさが、ダム好きにはたまらないそうです。

 カフェでくつろぎつつも、ホームページで放流の時間をチェック。今回ガイドしてくれた田山さんからは「ここから山が続くけど、間に合うようにがんばろう!」とちょっと不安げな表情。うむ、がんばります。

ダムに行くにはヒルクライムがマスト、ですよね… Photo: Masami TATSUNO

 ということで、楽しいのはここまで。ダムと言えば山奥というイメージありませんか?しかもだいたい標高高めのことろにある感じ。そう、延々と坂が続きます。そりゃ、自然の中に水を貯めておくところなんだから当然ですよね…。暑さとじめじめの気候を理由に、自転車に乗るのをサボっていたツケを身をもって痛感。

 放流時間をチェックしながら、なんとか放流の5分前にダムのあるあいかわ公園に到着。しかしここからが長かった!敷地が広くて、なかなかダムにたどり着けない!しかも、ここまでの坂ですでに力を振り絞ってしまったから、3人ともフラフラしていてなんだか頼りない足取り(笑)。

広い公園内を走って「ダムにたどり着いた!」って、よく後ろ見て!放流始まってる!! Photo: Masami TATSUNO
うっかり間近で放流を見るチャンスを逃した私たち。仕方ないから自分たちで放流(笑) Photo: Masami TATSUNO

 やっとダムの姿を視界にとらえ、「見えた!」と思っていたら、なんとすでに放流始まっている…。しかも水の勢いからして後半に差し掛かった模様…。ダムの目の前にたどり着いたときには、足元に広がる濡れた地面を見下ろし、静かにたたずむのでした。

宮ケ瀬ダムに来たら食べたい「放流カレー」

 宮ケ瀬ダムは、ダムの上部まで自転車をもって行って歩くことができるのも魅力の一つ。通路がとても広いので、のんびり自転車を押して歩くことができます。

「水とエネルギー館」で2枚目のダムカードをゲット!ダム女子にはたまらないダムカードですが、意外とあっさり受付に置いてあったりします Photo: Masami TATSUNO

 手すりから「すごーい!」「たかーい!」とはしゃぐさおりん。「宮ケ瀬ダムは○○型でね…」とよくわからないウンチクを楽しそうに話すちずりん。高いところが苦手で手すりに近寄れず、若干挙動不審の私。それを見守る田山さん。広大なダムを目の前にして、それぞれ楽しんだようです。もちろんここでもダムカードをゲット!ダムカードは「水とエネルギー館」の入口でもらえました。

 ちなみに宮ケ瀬ダムには「放流カレー」という大人気メニューがあります。以前観たテレビ番組でやっていた「ダムカレー」特集のなかでも特に絶賛されていました。

宮ケ瀬ダムの放流カレー。ダムを模したごはんに刺さっているウインナーを引き抜くと、なんとカレーが放流! Photo: Masami TATSUNO 

 写真を見るとわかりやすいと思いますが、お皿の真ん中にはダムのようにごはんが高めに盛られています。その仕切られた片側にはカレーがよそわれていて、ごはんの下には、ウインナーが垂直に置かれています。これを引き抜くとカレーが、ごはんの下にできた穴を通ってお皿全体に放流されるという仕組みです。こ、これはやってみたい…!しかし放流が終わった後のレストランは大行列のため、泣く泣く断念。次は絶対、放流したい…。

初体験はサイクリングを新鮮に

 宮ケ瀬ダムを後にして、ゴールの秦野駅を目指します。そのコース、なんとヤビツ峠を裏から上る通称「裏ヤビツ」を上ります。これはただのダム女子にはできないコース。ポタガールにしてダムガールの私たちだからこそできるのです!すごいなー、ポタガール。むしろ、よくやるな、ポタガール(笑)。

館内でダムカード巡りのポスターを発見。今まで知らなかったけど、意外とニーズがあるんですね。勉強になりました Photo: Masami TATSUNO

 そもそも私とさおりんは、ダムガールじゃないし。ダムの放流がいいんだよと言われたのに結局坂に負けて見れなかったし…などとブツブツ言ってたけれど、「ZEBRA coffee & croissant」さんにも行けたし、知らなかったダムの楽しみ方も知ることができたし、走る以外に初体験の要素を交えたサイクリングはなんだかわくわくして新鮮でした。

 これから暑い日が続きますが、ぜひダムの放流で涼しさを感じて、私が食べ損ねた放流カレーも堪能してみてください!

龍野雅美龍野雅美(たつの・まさみ)

「まだ知らない日本の魅力を発掘したい」、「自転車のあるライフスタイルの楽しみ方を届けたい」という思いからライターとしても活動を始める。埼玉県と自転車の魅力を発信するポタガールとしても活動中。「ポタ日和」で情報発信をしているほか、ウェブサイト「Masami’s Library」でも執筆中。

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